Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

UK日記.8/14 夜のロンドン。レストランで夜食。

2006-09-17 | UK, aout.2006
ビールでおなかはいっぱいにならない。

面白いパブをたくさん連れ回してくれたマシューさんでしたが、おなかが空いてきたらしく、
「今度は面白いレストランに連れて行ってあげよう」
と。
そんなにおなか空いてないし、申し訳ないからいいです、
と辞退したものの、
「ロンドン観光のひとつと思って」
とにこにこ連れて行ってくれたのが、かの『ルールズRULES』
法則ガール、とか思い浮かべたあなた。違いますよー)



見て。
ロンドンで最も古いレストランなのです。
素晴らしい空間でした。
羊に目がない私は、ここの羊肉の美味しさに、うっとり。
赤ワインの濃厚さとの相性は、筆舌に尽しがたい・・・。
イギリスの料理が不味いなんて聞いていたから、中華にばかり行っていたけど、そんなことないのね!
と感激にふるえたのだけど、そのときの私は、ここがどんな場所なのか、全然知らなかったのでした。
あとで調べてみてびっくりです。
マシューさん、本当にどうもありがとう!!!



「面白い」
とマシューさんが言っていたのは、お料理のこともさりながら、その店内の装飾。
楽しいものが、たくさんです。


ふと上を見上げれば、天井近くに、みずみずしくお花も。


そんなわけで、ロンドンのお父さん、マシューさんには本当にお世話になりました。
彼の話し方はゆったりと聴きやすくて、舌足らずなわたしの話し方も、気付けば自分で全然気にすることなく、不思議とスムーズに会話が進む相手でした。
ずっと話が弾みっぱなし。
これは、ひとえにこの人のお人柄です。

何をそんなに話したかというと、
一言でいえば、「視点」がテーマでした。
国籍や個人の、中から見る、外から見る、あらゆること。
あえて「違い」を表現しなくても、始めから違うことはわかっているから、何もかもが興味深かった。
「同じ」を求めることから、もしかして亀裂は生まれていくのかもしれないね。
「違う」ことを尊重するのは、ときにこんなに簡単なのに、ときにはとても難しい。・・・
「コイズミは、クールだ!」
と笑ってハイタッチしてくれたマシューさんならではの、穏やかな距離感だったのかもしれないけれど。
(・・・そしてその後、
「ブレアもクールだろ?」
とニコニコして同意を求められました。)

この後、ホテルまで送ってもらい、すでにわたしの保護者みたいになっているホテルK-WESTのスタッフたちに迎えられ、K loungeで一杯を楽しんだ後、スタッフと談笑して帰っていきました。
本当のジェントルマンらしい、優雅さ。

素晴らしい体験を、どうもありがとう。
幸せな気持ちをもらった夜でした。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
« UK日記.8/14 夜のロンドン。... | トップ | UK日記. 8/15-17 ロンドンの... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
拍手♪ (夜子)
2006-09-20 19:49:13
あたしも嫁入りテキストを思い浮かべた一人です(汗



>あえて「違い」を表現しなくても、始めから違うこ とはわかっているから、何もかもが興味深かった。

 「同じ」を求めることから、もしかして亀裂は生ま れていくのかもしれないね。

 「違う」ことを尊重するのは、ときにこんなに簡単 なのに、ときにはとても難しい。・・・



う~ん!お見事。

首が千切れそうに頷きました。

「同じ」だと思い込んだら、そこから腐っていく関係。相手をみているようで実は全く見ようとしていない。



ほんとにそう思うよ。「違いを楽しむ人」になりたいですね。そういうエレガントさが欲しいな。。。

返信する
嫁入り!? (夜子さま(mi))
2006-09-20 21:01:45
いつの間に!・・・ナイナイ☆





「同じ」を求めて自爆していく自分への戒め

でございます(_ _。)・・・シュン



エレガントでいられるのは適正距離あってこそなのだと思うけど、まさに、

「親しき仲にも礼儀あり」

というところでしょうか。

夜子さまは充分、そのエレガントさを持ってます!(断言)

・・・「楽しむ」、その方法は、ひとつじゃないですしね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。