アモルの明窓浄几

芦屋・仕舞屋・三輪宝…生噛りの話題を机上で整理します。

軽井沢発地方面の石仏を訪ねて-6

2009年01月16日 | まちのこと
下発地からバス路線を北へ風越団地のバス停まで戻ると、東手にあるのが風越山で、その南西の麓が写真の場所です。
角地の隅切り部分の階段を上がると、大木に庇護されているように大小の石仏が寄り添っています。

写真の右下の道が女街道と呼ばれ、左下のバス路線から分岐し、風越の山裾を東南へ向かい、古くは下仁田へ繋がっていたと云います。今は、ゴルフ場の建設で、道は付替えられています。

この女街道沿いにあった石仏などが、この場所へ集められたとの事です。
江戸時代において、官道としての中山道に対し、この女街道は間道として、旅人の思いを運んだことでしょう。

女街道には、道祖神や馬頭観音などの石仏の他に、道標としての地蔵なども数多くありました。
わけがあっての女ひとり旅にとって道先案内の地蔵は、正しく仏であったのではないでしょうか。


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