アモルの明窓浄几

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関口祐加“認知症の母を撮る”

2012年07月23日 | 万帳報
映画監督の関口祐加さんが、実の母をモデルにしたドキュメンタリー映画「毎日がアルツハイマー」の上映に先立ち、先月のEテレ「ハートフルTV」にゲスト出演されました。
インタビュアーとのやり取りの一部をご紹介します。

>インタビュアー
 実の認知症のお母さんを撮って、外へ公開すると云う事に葛藤とか迷いとかはなかったですか?

>関口監督
 ないです !!
 つまり、母の認知症を恥ずかしいと思ってないのです。
(母が)認知症になって、記憶のない処があって、むしろ本人は苦しんで一生懸命何とかしようと思っているのは、とても素敵な事だし、それを応援してあげたい。

>インタビュアー
 関口さんの大切にしている、親の介護と向き合うコツは?

>関口監督
 「Long Shot !」(ロング ショット) チャップリンの言葉

 人生はクローズアップで見ると悲劇的なことが多い。それをちょっと引いてロングで見ると、それは意外と悲劇が喜劇になったりする。
 大変な時こそ、ちょっと引く。辛い時こそ笑っちゃう。
 引いたからこそ見えてくるものがある。引けば視界が広くなる。
 その時に見えてくるもので、介護(認知症)の人と付き合う事は、大切なのではと思う。


註:予告編等は下記からご覧ください。

http://maiaru.com/





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