アモルの明窓浄几

芦屋・仕舞屋・三輪宝…生噛りの話題を机上で整理します。

きはった、きはった、きはったえ~!「ねんきん特別便」

2008年03月21日 | 万帳報
ポストを見ると、少し厚目の封書がある。
表上に、[重要] [親展]とあり、下側には「ねんきん特別便」ですと大文字で書かれている。

俺は、まだ年金を貰う年ではないし、親父やおふくろは既にいないし、何かの間違いやろと思いつつも名前欄を良く見ると、俺の名前がのっているではないか。

一瞬、いやな予感が走る。
この早い時期に来るのは名寄せの結果、年金記録もれのある者に出すのではなかったか。
改めて、囲い文字部分をよく読むと、”年金加入記録にもれがある可能性があります。”と書かれてある。
エッ、エ~!!

”十分お確かめの上、ご回答いただきますよう、お願いいたします。”
十分お確かめとはなんの事か。
早速、封を切ってみると「年金記録のお知らせ」があり、あなたの加入記録として、
番号1 加入制度:国年 国民年金 資格取得年月日:…… と書かれている。
エ~!! たった一行のみ。 それはないやろ。

別紙を見ると、大きな文字で
1 あなたの加入記録をお確かめください
  この度の年金記録をめぐる問題について、心よりお詫び申し上げます。…
  このお知らせは、基礎年金番号に結びついていない5000万件の記録の中に、あなとの記録と結びつく可能性のある記録があるため、お送りしています。
今回お送りした加入記録に記入もれや誤りがないか十分にご確認いただき、必ずご回答いただきますよう、是非ご協力をお願い申し上げます。
厚生労働大臣 舛添要一

※おい待て、5000万件の記録の中に、俺と結びつく可能性のある記録があるとは如何いうことか。
 まわりくどい言い方をされると、俺の頭では理解できん。それに言い方も気に食わん。
手前どものミスで、あなたの大切な年金番号が統合されずに処理してしまいました。
大変申し訳ありませんが、年金照合のため、当方で掌握しているあなたと結びつくと思われる年金加入履歴を全て具体的にお知らせしますので、ご確認くださいだろう。
それにしても舛添要一大臣、あんたの名前は大きいのう。

十分に確かめろといわれても、年金記録欄には一行しかなく、如何しろというのか。
俺の厚生年金加入時期の記録が完全に消えている。
これは、俺の名前の入力ミスによるものに間違いない。
とり合えず、「ねんきん特別便専用ダイヤル」に電話や!

何度もかけるが、なかなか繋がらない。
俺:繋がると先ず案内があり、電話料金が掛かることが通知される。
  ※通話料金がいるのか。まあ、社会保険事務所へ行っても交通費は掛かるしね。
  もしもし、「ねんきん特別便」が届いたので、電話しました。
  厚生年金加入時期の記録が全く抜け落ちているのですが。
社:お勤め先は、お分かりですか。
  ※その他、本人確認の質問あり。
俺:分かっています。何処そこと、何処そこと、何処そこです。
社:あなたと思われる情報をお伝えします。○×△…
俺:あの~。一度聞いただけでは間違いがあってはいけないので、復唱していいですか。
社:あなた様の方で、十分にお確かめください。
俺:30年前の事など正確に覚えていないので、尋ねているんですよ。
社:それなら、もう一度情報をお伝えします。
俺:宜しく。
  ※こちらからの復唱は、確認しないようです。要するに、情報は提供するが、貴方の責任において「年金加入記録照会票」に記入せよとの事のようだ。
俺:処で、この(厚生年金加入)時期の記録が全く消えているのは何故ですか。
社:職場では、同姓同名の方が居られるということも有りますし。
俺:それはありえない。A事務所の時などは、社員全ての名前を知っているぐらいの小規模な職場ですから。名前を読み間違って入力したのではないですか。ワタベをワタナベと読み違えたとか。
社:……
俺:それで、この照会票を返送した後は、どうなるのですか。
社:記録内容を調査し、確認を行います。その結果を改めてお知らせします。
俺:いつ頃、通知があるのですか。
社:三ヶ月から一年ぐらいかかります。
俺:一年もかかるのですか。間違いなく通知がるのですね。
社:必ず、お知らせいたします。
俺:分かりました。
  ※「必ず」といったな。あなた、今の郵便事情を知っての発言か。

おおよそ、電話のやり取りは、このような内容でした。

心得
1.「ねんきん特別便」など俺には関係はないと思わないこと。
2.記載例の用紙がありますが、そこには赤文字で「…必ず、年金加入記録照会票に記入の上、社会保険事務所におこしいただくか、ねんきん特別便専用ダイヤルにご連絡をお願いします。」と書かれています。
しかし、年金加入記録照会票に記入してから連絡をするのではなく、とり合えず.、「ねんきん特別便」が届いたら、ねんきん特別便専用ダイヤルへ電話すること。
3.ねんきん特別便専用ダイヤルへ電話したら、記録の情報を全て聞き出すこと。
 そこで、分からなかったり、埒が明かない場合は、社会保険事務所に行くこと。
4.さほど、複雑でない俺の場合であってもこの様な対話をしています。
高齢者の方達の中には、電話での対応や社会保険事務所へ行って、待たされるのも辛いことでしょう。
 めったにしか行くことのない社会保険事務所ではなく、日頃からなじみがあり、相談もし易い役所や社会福祉施設などでの相談、更に高齢者の状況によっては担当部署から高齢者宅へ出向くなどの対応があってもいいのではないかと思います。


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