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『春期限定いちごタルト事件』 米澤穂信
「な~んか不思議な話だよん。人が死なないミステリー。」
コナンの誘い文句と、題名にひかれて読んでみた。
なるほど~。不思議な話。
といってもファンタジーではない、現役高校生活バリバリ。
でも、小山内さんと小鳩君のスタンス同様、
一歩も二歩も引いて、淡々と進む。
それでも、一見ど~でもいい小さな事件に関わる友人達の
等身大の一生懸命加減がちゃんと伝わってくる。
素の自分に嫌になって(なぜかは詳しくは語られない)
『小市民』を目指し、その為の「言い訳・盾、お助け」になるべく
不思議な共存関係の小山内さんと小鳩君。
二人とも自分をおさえてるのだが、それが無理やりっぽくもなく、
かといって完璧でもなく、その辺のサジ加減がとっても収まりがいい。
存在感を消してしまえるほど地味で、ちっちゃな小山内さんが
時々『変装』するのがほほえましい。
二枚のそっくりな「絵」の謎が解けた時、破り捨てる先輩の行動が
なんだかとても切なく感じられた。
通して読んでみると、それぞれの小事件が一連になっている。
でも、別々に読むと、本当にこれ何?と思ってしまう。
『創元推理文庫』も、現代的になったということかな。
続編を、コナンが帰ってきたら貸してもらおう♪
「な~んか不思議な話だよん。人が死なないミステリー。」
コナンの誘い文句と、題名にひかれて読んでみた。
なるほど~。不思議な話。
といってもファンタジーではない、現役高校生活バリバリ。
でも、小山内さんと小鳩君のスタンス同様、
一歩も二歩も引いて、淡々と進む。
それでも、一見ど~でもいい小さな事件に関わる友人達の
等身大の一生懸命加減がちゃんと伝わってくる。
素の自分に嫌になって(なぜかは詳しくは語られない)
『小市民』を目指し、その為の「言い訳・盾、お助け」になるべく
不思議な共存関係の小山内さんと小鳩君。
二人とも自分をおさえてるのだが、それが無理やりっぽくもなく、
かといって完璧でもなく、その辺のサジ加減がとっても収まりがいい。
存在感を消してしまえるほど地味で、ちっちゃな小山内さんが
時々『変装』するのがほほえましい。
二枚のそっくりな「絵」の謎が解けた時、破り捨てる先輩の行動が
なんだかとても切なく感じられた。
通して読んでみると、それぞれの小事件が一連になっている。
でも、別々に読むと、本当にこれ何?と思ってしまう。
『創元推理文庫』も、現代的になったということかな。
続編を、コナンが帰ってきたら貸してもらおう♪