ロシア留学中・脱力進行中

モスクワ留学滞在記、スポーツ(特にテニス)のこと。他に趣味(漫画や音楽)等いろいろ・・・

千億の星、千億の光~千億の星、一人の伝説~

2006-01-30 23:38:38 | テニス
男子最終日結果(Final)

Federer (SUI) [1] 5 7 6 6
Baghdatis (CYP) 7 5 0 2

スタッツ試合後のインタビュー(WOWOW TENNIS ONLINEより)。
この2つを見れば、フェデラーが如何に苦しんだ末に勝利したかが分かる。
最後の涙は、王者がマシーンではなく1人のテニス選手だと、
見るものに改めて感じさせてくれたと共に、
如何にこの頂点までの道のりが苦しいかも教えてくれた。
実際このトーナメントは簡単ではなかった。
これまでの彼はSFまではまさにクルージングとも言えるような試合運びで、
挑んでくる相手を悉くストレートセットで葬ってきた。
それが今大会は4回戦のハース戦フルセットに始まり、
QFダビデンコ戦4セット(しかも2度のタイブレイク)、
SFキーファー戦~Finalバグダティス戦も4セット。苦戦の連続だった。
全体のレベルが上がっているのか、それとも彼の調子がただ悪かっただけかは分からない。
が、それでも彼は勝利する。王者の椅子は誰にも明け渡さないとばかりに。
'93~'94年のピート・サンプラス以来のGS3大会連続優勝、
そしてサンプラスの史上最多14個の丁度半分となる7個目のGSタイトル。
インタビューでフェデラー自身も言っている。
「間違いなく、僕は現世代で大きな役割を担っていると思う。」
今後数年間で、再びテニスの歴史が動くかもしれない。
その瞬間を目の当たりに出来ることを幸福に思う。


しかし!しか~し、だ!偉大なるチャンピオンには常に偉大なる敵手が居るもの。
ジョン・マッケンローとイワン・レンドル、
ステファン・エドバーグとボリス・ベッカー、
ピート・サンプラスとアンドレ・アガシ、
カイザー・ラインハルトとヤン・ウェンリー(←!?)。
ということでサフィンよ!ヒューイットよ!怪我で戦線離脱をしている時ではないぞ!
早く治してこの王者に伝説への荊道がどういうものかを教えてやるのだ!
そしてあわよくば、時代の旗手の座を奪ってやるのだ!
「ならばお前も国を奪ってみよ」 これだ!頼むぞー!


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