どこでも旋回

フットサルチームメンバーによる。旋回しながらのブログです。時折ケブラが入ります。(笑)

☆ビーチの舞☆

2008年04月01日 14時03分53秒 | Weblog
ビーチサッカー“金武町長杯”、


準決勝。


勝てば“九州の英雄”ペレ(スポルバ、福岡)との決勝を控える大一番。



対戦相手は神奈川のチーム。


2戦目、3戦目と戦い本来のビーチサッカー仕様になって来たEST/ビッグマン。


すっきり勝って念願であるペレとの決勝に駒を進めたい。



開始よりESTはスピーディーかつダイナミックな攻撃で相手ゴールに襲い掛かる。



GK将斗の丁寧なスローから後藤浩彰のダイレクトプレー、林田慎司のドリブルからのシュートを引き出して行く。



後方からは、

日本代表並みのスコップシュート(足首でボールを浮かせてダイレクトでシュート)を完全に習得した坂口信彰が、コースぎりぎりの惜しいシュートを連発。



いつでもゴールが決まる雰囲気が漂う。





しかし、雰囲気が良いだけではゴールと認められないのがサッカーの常。



惜しいシュートを連発しながらもスコアに動きは見えない。



5分。

中盤でボールを奪われ、混戦の中から相手チームがシュート。



勢いもなく、コースも甘かったが、するすると混戦の中からくぐり抜けて来たシュートだけに、“新記録・守護神”将斗も反応が遅れる。



ボールは静かにネットに触れる。


0―1。

まさかの先制ゴールを許してしまう。。






続く8分には、ESTがハンドの判定を取られ、PK。



これを相手キッカーが上手く決めて、更に失点を許す。



0―2。



前半終了。




試合の流れを掴んでいただけに2点のビハインドが信じられないEST。



後半に執念を見せEST劇場の幕を開きたい。



後半開始。



前半同様、相変わらずのESTペースで試合は進む。


前線の“Hot Set”の二人に連動して、三人目の中田、コーダイが次々にシュートに絡んで行く。



フィジカルで勝る、“破壊神”中田のシュートはポスト、サイドネットに阻まれる。


“闘将”コーダイのドリブルからのシュートはわずかにバーの上。


“フライング・ストライカー”後藤のPKは相手GKのファインセーブ 。


後一歩でゴールだが、依然としてゴールが遠い。



しかし、


6分。


今度はPKを貰ったEST。

キッカーは、
“ビーチの申し子”林田慎司。


この大会、得点とアシストでチームを引っ張って来たエースは、落ち着き払い冷静にシュート。


プレッシャーのかかるこの場面だったが、


慎司のシュートは
美しく突き刺さり、待望のゴールとなる!



1―2☆



このゴールで勢いに乗ったEST。


同点、そして逆転を狙い果敢に攻め込むが、得点には至らない。



攻めても攻めても届かないゴール。



時間だけが過ぎて行く。



残り、一分。


坂口からのパスを受けたのは、誰よりもビーチが似合う夏男、


“ビーチの妖精”森本昌一。


昌一にとってサッカーより、フットサルより得点率が高いこのビーチサッカー。


その得点力、遂には、“Hot Set”を脅かす存在まで成長。



昌一はシュートの打てる足場までボールを動かすと、“ボッティ”的に左足を振り抜く!



左足から放たれた“妖精の舞”は、美しく、鮮やかに、ゴール右上に突き刺さる!




ゴォォーーーーーーーール!!!!!!!!!!!!!!!



時間帯もシュートの美しさも間違いなく今大会1番のゴールは、値千金の同点弾!!!



『EST劇場』の開幕を告げる!!



残り時間での勝利を目指し、猛攻を続けたESTだったが、


タイムアップを告げる笛が鳴り響く。




今大会初のPK戦に突入。


外したら負けに繋がるサドンデス方式。



先攻、
EST/ビッグマン。

この試合PKを決めてる“遠藤”林田慎司、


渚のPK職人、“MAN中出身・デビッド”林田孝司はベンチ、、


その為、

キッカーは、“スコップマスター・Mr.マクドナルド”坂口信彰を指名。





慎重にボールをセットする坂口。




しかし、思うように“山”(ボールをセットするときに蹴りやすいように山を作る)が出来ない坂口。


斜めだったり、下がってたり、ボールが思うようにセット出来ない。


審判も苦笑いするくらい時間がかかって出来た“山”は、、



なんと!!



坂口の膝くらいまである、
高い高い、『エベレスト山脈』も真っ青な

小高い“山”に仕上がった。


まて!


早まるな!


とベンチからの声が響くが、集中テンパりモードの、坂口信彰には、







届かない(泣)



チームメイトの抑止にも耳を貸さず、




ゆっくり助走に入る坂口。



ジャンピングボレーでしか蹴れないような小高い“山”からのシュートは、




当然、空中高く飛んで行く、、






『カーン、、』



キッカーにとってもっとも聞きたくない無機質な音が伊芸ビーチに鳴り響く。



ESTの選手間に、


『やっぱり、、』的な空気が流れる(笑)





失意の“エベレスト”坂口。


その悲しみはエベレストより高く、


マックシェークより浅い。。



その直後のPKをあっさり決められる、、。




これにて、
『EST/ビッグマン』の冒険は終了。





世界に誇れる攻守の要、
“エベレスト・サスケ”を責める者はいない。





EST/ビッグマン
金武町長杯・ビーチサッカーチャンピオンクラス、

『2勝1敗1分』

総得点:12

総失点:10

得点者:林田慎司 6goal、
中田博文2goal、
森本昌一2goal、
後藤浩彰1goal、
山下広大1goal


MVP:林田慎司
※ゴール、アシスト数共にNO.1。攻守に安定した活躍を見せ、チームを引っ張った。
まさに“ビーチの申し子”。


Bestゴール:森本昌一
※忍び足からの勝ち越しゴール、妖精の舞からの同点ゴール。

豊富な運動量とスピード溢れる走りで、ビーチサッカーのエースとなる日も近い。

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2 コメント

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マクドナルドさん (マックポテト)
2008-04-01 14:06:08
これからも負けないで、小高い山からのPK連発して下さい!


選手の皆さん、お疲れ様でした!
Unknown (水道キーパー)
2008-04-02 19:41:40
まさか何年か前の鳥瀬さんのPK並のオーラを坂口くんが出すとは!
しかし、そのやまを見たかったです☆