年齢不詳

先日、友達と話しながら歩いていて、好きな女性モデルの話をしたついでに、本屋に寄って、ふたりで色んなファッション誌の品評会をしていました。

意外と、読者モデルというか、素人の女性をモデルにした特集って、多いですよね。
いろんな雑誌にまたがって出ている、「家事手伝い」と称する女性たちの正体はいまだ「？」ですが、友達が示してくれた、ある「会社紹介」の記事でこの間見た女性たちは、どなたもかっこよくて、美しかった。
溌剌とした笑顔と凛とした服の着こなし、髪型とメイク、どれをとっても、とても魅力的。
目安として括弧書きで年齢も出ているのですが、それを見てへー・・・とこちらは頷くばかり。
なんだか、年齢なんて、なんの目安かわからないのです。
まあいわれてみればこの年齢なのだろう、でも、もっと若くも、そうじゃなくも見える。
良い意味で、「年齢不詳」。
魅力的な人は、年齢さえ謎にしてしまう。
しかも、歳を経るほど。

写真を全体に見て、20代は、確かに若い。でもそれは、顔つきのこと。
若いというより、つたないし、幼い感じ。
肌感が、努力次第ではいくらでもコントロール出来る時代になった今、もちろんぷりっとしたハリは若さの財産ですが、つたない若さは、もどかしい発展途上にしか見えず、なめらかな頬を持った大人の女性に色気と魅力ではなかなか及ばない。
もちろん、20代だからって、全員がつたないわけじゃなく、しっとりとした魅力を持つ美女もいるわけですが、その絶対数は、断然、30代以上に軍配！

その反面、年齢以上に老けて見えたりする人もいるわけだけど。
どうせもうダメだ・・・と諦めた人の顔は、肌もしかり、表情もしかり、どんどんくすんでいく。
または、「これ」と信じた、かたくなな美意識を、自己の客観視もせず、守り続けていたりすると、本人の意図に反した結果になってしまったり・・・。
心に新風が吹き込まない、そういう人には、うってかわって、「年齢」を感じてしまう。

外側には、気持ちの新陳代謝が良いかどうかが、ダイレクトに現れるものだな・・・
と、否応なく現実だけを映し出す　”写真”　というものを見て感じました。
そんな訳で、「年齢不詳」が、これからの更なる目標です。


（photo…その代表格の一人は、やっぱりこのお方でしょう）