ロシア留学中・脱力進行中

モスクワ留学滞在記、スポーツ(特にテニス)のこと。他に趣味(漫画や音楽)等いろいろ・・・

女優退場

2005-11-13 09:40:32 | テニス
5日目、準決勝;

Davenport (USA) 6(5) 6(6)
Pierce   (FRA) 7(7) 7(8)

Sharapova (RUS) 6(1) 3
Mauresmo (FRA) 7(7) 6

第1試合1stセット、5-3ピアースのサービングforセット。
15-15からダベンポートのフォアハンドのダウンザラインが際どくラインに落ちる。
ピアースはアウトだと抗議し、その場所へボールを置いて主審にアピールも実らず。
30-40からダベンポートが素晴らしく華麗な(アナウンサー談)クロスを決め、
土壇場でブレイクバックする。
タイブレークではピアースが4-0から5-4まで追いつかれるが、
6-5の自分のサービスをワイドに決め、甘くなったリターンをフォアでクロスへ。
これがコードボールとなる幸運も重なりセットを先取。
ピアースは1stサービスがとても良く、タイブレークでも5/6。
セット全体で75%、エース6。さらにはウィナー19、エラーはたったの6つ!
(ダベンポートもウィナー21、エラー13とけして悪くは無い)
2ndセットはお互い一歩も譲らぬ展開に。
第2ゲーム、ピアースのサービスゲームで計5度のデュース。
リターンAとウィナーが両者に交互に出て、まさしくがっぷり4つの状態。
これをキープすると、今度はうって変わって第3~5ゲームまで0ゲームキープが続く。
結局両者ブレイクチャンスの無いまま2セット連続のタイブレークへ突入すると、
場内からは大歓声。
タイブレーク6-6のダベンポートのサービスでピアースの深いリターンが決まり、
7-6、2度目のマッチポイントで自分のサービス。
ダベンポートのバックがアウトになると、ピアースは静かに両手でガッツポーズ。
最終的にはウィナー/エラーが、ダベンポート=49/24、ピアース=40/10。
ダベンポートもかなりの数字を残しているが、ピアースが凄すぎた。
予選リーグの好調を上回るほどの会心の勝利、決勝へとても良い形で望めることに。

第2試合は序盤シャラポワが積極的に強打で仕掛け、第2ゲームでいきなりブレーク。
しかし5-3、シャラポワのサービングforセットで30-0からWフォルト。
その後バックのストロークミスが3本続き、土壇場でセットを逃してしまう。
このままタイブレークへ突入、第1試合から数えて3セット連続のタイブレークに、
観客は大歓声で喜びを示す。
ただしタイブレークではシャラポワに自分のサービスポイントでエラーが重なり、
1-6から最後はWフォルト。モレスモーが逆転でセットを先取した。
2ndセット、お互いWフォルトでサービスを落とし合い1-1のスタート。
ただこの後モレスモーのネットプレーが冴え渡り、逆にシャラポワはミスが目立つ様に。
ダブルブレイクアップでモレスモーが5-1と圧倒的優位に立つ。
相手のサービングforマッチでシャラポワは意地のブレイクバック、
次のサービスゲームでもマッチポイントを1つ逃れて3-5まで追いすがるが、
反撃はここまで。
第9ゲーム0-30からシャラポワのストロークミスが3本続き二度目のマッチポイント。
最後もコードボールやオンザラインを含む際どいラリーの応酬から、
シャラポワのフォアがバックアウト。この日目立ったミスを最後まで無くせなかった。
ウィナー/エラーの数はモレスモー=13/17、シャラポワ=20/39。
さらにシャラポワは2ndサービスで4/21と、19%しかポイントが奪えなかった。
ツアーチャンピオンシップ2連覇の夢は惜しくも消えてしまった。

これで決勝はAll-French Championships Finalに。
自動的に初の最終戦フランス人チャンピオンが生まれることとなった。
30歳となった今年のピアースの脅威の快進撃は賞賛に値する。
しかしモレスモーは女子では珍しく果敢にネットへ出て、ボレーで魅了してくれる。
これまでGSではいつも目前で破れているモレスモー、
ツアーチャンピオンシップでは初の決勝戦で、是非とも大きなタイトルを奪って欲しい。

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