決闘者 Kap.Ⅵ

女子テニス年度最終戦、ＷＴＡツアーチャンピオンシップ。
５日目、準決勝。

Singles - Semifinals
(1) Amélie Mauresmo (FRA) d. (6) Kim Clijsters (BEL) 62 36 63
(3) Justine Henin-Hardenne (BEL) d. (2) Maria Sharapova (RUS) 62 76(5)

まさか、今のシャラポワが負けるとは。
勢いを見たら完全に今大会では１番だと思っていただけに、相手がエナンといえども驚き。
スタッツで見る限りでは１stセットのサービスが悪すぎたのか、エナンが攻めたのか、
２ndサービスでポイントが９％(１／11)しか取れていない。
逆にエナンは70％(７／10)、自身の１stサービスポイント率(58％)をも上回っている。
サービスゲームの出来がリターンゲームにも影響したということかな。
２ndセットに入り復調したシャラポワも、お互い１ブレイクずつでもつれ込んだ
タイブレイクに望みを賭けるが、１ミニブレイク差での敗戦は悔しいだろう。
これでシャラポワの年度末№１も流れ、エナンの№１が決まった。
もう１試合も、クライシュテルス有利かと思っていたが、さすがＧＳ２冠、
そして今シーズン最も長く№１に君臨してきたモレスモー。
最近３連勝中のクライシュテルス相手に自分のプレーが出来た模様。
これで決勝は、モレスモーvsエナン・アルデンヌ。
ＧＳ全豪、ウィンブルドンに続いての今季３度目のビッグタイトルの決戦。
更にエナンは全ＧＳ＋ツアーチャンピオンシップの５大会全てで決勝進出という安定ぶり。
これはすごい。年間準優勝スラム。
モレスモーは年度末№１は惜しくもならなかったが、
今季の大ブレークのきっかけとなったこのタイトルを守って欲しい。