VOGUEをめくる

てくてく近所の図書館へ。
洋書のコーナーで、海外モード雑誌にはまっちゃいました。
旬のファッション広告写真に、元気が出ます
美のパワーに溢れてますよね♪

中でも、仏版VOGUEが、やっぱり、写真の量、一番充実してますね。。
めくってもめくっても、各メゾンのヴィジュアル広告写真！って感じ。
ただ眺める分には、願ってもないところ。

ご承知のとおり、今秋冬トレンドは、ゴージャス三昧。
メイクも装飾も、これでもか！
と、セクシー・グラマラス。
加えて、クラシックテイストなところ、ぴったり私の好みです。

特に印象に残った写真がふたつほど。
ひとつは、class roberto caballiの広告。
部屋の中で椅子にゆったり座り、長い脚を組んだ金髪の女性が、首を横に向けて画面の外を見ている。
横分けにした長い髪の毛は、ぴったり撫で付けられて、クラシカルなムード。
三日月型のチョーカーに、黒いカシュクールニット、グレイのドレープがやわらかそうな膝丈のフレアスカート。
（もしかして、手の込んだワンピース？なのかもしれないけど、よくわからず）

そして、このスカートがフェミニン。
巻きなのか、スリットが横で優雅に割れて、腿の側面があらわになっているんですが、それがとっても絶妙な開き。
で、ポイントがここ。
そこからは、黒いストッキングを吊った黒のガーターベルトがのぞいていて、うっわ～・・・！
と息を呑む色っぽさ。
でもそこには、安さがカケラもないんです。
靴が、黒いスウェードのパンプス。ヒールは、11cmはあろうかという高さだけど、細すぎない緩やかなカーブが、品格を漂わせてます。
この演出が、さすがだなあ・・・と、タメイキ。
たとえばこれが、いかにもなエナメルのピンヒールだったりしたら、全然意味合いが変わってきちゃいそう。
バランスの繊細さに感動。
ストッキングが、滑らかで、上等の品であることも、必須ですね。
上等なセクシーを演出するなら、素材にこだわれということなのか。
パーツが上品で控えめなゆえに、たいへん官能的な写真でした。。

もうひとつは、ロレアルの自宅用ヘアカラーの、赤毛エクステンション版の箱の、女性の写真。
これは、欧州版らしく、日本で売っているのとちょっと違うのかも。
探しましたが、同じものが見つかりませんでした。
ともあれ、その女性のメイクが、とっても印象的。
シーズンらしく、赤い口紅で、目をそっと縁取ったブラウンと、ほのかなチークが、すごく色っぽい。

最近、『マルホランド・ドライブ』のローラ・エレナ・ハリングを観ても思ったのですが、
濃い色の髪に、赤い口紅って、引き込まれるような色気がありますね。
そういう「濃い」色香に、どうも自分はとっても弱いらしいです。
さて、そのとことんを見たい！と思われたら、WEB版VOGUEのおすすめ秋メイクも、どうぞ

ちらっと見たところによると、まだ早いですが、来春のモードに、もうこんなこってりした色っぽいメイクは登場しない模様です。
口紅は、さわやかに薄いピンクなどが来るらしい。
クラシック・ゴージャススタイルを、誰はばかることなく満喫するなら、この秋冬しかない、ってことですね！
楽しまなきゃ～