Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

かっこいいカップルの一例。『ドーベルマン』

2004-10-14 | cinema... eiga
久しぶりにレンタルビデオ屋。
なんとなく前から借りたかった、『ドーベルマン』をとうとうです。
モニカファンとしては、観なくちゃね!夫ヴァンサン・カッセルと共演だし。

これが、特にアクションファンでもない私が観ても、目が離せない、すっごく良く出来た映画であることは言うまでもないけれど、
注目すべきは、モニカとヴァンサンのカップルぶり。
シナリオがそうだから、そう動いているにしても、うらやましくなるような二人。。

どこがそんなにいいかというと、モニカの尽くし方と、ヴァンサンの守り方。
ギャング(?)だから、当然いつも周りに注意をしている彼らだけれど、いつも自らも銃を構えて彼を援護するモニカ。
女で、しかも作中では耳が聞こえない役だから、弱者かと思いきや、違う違う。
自分の身は、自分でキチンと守ります。
でも、どうしてもピンチのときに、すかさず飛び出すヴァンサン。
頼もしいって、こういうこというのね。

反対に、彼のピンチには身を投げ打つモニカです。
この、ラテンな一途さに、ちょっとコケットさが入ると、ほんとにかわいらしい。

そして、いつもアツアツの二人ながら、ベタベタする場所としない場所のタイミングが、
すっごくイヤミなくて素敵。
ベタベタするときのすごさは、ちょっと激しいけれど。

二人でクラブに赴いて、中に入るとそれぞれが別行動で、めいめい好きに踊ったり飲んだりする。
喧騒の中、離れていても、お互いはいつも視界に入っている。
見張る感じとかではなく、信頼し合ってるというのが、いかにも暖かく伝わってきて、
心が温まりました。
(血なまぐさいシーンを控えた、緊張感漂う場面ではあるけど)

気持ちの上ではいかにも対等で、お互いがお互いを補っている、という雰囲気がすごくいいです。
強くはあっても、女性はやっぱり男性に守られる存在で、
でも媚びてないし、男性の好みに仕立てられたお人形さんなんかじゃない。自由に振舞っています。
ヨーロッパ映画だからか、男性がマッチョ過ぎない精神で、女性をエスコートしているムードが、アクション映画であっても感じられてしまう。

たぶんこういう関係をうまくコントロールしているのは、女性が手綱をとっているケースだからでしょう。
頼もしいけれど、ときに子どものように無鉄砲な男性と、
芯は多分彼より強く落ち着いていて、いつでも彼を包み込むようなまなざしで見ている女性。

彼らは、実際にも、その典型な感じ。
やっぱり、憧れのカップルですね
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2 コメント

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Unknown (よしえ)
2004-10-20 20:09:28
うんうん、分かります。

私もこの二人、大好きなんですvvv
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Unknown (mi)
2004-10-20 21:53:17
よしえさま、こんばんは♪



いろいろあったようですが、赤ちゃん誕生ですねえ…



どんな美形になることやら

楽しみですね
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