Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

天使の歌声に出会う。 『コーラス』

2005-03-14 | cinema... eiga
月曜日。
会社の人から試写会のはがきを頂いて出かけた映画。
アカデミー賞をはじめ、いくつかの大きな賞にノミネートされたという、少年たちとある教師の物語です。
少年の心を描いた感動作・・・なんて、こんな機会でもなければ決して、自ら進んで観に行くことはない、という自信(?)もあったので、同じフロアの友達を誘って、行ってきました。

開演前。
いつものように「泣くといけないから」と、ハンカチをひざの上にあらかじめ握り締める友達。
じゃあ、と私も見習って、ハンカチを用意。
とはいいながらも、泣けないような気がしていたんですが・・・。

問題児たちを矯正させるという目的で作られた施設。
幼い子供ばっかりがひしめく中に赴任してきた、もと音楽家志望の教師。
横暴な校長の暴力的な教育方法に反感を持ち、こっそり、歌を教えることで、子供たちの伸びやかな心を育てようとする・・・。

特に目新しい筋書きでもないし、大どんでん返しがあるわけでもない。
でも・・・、

この歌声は、なんだ??!!

子供の中で、傑出した声の持ち主が一人。
この子が、フランス中を涙に誘ったらしいのですが、それもそうでしょう。
素晴らしい! 
意表をつく、予想を超えた歌声に、気づいたら、出番はないだろうとたかをくくっていたハンカチが、大活躍でした。

”奇跡の声”、そう作中でも評されていますが、ほんとうだ、あんな美声があるのか・・・
と、呆然とした気持ちから、しばらく抜け出すことができませんでした。
感動は、彼の歌声にほとんど集約されている、というのが作品への率直な感想ですが、
音響設備の良い映画館で聴くにふさわしい声です。

公式ページは、こちら。

あとは、小さな子供のかわいらしさが、みどころですね。。
「あんな子、持って帰りたい!!」
と、帰りに友達と大いにもりあがってしまった程の、天使が登場します

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