県広域連合の議員が指名推選によることは良しとしても、何故、市議会議員の中から推薦するのではなく、執行機関側の市長が推薦されたのでしょうか。
このシリーズの4回目で触れましたが、大阪府の広域連合の場合は規約において、当該関係市町村の長及び副市長は選任の対象者にはなっていません。
兵庫県の広域連合の場合は、執行機関側の市長又は、副市長も選任対象になっています。
そして、事務局長会の中では、執行機関側か . . . 本文を読む
このシリーズの4回目と重複しますが、県広域連合の規約から広域連合議員の選出方法をみますと、
(広域連合議員の選挙の方法)
第8条 1項:広域連合議員は、各関係市町の議会において、当該関係市町の長、副市町長又は議会の議員のうちから、1人を選挙する。
2項:関係市町の議会における選挙については、地方自治法第118条の例による。
(広域連合議員の任期)
第9条 1項:広域連合議員の任期は、当 . . . 本文を読む
前回述べたように県広域連合の共通経費は、市税から負担しています。
県広域連合の経費をどのように負担しているのか少し長いですが、、平成18年12月定例会での高嶋生活環境部長の答弁を紹介します。
・生活環境部長(高嶋修君):広域連合の経費ですけれども、これは議案説明資料の93-4ページをごらんいただきたいと思います。
まず、共通経費。これは規約にもうたっておるところですけれども、共通経費、これは、 . . . 本文を読む
この「後期高齢者医療制度」の運営は、都道府県単位の「広域連合」が行います。
芦屋市では、兵庫県下の全ての市町村が加入する「兵庫県後期高齢者医療広域連合」(以下、県広域連合と云う)が運営します。
運営するとは、条例や予算などの審議、決定を行うことですが、後期高齢者が負担する保険料は、ここで決定される事もあり、組織の透明性や民主的運営が行わなければなりません。
又、何よりも被保険者の立場にたった制度に . . . 本文を読む
この保険制度は、高齢者や障害者に多大の自己負担を強いる制度ですが、保険料や窓口負担だけの問題ではないようです。
前回の制度のあらましで触れましたが、診療報酬の支払いが「包括評価方式」(以下、包括定額制という)であること、それにこの制度の運営が都道府県単位の「広域連合」によることです。
この包括定額制は、医療費を削減する目的で導入される事が明白です。
包括定額制は、既に述べたように病気ごとに一日当 . . . 本文を読む
来年4月からはじまる「後期高齢者医療制度」とはどのようなものかをまとめると
(1).対象となる方は、
・後期高齢者(75歳以上)の全ての方
・前期高齢者(65~74歳迄)の方の内、老人保健法の対象者で一定の障害のある人
→一定の障害とは
1.身体障害者手帳1~3級所持者
2.身体障害者手帳4級の内、音声、言語障害の方と下肢機能障害の一部の方 . . . 本文を読む
10月7日(日曜日)の読売新聞社説によると『高齢者医療費―限界に来た機械的な削減手法』との見出しにより、「…高齢者も含めて、広く薄く負担し合うしかあるまい。高齢者医療費の見直し案が浮上したことによって、消費税率引き上げが避けられないことが、より明白になったのではないか。」と結んでいる。
来年4月実施の後期高齢者医療制度は、現在加入している国民健康保険や健保・共済等から75歳以上の後期高齢者だけを . . . 本文を読む