猫舟さんのアドバイスを受けて、ケーキの型をクリーニングしてリサイクルショップに持ち込んだ。
相当使用感のあるものばかりだったから引き取りを拒否されるかと思っていたら、
幾つかはドイツの有名なメーカー製だったので、全部で50円になった。
金額の多寡はともかく、捨ててしまってそれきりになるより、誰かがまた使ってくれるなら嬉しい。
帰宅してポストを見たら本が届いていた。
イカが読書会の課題図書に推していたアンドレ・ブルトンの『シュルレアリスム宣言集』(江原順訳 白水社 1983)だ。
どんなものか最初のページを開いてみて何とも言えない感じがした。
こんなもの読んでわかるのか?
書き出しはこんな感じ。
この本が変わるだろう。しかも、この本が地上の生存を賭けてきたという限りにおいて、習慣的に定められている限界の此方と彼方に地上の生存がもちうる一切のものでともあれ生存を充電しつつ、変わっていく、そしてその運命は、例えば何冊かの本を書き書かなかったという私の運命に密接にかかわっている、こういうことは前もってわかっていたことであった。
シュールすぎる。カントかマルクスでも読む方がまだましに思えてくる。
翻訳者も大変だったろうな。
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