邪道ですが・・・

暑中お見舞い、申し上げます。
いかがお過ごしですか。

わたしは、7月のあたまは、恒例の、熱中症の兆しに見舞われて、ふらふら～　となっておりましたが、
それ以降は、台風がうまいこと気温を下げてくれているような気がしています。

わりと、過ごしやすい夏。
朝や夜は風通りも良く、ひとりのときはクーラーなしでだいじょうぶです。


香りを愉しむ余裕さえ、あります。

この夏は、各メゾンが聞いたら怒りそうな組み合わせにはまっており・・・

・GUERLAIN　『Vol de Nuit』（eau de toilet）
・CHANEL 『COCO』（eau de toilet）

を、ななんと、同時付け☆してます。



『Vol de Nuit（夜間飛行）』も、『COCO』も、「オー・ド・パルファム」や「パルファム（香水）」は、上級者向け。人生の。
「オー・ド・トワレ」とは薫り方が違い、まったく別物の香り、と考えた方が良さそうです。
好きな香りなので、ラインですべて持っていますが、純度の高い「香水」と「オー・ド・パルファム」に対しこの頃時折感じる違和感は、似合わなさ　と考えるしかない。

その点、フレッシュな「オー・ド・トワレ」は、非常に使いやすい。
湿気に絞め殺されそうな京都の夏のなかにあっても、ふわっと重力から解放するパワーをも、持っています。
また、これらの香りは、パウダリーさが特徴だったりもしますので、その、畳の香りの静けさに似た渋みも、納涼を手伝ってくれているのかも・・・。


なるべく肌から距離をとって、朝、シャワー後のタオルドライしたところに、『夜間飛行』、そして『COCO』を、すばやくワンプッシュずつ、スプレー。
それから服を着ます。

トワレはアルコール度数が高いので、すぐ揮発します。
香りはあったのかな？なかったのかな？くらいの儚さが、いい。
思いがけなく服の襟に残っていたりする香りは、自分だけの愉しみ。