ギャラクシィ日記

SF好きな主婦の・・・ガーデニングな日々。手作りも大好き。

久しぶりにリキッドソープ

2006-03-05 | 石けん

 昨年作ったシャンプー用のリキッドベースが無くなったので、
久しぶりにリキッドソープを作った。

 固形石けんは苛性ソーダ(水酸化ナトリウムNaOH)で作るけど、
リキッドソープは苛性カリ(水酸化カリウムKOH)。
この苛性カリが手軽には入手できない。
薬局に取り寄せをお願いして約1ヶ月かかった。(その薬局が遅かっただけかしら?)
今回はシャンプー専用としてレシピを考えてみた。

 レシピ  椿油     100g  (やはりシャンプーと言えば椿油)
       ひまし油    50g  (洗い上がりがツヤツヤ)
       ひまわり油  240g  (軽い洗い上がりらしい)
       ホホバ油   10g  (リキッドに入れると濁るけど気にしない) 
       ココナツ油  100g  (泡立ちのため)
       精製水    376g  (リキッド制作時の水分量がイマイチ?)
       苛性カリ   124g  (純度85%
                     油脂が残ると困るので鹸化率105%)
      オプション  ローズマリーのエタノール抽出液 20g
              カモミールのエタノール抽出液   10g

 ちょっと今日は丁寧に作り方を説明してみよう。(興味ない人はパスしてね)
リキッドの作り方には、アルコールを入れる方法と入れない方法があるけど、
今回は入れない方法で作った。

  
1,鍋にオイル類全てとローズマリー・カモミールのアルコール抽出液を入れ、
  湯煎にかける。
  アルコールを飛ばすために(エタノールの沸点78℃)
  80℃くらいまで加熱。(サイダーのようにアルコールがシュワシュワーと蒸発)
2,1で、アルコールを飛ばしている間に、
  精製水に少しずつ苛性カリを溶かし水溶液を作る。(溶かすと発熱する)
  今回は、油脂類の温度を80度まで上げているので、
  苛性カリの水溶液の温度は下げないでそのまま使用。

3,湯煎しながらゆっくり2の水溶液をまぜまぜ。
  何だか前回と様子が違って、油にモロモロとした物が・・・
  参考にさせていただいたHPの写真とも違う。
  始めに抽出液を入れちゃったせいかな。
  ま、、、なるようにしかならないので気にせずまぜまぜ・・・
  ・・・・・していると急に泡立て器がめり込んで動かなくなる。
  ↓これのおかげで家の泡立て器は歪んでぼろぼろ。

4,3時間湯煎して出来上がり。
  家の調理器具はIHなので、深夜電力を利用して3時間の湯煎。
  最後の1時間はさすがに眠かったので、
  お湯を一杯にして火力弱でタイマーにして寝ちゃった。
5,4で出来上がったのはリキッドソープのベース(素)。
  これを2~3倍の水で希釈してリキッドソープになる。
  この薄めるときに、エッセンシャルオイル、グリセリンなどを入れられる。
  ベースがまた中々溶けないのよ。
  どうせ混ぜても溶けるようなもんじゃないので、水に入れて放置。
  ほっとけばいつの間にか溶けている。

 出来上がったばかりのリキッドベースは溶かすと濁る。
(まだ反応が終わってなかったのかな?)
次の日に溶かした物は濁らなかった。(一番上の画像)
ホホバ油を入れたので、完璧透明とは行かないが、
中々良い感じで、ローズマリーとカモミールの香りが、
「癒される~」って感じでよいわ。
 シャンプーしてみた感じも verry good でした。

 ラベルを貼って、石けんシャンプーを使っているお友達にプレゼント。
市販の石けんシャンプーは、
髪の毛がバサバサになる物が多いけど、
これは、
「しっとりというかすべすべになるし、
かといって重い訳じゃないし、すごく良いよ~♪」と言う感想をいただいた。

 今回参考にさせていただいたのは、
    趣味と実益の石けん作り
    Tao's Handmade Soap
    neroliの散歩道


エコに出会う。。。

2006-02-15 | 石けん

 私はキッチンで使うのは石けん。
市販のキッチンソープ、純石けん等使ってみたけど、
自分で作った石けんが一番汚れ落ちが良いし手も荒れない気がする。

 オリーブ油とかで作るともったいないので、
キッチン用の石けんは廃油で作るんだけど、
結構使っている廃油なので、石けんになってもチョイと廃油臭い。
ミカンの皮を入れたり、コーヒーを入れたり、塩析をしたり、
色々やってみるんだけど、これだという物が。。。

 それでネット検索してみた。
「廃油 石けん」・・・・・環境問題から廃油で石けんを作るサイトに行き当たる。

 手作りで石けんを作っている人達には、
私の様な「肌にあった石けんを求めて」石けんを作っている人達の他に、
環境問題から廃油をどうにかしようってんで石けんを作っている人達が居る。
 日本では環境問題からの石けん作りの方が
ずっと前から取り組まれていた事みたい。
なので、人に「石けん作っているんだ。」と言うと、
大抵「廃油で?」と言われる。

 この環境問題廃油石けんの作り方、
かなり、おおらか、と言うより大雑把な所が多い。
 まず、大抵のサイトは、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)の量がもの凄く多い。
見つけた物を表にしてみた。
(廃油の比重を0.9、キャノーラ油として計算)

         HPに載っていた   鹸化価から計算した
   廃油    苛性ソーダ       苛性ソーダ 
   250ml                 50g                          28g
        500ml                 75g                          56g
      3300ml               500g                        372g
   370ml                 50g                          41g
   600ml                 80g                          70g
        300ml                 45g                          37g

 廃油で作るときはほんの少しだけ苛性ソーダを増やして作るけど、
これでは、、、石けんの中に苛性ソーダがたくさん残ってしまい、
危ない石けんになると思うな。。。
 上の中にはN市のHPのリサイクルのページのもあるし、
小学校での活動の記録もある。
 
 苛性ソーダの量がかなり多いのに、
「分量はきちんと量りましょう。」なんて注意書きがあるところもあって。。。

 その上、苛性ソーダに水を加えるように説明しているところがほとんど。
苛性ソーダに水を加えると、激しく反応して温度が急激に上昇し、
刺激性のある蒸気も出やすくて、かなり危険。
 苛性ソーダを溶かすときは、
水に少しずつ苛性ソーダを入れて溶かさなければならないのにな。

 環境教育で子供達が石けん作りをしているところも多い。
ぜひ、安全に石けんを作って欲しいものだ。
 
 どうも、どこかの廃油石けんの作り方をただコピーしたようなHPもあるみたい。
ちゃんと調べて欲しいな。
 あ、、、でも、適正な苛性ソーダの量で、
ちゃんと水に溶かして石けん作っているHPもありますよ。

 インターネットで検索した結果が正しいとは限らないんだな。
と言っても、私が正しい事を言っているとも限らないか。
廃油はかなり過剰アルカリでもOKなのかもしれないし。。。。

 HPにしろ、ブログにしろ、誰でも手軽に記事に出来て、
誰でもが見られる。
何が正しくて何が間違って居るんだろう。
難しいな。


集合

2006-02-13 | 石けん

 家にあるオイルを並べてみた。

前列左から、アルガンオイル、ホホバ油、ローズヒップ油、ピーナツ油、
ひまし油(キャスターオイル)、アーモンド油、グレープシード油、
後列、オリーブ油、ココナツ油、パーム油、ひまわり油、椿油。
いやいや、いつの間にかこんなに。。。
 ほとんどは食用。石けんも作るけど、食べちゃう。

 
 ココナツ油やパーム油は、夏以外は固まっているので、
湯煎をして溶かしたら、タッパーに入れて保存。
使うときはスプーンですくって使う。


芋ようかん!?

2005-12-31 | 石けん


 ・・・いえいえ石けんです。
ほんと石けんって食べ物に見えちゃいます。

 前に作った豆乳よもぎ石けんのリベンジで、
またまた豆乳石けんを作った。・・・と言うのは11月27日のことで、
熟成期間を終わりついに解禁!!
昨日早速お風呂で使ってみたけど
これがなかなか良い出来。
泡立ちもよく洗い上がりもしっとり。大成功でした。

  レシピ
緑豆乳石けん(3種分)   ディスカウント 10% 水分35%
 オリーブ油   900g
 ココナッツ油     300g
 パーム油     200g
 苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)186g
 緑豆乳     490cc 
 オプション  左側 炭微粉末、ヒノキEO
         中央 納豆エキス、グレープフルーツEO、サイプレスEO
         右側 納豆エキス、メープルシロップ

 ついでに作る様子紹介しちゃいます。
 
 近くのスーパーで売っていた緑豆乳、
石けんになったら茶色くなりそうだけど、
新しい物、珍しい物大好きな私は買わずには居られない。
混ぜまぜしてたら・・・やっぱり茶色っぽく・・
 
で、石けん種を三つにわけてそれぞれにオプションを入れ
牛乳パックに入れて畜熱式暖房機の上で一晩保温。
この畜暖の上って中々よろしい。
きれいにジェル化してくれる。↓

 まだこのときは緑色だったな。
で、ようかん程度の固さになったら箱から出して、(最初の写真)

 食べやすいサイズじゃなかった、使いやすいサイズに切って
最低1ヶ月熟成。
このときは真ん中は緑色だけど、
今はもう全部茶色。
 この1ヶ月でゆっくりゆっくり石けんになっていく。
本当は3ヶ月ぐらい熟成させた方が
泡立ちも良いし使い心地もマイルドらしい。
 でも、作った物は早く使ってみたいのさ。

 ・・・作る様子と言ってもまぜまぜの画像一枚だった。。。


 年末、風邪をひいてスキーに行けずに一人でお留守番。。。
具合悪いけど、ご飯作らなくても良いし、
一人気ままにのんびり。
・・・・・ビデオも飽きたし、石けん作っちゃえ!
と昨日、2回仕込んでしまった。
その片方が今までになくトレースが出なくて出なくて・・・・
休み休みまぜまぜすること2時間。
片付けてお風呂入って寝たのが1時。。。

 具合悪いのに何やってんだ私。。。

 こんな私ですが、来年もよろしくお願いしま~す。


草もち!?

2005-11-16 | 石けん
 おいしそうな草もちに見えるけど、、、石けん。
初めて豆乳を使って、失敗したけど結果大成功の石けん。
画像より実物はもっときれいな草もち。


 レシピ
豆乳よもぎ石けん   ディスカウント 10% 水分35%
 オリーブ油   350g
 ココナッツ油  120g
 パーム油    80g
 苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)73g
 豆乳       200cc 
 オプション  乾燥よもぎ 大1

 豆乳で水酸化ナトリウムを溶かしたが、
そうすると臭いは凄いし熱くなりすぎるらしいので、
豆乳をシャーベット状に凍らせてから使った。
まぜまぜ・・・確かに臭いな。
それにちょっと豆乳が茶色っぽくなってきた。
 オイルに豆乳を投入(・・・オヤジぎゃぐ m(_ _)m )

 グルグルまぜまぜ・・・・なんだか・・・
いつもよりトレースがでないでパシャパシャしている。
それにオイルがちょっと分離!!
水酸化ナトリウムが豆乳と反応してその分足りなくなったの??
水酸化ナトリウムをちょっとだけ足してみようと思ったけど 無い!空だ!

 薬局まで車で3分。
こんなにパシャパシャではまだまだトレースは出ないので
急いで水酸化ナトリウム買って来よう!  

・・・・  帰ってきたらもうしっかり石けんになってた。
マッシュポテト状に硬くなってる。。。
あのまままぜまぜしていれば良かったのね。
 えーーい!このままHP(ホットプロセス)に突入。
ガンガン湯煎してコネコネ。
乾燥よもぎを入れて無理矢理牛乳パックに押し込んで。。
 あれ??よもぎが茶色くならない。
CPで石けん作ると、アルカリでハーブやお茶はみんな茶色になっちゃうんだけど、
途中でHPにして鹸化が終わっているから、よもぎもきれいな緑色。
結果大成功じゃん!  
なるほど、、これからはハーブを入れるときはHPにすればよいのね。  メモメモ。
後は乾燥させれば出来上がり。

 制作途中は!!な画像があったはずなんだけど、
デジカメなんて余裕はなかったので、
出来上がりしか画像がないのよ。。。


 結果成功だけどちょっと悔しいので、
豆乳石けんはリベンジしたいな。

久しぶりに

2005-11-08 | 石けん
 何ヶ月ぶりだろう。
いよいよ石けんが残り少なくなってきたので、
あわててしこんだ。
これから最低でも1ヶ月寝かせなければ使えない。
 手前がシャンプーバー、奥がミカン石けん。
レシピは

シャンプーバー ディスカウント 10% 水分35%
 椿油(ローズマリー、カモミールインフューズ) 100g
 オリーブ油   200g
 ひまし油    50g
 ココナッツ油  100g
 パーム油    100g
 苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)72g
 水       173cc 
 オプション  卵黄 1個
        ジャーマンカモミールEO 数滴

 卵黄の黄色とジャーマンカモミールの青で
薄い黄緑色のきれいな石けんになったけど、
1ヶ月後には色も変わっているかも。
 シャンプーバーとして作ったけど、もちろん顔や体にも使える。
いろいろなシャンプーが売っているけど、
私にとっては石けんが一番。
市販のシャンプーから石けんシャンプーに切り替える時って
色々トラブルがあったりするけど、
その事についてはまた後日。

ミカン石けん ディスカウント 10% 水分35%
 オリーブ油   300g
 ココナッツ油  100g
 パーム油    60g
 苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)62g
 水       161cc 
 オプション  ミカンの皮 5個分
        ハチミツ  大1
        シアバター 大1

 最近買った農家直送ミカン。
とっても甘くておいしいのであっという間に無くなっちゃった。
その皮で去年も作ったミカン石けんをまた作った。
今年は冬を意識して保湿のためハチミツやシアバターも入れてみた。
 茶色っぽいオレンジで色があまりきれいじゃないけど、
これも1ヶ月で色が変わるかな。
 早く1ヶ月経って使えるようにならないかな。
この1ヶ月が長いんだな。
いつも待ちきれなくて2,3日フライングしてしまう。

 合成洗剤にかぶれ、石けんでもカサカサかゆかゆになるぴー子。
普通のシャンプーでは湿疹が出来、
石けんシャンプーにしたけど
髪の毛がばさばさになるのが不満だった私。
そんな二人のために作った手作り石けんだったけど、
ダンナとぽん太にも大好評。
 うちはこれ無しではやっていけないな。

 石けん教信者にはなりたくないので、
あまり人には勧めないけど、
ホントはみんなに勧めたい。
 先日一緒に役員している人が、
ぴー子と同じように合成洗剤で接触性皮膚炎になって
悩んでいると言っていた。
最近は合成洗剤を止めて石けんにしているそうなので、
今度会うとき手作り石けんをプレゼントしてみよう。

石けんの謎

2005-02-26 | 石けん
 私が小学生の頃(S40年代、歳を計算しちゃダメ!)、
給食の前に、手洗い場に並んで石けんで手を洗った。
水道の手前に洗面器があり、そこで手をしめらせて石けんをつけ、
水道の順番を待っていた。
 そのときずっと石けんをこすりつけていると、ネバネバした糸が出るようになり、
友達とどちらが長く糸を引くか競争していた。

 大人になってからその事を思い出してやってみたが全然糸を引かない。
「あの糸を引く石けんは何だったの?何でこの石けんは糸を引かないの?」
ずっと疑問に思っていた。

 手作り石けんを使い始めて、この謎が解けた。
あのネバネバは保湿成分の「グリセリン」。

 小学校で使っていたのだから安い石けんに違いないと思うけど、
たっぷりグリセリンが入っていたんだ。
昔は工場で作った石けんでもグリセリンが残っていたんだ。
 今市販されているほとんどの石けんは、はじめに油をグリセリンと脂肪酸に分解し
グリセリンを除去して、脂肪酸だけを反応させ石けんを作っているらしい。
だから、いくら石けんをこすりつけても糸は引かない。

 手作り石けんにはグリセリンが残っているから もちろん糸を引く。
保湿成分がたっぷり残っているので洗い上がりもしっとり。

 最近は台所も手作り廃油石けんなので、
毎年切れていたあかぎれが今年は出来ない。
もう台所合成洗剤の生活には戻れないな。