アモルの明窓浄几

芦屋・仕舞屋・三輪宝…生噛りの話題を机上で整理します。

『松韻の街』を思う-3

2007年06月07日 | まちのこと
今日は、芦屋市(管財課)からの回答書を掲載します。
「質問」とは、私からの質疑で、『松韻の街』を思う-1 で掲載した内容と同じです。
(回答)とは、私が面談の上、口頭での回答を書面にしたものを、管財課で確認し筆記訂正して頂いたものです。

回答
2007年6月1日

質問1:上記(前回の質問書による)応募条件は、一般にいうところの「建築条件付き土地」分譲の事でしょうか。
(回答)その通り「建築条件付き土地」分譲です。

質問2:共同事業者とは、(財)住宅生産振興財団の事でしょうか。
 (回答)その通り(財)住宅生産振興財団です。

質問3:芦屋市が土地分譲するのに共同事業者が必要であった理由は何でしょうか。
 (回答)この様な事業規模が大きい場合は、市(管財課)の人員では体力不足であること。
     又、早期の販売等を考慮すると販売ノウハウの蓄積のある共同事業者が必要であった。

質問4:「建築条件付き土地」分譲とする事と共同事業者との関連は有りましたか。
(回答)「庭園都市」のモデルと考えており、その街並みを早く形成するため。

質問5:納税者である地元業者が、建築事業に参加できないことをどのようにお考えですか。
(回答)市(管財課)の体力不足を考えると、共同事業者の協力が必要であった。

質問6:納税者の市民も購入者の対象ですが、市の事業にも関わらず、建築条件を付すことをどのようにお考えですか。
(回答)総合公園の事業費返済に充当することもあるが、販売代理者の販売力で出来るだけ早期に売却を完了させたいことと、街並みを早く形成したいため。

質問7:建築条件付き土地取引に関し、(社)首都圏不動産公正取引協議会より建築条件付土地取引に係る表示事項に関する臨時的取扱いについての通知(2003年4月10日)は、ご存知の事と思いますが、どのようなご感想をお持ちですか。
(回答)特に感想はありません。

質問8:土地譲渡契約締結後、三カ月以内に建物建築請負契約を締結することとなっていますが、この様な短期(三ヶ月以内)契約にした理由は何ですか。
(回答)建物建築請負契約を締結するのに三ヶ月あれば出来ると判断した。

質問9:買主の自由選択(建物の設計及び工事請負業者の選択等)を共同事業者の会員に限定した理由は何ですか。
(回答)(財)住宅生産振興財団が共同事業者になるための条件でもある。

質問10:更に共同事業者の会員限定としても、複数の販売者の中から買主が選択出来る方法を売主(芦屋市)が選択できるにもかかわらず、一宅地一事業者(販売代理者)に限定することは、著しく買主の権利を制限しているとお思いになりませんか。
(回答)分譲条件の一つであり、買主側の権利の制限とは考えていない。
    又、分譲開始後、半年を目処として一宅地一販売事業者に限定せず、他の共同事業者の中から選択できる。

質問11:(財)住宅生産振興財団の事業について、「この法人は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。」(第4条)として、その6に「地方公共団体その他関係機関の住宅供給施策に対する協力」と有りますが、芦屋市に対してどのような協力があったのか、関係資料と共に具体的説明をお願い致します。
(回答)造成設計段階から(財)住宅生産振興財団の協力を得ている。
    販売のノウハウを含め双方協議の結果、販売手法の幾つかの内から、「建築条件付き土地」分譲形式を市が選択した。

質問12:ケーブルテレビの市広報番組『あしや30min』によると、「松韻の街」の紹介として、「自分のまちを自分達の手で育てる楽しみを実感できる」街と謳っています。ここでいう自分とは、芦屋市民や地域に根ざして事業を営む不動産、建設関連業者では無いように思われますが、如何でしょうか。このキャッチ・コピーの真意をご説明ください。
(回答)「自分」とは、この街に住まわれる方をいいます。
    「自分達の手で育てる楽しみ」とは、新たに出来たこの街に暮らし、地域を育てて頂くことを意味しています。

質問13:今回は第1期分譲ですが、今後の分譲については、応募条件等を見直す予定は、ないでしょうか。
(回答)二期分譲までは、一期分譲と同じ応募条件で決定しています。
    三期分譲以降は、二期分譲迄の経緯を見て応募条件の見直しも有ります。

質問14:市の土地は、市民の土地でもあると思いますが、今後もこの様な(財)住宅生産振興財団との提携による事業計画が有りますか。
   (回答)今現在、事業計画はありませんし、今後の予定もありません。


以上が、管財課からの回答です。
市民の皆さん、共同事業者が(財)住宅生産振興財団であることをご存知でしたか。
造成設計段階からこの財団の協力を得ていたそうです。又、市(管財課)の人員では体力不足であることが、共同事業者が必要であった理由のようです。
次回は、私の感想を述べてみたいと思います。


   ↑ 手前の土地が分譲地です。
      奥の右側は、シーサイドタウンです。
         左側は、阪神高速5号湾岸線です。


最新の画像もっと見る