アモルの明窓浄几

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軽井沢発地方面の石仏を訪ねて-1

2009年01月11日 | まちのこと
昨年暮れに文筆家の平賀三郎氏の別荘へお伺いする機会を得ました。
若かりし頃は、軽井沢といえば旧軽井沢銀座通りのショッピングを楽しんだり、ガイドブックを片手にリゾート地を散策したことを思い出します。
今回は、北部の観光地ではなく、南部の農村地帯を平賀氏の案内で訪ねることにしました。

この写真は、発地原から北の浅間山の峰を仰ぎ見るロケーションですが、一本の農道と両脇の農地が広大な発地原を形成しています。この辺りは、寒冷地のため幾度も飢饉に見舞われていたと云われ、決して暮らしやすい地ではなかったとの事です。

今日においても減反政策が行われ休耕田となっており、北部の賑わいと表裏の関係にあるようです。



追伸:昨年、平賀三郎著の『軽井沢発地の名もなき石仏たち』を手にし、機会があれば訪ねてみたいと思っていたところ早々に実現できました。
平賀氏には貴重な時間を割いてまで案内をして頂き、又この度は、ブログにするにあたり書籍なども参考にさせて頂いた事に、この場を借りてお礼申し上げます。
拙い文章ではありますが、路傍の野仏などを通じ、江戸時代の庶民生活の一端を垣間見て頂けたなら、望外のよろこびです。
今回から数回に分けて色々な石仏などをご紹介して行きたいと思っています。

尚、このブログを読まれて興味を持たれた方は、是非に平賀氏の上記本を手にとって見てください。私には到底及ばない素晴らしい文章と美しい写真が多く掲載されています。
→ 書籍の発行元:軽井沢ニュース舎 tel.0267-42-0819  ¥1,000





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