アモルの明窓浄几

芦屋・仕舞屋・三輪宝…生噛りの話題を机上で整理します。

お盆ですね その1

2012年08月13日 | まちのこと
●芦屋市役所は、今日13日から15日まで本庁舎の業務を休んでいます。
閉庁の理由は「節電対策」とのことです。
お盆の時期に節電する理由として、「市民の皆さまの影響も考慮し、比較的来庁者の少ないこの期間に実施することにしています」といっていますが、逆に考えれば、来庁舎が少ないこのお盆の時期に市役所へ行かざるをえない人がいるということです。

万一、計画停電を実施されても本庁舎は元々停電除外施設です。市職員はこのお盆時期の閉庁は望んでいなかったようですが、鶴の一声で決まったようですね。
関西電力は、お盆時期の13~15日はオフィスや工場での電力使用が大幅に減るため、節電は求めないといっていました。

日頃、私たちが市役所へ何かと要望しても、前例がないとか近隣市町の動向に合わせ判断される場合が多いのに、今回は如何したわけか速やかな「決断」と「実行」に思い至ったのでしょうか。市長の権限(権力)の重みを知らされた一件でした。

宝塚市では、家庭での電気使用を減らすため、市の施設で映画を無料上映しているそうです。(朝日新聞8/11日付)宝塚市並みの機転とセンスを望みたいものです。


●8月2日の参院社会保障・税特別委員会において、片山さつき自民党議員は、「安易な手当の出しすぎで、若いお母さんや若い男性が働かない方に働かない方にいく」とし、生活保護費の削減を求めました。生活保護費は「数千億円圧縮できる」といい、消費税増税分を生活保護に回さないようにと持論を展開しました。
又、高齢の受給者については、「シルバー人材センターにできるだけ行くようにして(働いて)もらう」とまでいっています。

シルバー人材センターとは、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高齢法)に基づき、営利を目的とせず、原則として市町村の区域ごとに設置されている公共的・公益的団体をいいます。

従って、シルバー人材センターは、臨時的かつ短期的な就業又はその他の軽易な業務のみを受注できるとしているため、フルタイムで働くことはできないのです。
フルタイムで雇用されることを望む方はハローワークへ行くことになるのです。

具体的には、生計の維持を目的とした本格的な就業ではなく、概ね月に数日から10日程度、1週間に20時間程度の就業をいいます。
例えば、時給が最低賃金とすれば、739円×20時間×4週間=59,120円/月となります。
いくら健常の高齢者であっても、シルバー人材センターだけの収入では、生活は出来ないのです。



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