落雁

12時過ぎ、母の見舞いに行った。
昼食は既に終わって、入所者たちは各自引き上げるところだった。
母に差し入れの落雁を食べさせた。
二つ三つ食べると満足したようだった。
しばらくすると母の隣に男性の入所者が連れられてきた。
彼は英語が分かるのだといって、母はまずい英語で話しかけている。
男性も分かってか分からずか、適当に返事をする。
何にせよ話し相手ができたようでよかった。

その後母を自室に連れて行き、二三時間話を聞いた。
またも夕食まで居て欲しがっているようだったが、
さらに二三時間相手をするのは体力的にきつかったので、
明日の訪問を約束して室を後にした。