11月10日 盛岡・愛宕下さんにて川村かなえさんのコンサートがありました。
かなえさんは、クリスタルボウル演奏家・三昧琴演奏家・音響振動療法家 です。
透明感を感じさせる、かなえさんの「音」を楽しみにいってきました。
三昧琴は私も数枚持っているのですが、これほど多くの三昧琴をみたのは初めて!
そして、クリスタルボウルの数もスゴイ!
もう、ワクワク感が止まりません♪
夕暮れの景色の変化を楽しみながらスタートです。
最初に三昧琴の演奏、次にクリスタルボウルの演奏。
目を閉じて聴いていると、まるで宇宙旅行の感覚に。
できれば横になって聴きたかったなぁ~・・
最高に気持ち良い時間を過ごせました。
あまりにも良かったので夫にも聴かせたい・・と思い、セッションを依頼しました。
何と!この3日後に私の家で、このフルセットにてセッションを行っていただきました!!
超贅沢な時間でしたよーー♡
あー、私は幸せ者です♪
かなえさんのコンサートのとき、お隣に座っていた方と話が合い夕食を一緒にすることに。
知り合いになった方は、佐藤司美子(さとうすみこ)さん
司美子さんはアメリカで音楽を学ばれた方で、興味深い話を伺いました。
アメリカに行ったからこそ、日本文化の大切さを感じ、
私達はどれだけ日本文化を手放してしまったのかを感じている・・とのこと。
五線譜に書かれたリズムは、元々日本人のリズム感ではない。
日本人は音痴ではないし、独自のリズム感がある。
「それを思い出して欲しいし、思い出す切っ掛けを作りたい」
と、熱く語られている司美子さんを美しく感じました。
写真のCDは、司美子さんのお婆様が亡くなる前に『南部酒屋唄』を残して欲しい・・と言い残し、
司美子さんは「私の使命かも」と思って苦労の末に、実現へこぎ着け形にしたCDです。
(ちなみに、この話を伺った翌日はお婆様の命日でした)
南部酒屋唄を歌える人を探しても見つからず、やっと見つけた元杜氏の人は80歳以上でした。
歌える人を何とか4人見つけて録音出来ることに。その録音の半年後に1名他界、1名痴呆、現在歌を歌える人は2名しか居ない状況だそうです。
録音後、司美子さんは唄に合わせて楽譜を起こし、CDにするためスタジオを借りられるアメリカに飛びました。
楽譜を起こしたまでは良かったのですが、五線譜では表現しきれないリズムをクラシック演奏者達には演奏が無理・・だったそうです。
岩手には「南部牛追い唄」とか昔から歌い継がれている歌があります。
確かに、その曲調をクラシックで再現・・となると無理ですね。。
1回の収録は無理で、2回アメリカに飛んだそうです。
そして、全て司美子さんの自費!!
その話を伺ったらぜひCDを聴きたい!
友人にも1枚あげようと思い2枚購入しました。1枚2000円です。
欲しい方がいらっしゃいましたら、メッセージから私に連絡を下さい。
失われつつある日本の伝統文化。
私も伝承していきたい、と思うようになりました。
とりあえず「知る」ことから初めてみようと思います。