Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

冬の夜が似合う洋食屋さん、『グリル ユタカ』。

2009-01-14 | Kyoto sneakers since 2008
タイトルに関係ありませんが、今、久々の地震がありました。
この5ヶ月に2回くらい、体験しました。少ない!
頻度も揺れ方も、関東で感じる地震とぜんぜん違って・・・
地面の深い底、ほんとにはるか深いところを、龍のような巨大で長いものが、激しくうねりながらゴゴゴと凄いスピードで走り抜けていく感じです。
それが通り抜けていったら何事も無くなり、もう一瞬で終わるあっさりした地震なのですが、
それが通った瞬間、自分たちが頑健な壮大な岩場の上に家を建てたり道路をつくったりしているんだということを感じます。東京ではついぞ体験したことのない感覚です。
そして、天と地の層についてというか、地球のかたちそのものにも思いをはせる瞬間です。


このところ、ほぼ毎日、気まぐれのようにお天気雪、吹雪、といろんな雪が降ります。
雨になったり晴れたらスッと消えてしまって積もらないけど、相当寒い。
昨日タクシーの運転手さんにきいたら、南北に道路を走っていて、今出川通りを越えたあたりで寒さが深まるんだそうです。御所のあるあたりです。
わが家はそれより断然北にあるので、最近行った三条にある美容室のスタッフたちも、
「北山!それは寒いとこからきましたね・・・」
という反応でした、地下鉄で10分の距離にも関わらず。市内の感覚もこれだけ違うのね。


さて、雪の降る夜はほっこりを求めて。
昨日は、市内でスパに行った後、北大路の老舗洋食店に行きました。

グリル ユタカ

こんなにおいしい洋食、食べたことない!
ビックリなメニューに、この2週間でもう2回も行っています。。
肉が、分厚くってよーく火が通っていてジューシーで、もうたまらない味わい。


これが定番タンシチュー!付け合せも全部おいしい

もう創業30年の老舗だそうで、マスターの腕にはまろやかな円熟味というか、確実な信頼感が備わっています。
15年ぶりに来た・・・という夫は、15年間、ポタージュとタンシチューの味を忘れていませんでした。
食べてみて、わたしも納得。
なんとも大らかに優しくなれてしまう、食べた人に幸せを届ける味です。

店の外に出るとその冷たい空気までもが快適に感じられるくらい、体がほんわり暖まっています。
しばらくの間、おいしいお肉とソースとパンの味と感触が、舌に体にしみわたって、
ああ、なんだかくせになる。



photo...
スパのラウンジから見えた虹。雪の降る中に現れる虹!初めて見ます。いつもはそのうしろに雄大にひろがる青い山々は、もこもこの雲にすっかり覆われています。

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