Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

南太平洋の島、夜中

2009-02-10 | Nouvelle Caledonie 2009
しばらく、旅行にでていました。
南半球、ニューカレドニアNouvelle-Caledonieへ。
昨日帰ってきました。
ちょっぴり日焼けしましたよ!うれしいな。
白肌崇拝者で長らくやってきましたが、実はこの頃、それにちょっと飽きていて。
ただ、ここは南回帰線の近く、太陽のご近所。太陽が頭上ほぼ真上を通る。近い!明るい!だから紫外線量は想像を絶します。トラブルを避けるために、日焼け止めをきちんと塗って基本的な肌の保護はしますが、
でも、太陽と見つめ合って、太陽の色をほんの少しわけてもらうのはとても快適でした。

この土地は、日本と季節が正反対です。
つまり日本が極寒なら、こちらは常夏のなか、今しもさらに夏真っ盛り。
中心地ヌメアに到着すると、すぐさま、まさしくその名にふさわしいねっとりした空気に包まれました。湿度の濃い風が、まるで体重をかけて寄りかかってくるようで・・・、あっという間にこの島のゆっくり動く時間のなかへ、取り込まれる。



空港にて。右「優先窓口」の漢字表記が親切。でもその左は「優窓先口」。おしい


関西から直行便で出発した場合、到着は夜中です。
これはとてもちょうど良い。8時間のフライトに疲れた体は、--とはいっても映画を見たりゲームしたり読書したりうたた寝したりしていただけなのだけど--ホテルについて眠るだけ。
眠り込んだ街は暗く静か。
景色の輪郭が沈んだ夜の街中をバスにゆられて、
壊れかけのクーラーから時おり滴ってくる水にドキッとしながら、
半島の先へどんどん向かい、海に面した5階の部屋にチェックインしました。
暗くて外はよく見えないけど、海はすぐそばに、当然のようにある。街灯に照らされて、ちらちら光る波間が見える。
無人の輝くプールが、雄弁に語りかけてくる。・・・そんなわけはないけど、期待感のあまりそう見える。
街全体が潮の匂いにしっとり包まれていて、
翌朝の景色を楽しみにしながら眠ります。


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