診療日のきょうも暑い。台風の影響もあって朝方に雨、ほどなく止み、かっと強い陽がさす。11時の予約、毎月のことだが朝一の予約はナゼかとれない。
今月の診療はフルコース。
先ず採血、次に診察・問診、前月に、尿に潜血反応がでた検査結果は陰性で異常なし、だった。投薬のカソデックスの残余数を確認し次回の予約を入れる、4週目11時30分。
さらに乳腺センターへ行ってリュープリン注射、ゾメタ点滴注射(約30分)を実施。
乳がんの患者と一緒に点滴を受けるのだが、どうもいまだに馴染めない。
「治療は今年一杯でしたっけ?」と看護師が尋ねる。「いや、来年4月までです」と自分。
この点滴が背骨の激痛から救ってくれたのだ、と呟くと「良かったですね」と応じてくれる。そう、なにごともなくこのまま推移すれば、治ったわけではないがあと8カ月で「仮釈放」になる、のだ。
帰り、電車内で3本の注射跡を眺めていると携帯メールが入る。
「明日のキス釣り大会は台風によるウネリの影響で中止」「でも、それぞれで出航することは構わないので出ますか?」と、
もちろん、行きましょうよ、と、若いころなら答えただろう。だが、病院帰りの身としては、「ウネリで船酔いしそうだからパス」と思わず返信した。
もう若くない 病気持ち、とはこういうことか。