日々徒然

日々旅にして旅を住処と・・・
できるほどの金も時間もないけれど、お散歩も旅。
ほてほてのんびり歩きましょう。

ウスペンスキ寺院 

2004-12-02 19:30:58 | 北欧紀行

夜が明け、無事ヘルシンキHelsinki に到着。とうとう北欧最後の日です。

船から下りてまず、港付近でやっている朝市へ。食べ物のほかにも、日用品もあります。北欧らしいな、と思うのは、多分デザイナーの卵であろう人たちが自分たちで作ったアクセサリーや、お皿などの日用品を売っていること。買わなかったけど、見てるだけで楽しい♪

次に向かったのはウスペンスキ寺院 Uspenskin Katedraali。
19世紀には帝政ロシアの統治下にあったときに建てられたもの。ロシア人建築家ゴルノスタイッフの設計で、1868年に完成したビザンチン・スラブ様式のレンガ教会を代表するものである、ギリシア正教会なんだそう。ロシア正教会じゃないの?
「永遠に眠る乙女マリア」に献堂されたものだそう。聖母マリア様、ではないの?

ヘルシンキHelsinki は、フィンランドの首都。緑豊かな森や、美しい海岸線に彩られ、それゆえ「バルト海の乙女」の愛称を与えられてる美しい町です。約450年の歴史をもつ町ですが、一度、大火のため街の大半を焼失。その後(1840年)ネオクラシック様式の近代都市へと生まれ変わったんだそう。

シリヤ・ラインの舟旅

2004-12-01 19:36:30 | 北欧紀行

スウェーデン ストックホルムに別れを告げ、フィンランド ヘルシンキへと出発です。

スウェーデン-フィンランドをつなぐ船としては、バイキングラインが有名。国際船なので、船の中に免税店もあるし、バーやカジノもあったりする、豪華客船ホテルというイメージでいたけれど、私たちが乗ったのはシリヤラインSilja Line。船で1泊してフィンランドに向かいます。

シリヤラインも、バイキングラインと同様、ストックホルム-ヘルシンキをつなぐ船。もちろん免税店もあります。でも、日本人ツアーが想像するバイキングラインに比べたら、かなり庶民的な船。客室も、上から下まで、レベルがあります。私たちはかなり下のレベルの部屋に宿泊。

北欧は物価が高い。何カ国か旅行してるけど、日本より物価の高い国に来たのは初めて。税金が高いせいなんだろうけど、これが本当にきちんと福祉に使われているとわかっているので、皆納得してるんですよね。

にもかかわらず、今回のツアー、本当に安かったんです。ホテルも、水の出がいまいちとか、水はけが悪くてバスルームが水浸し、なんてこともあったけれど、総じてまずまずオッケーだったし、食事も結構美味しかったし、どこで調整しているの?と思ってましたが、船のレベルとかだったか~というわけで、文句は言えません。

もちろん、船の中では免税店での買い物に。現地の人たちも、免税店で買い物をしたいがゆえに、このシリヤラインに乗り込む人もたくさん。安い買い物したいのだから、豪華客船に乗る必要はないってことなのですね。


最も狭い路地

2004-11-30 19:39:51 | 北欧紀行

ちょっとタイトルに語弊があります。

本によると「石畳の道が残る街で最も狭い路地」が、ここ、ストックホルムのガムラ・スタン(古い町、旧市街)にある、モーテン・トリチグス・グレン通りMarten Trozigsgra:nd なのだそう。

ガムラ・スタンGamla Stan は、曲がりくねった細い道や、石畳の道が残る街。本当に、名前の通り、ストックホルムの中心にある最も古い地区であり、中世の面影がそのまま残されているところ。

ガイドさんについていきながら、少し昔の建物などを見学。どこを見学したのか忘れましたが、「この中庭は昔汚物垂れ流しで臭かったのよ~」なんていわれると、その場に立っていたくなくなったり。

スウェーデン王宮

2004-11-29 19:46:09 | 北欧紀行

スウェーデン王宮。ガムラ・スタンと呼ばれる、ストックホルム旧市街に建っています。
衛兵の交代式が見所らしいけど、今回見られず。
王宮前の広場には、結構たくさんの人がいました。

こちらは今は国王一家はお住まいになられていません。先に書いたとおり、郊外のドロットニングホルム宮殿に住んでいらっしゃるのだそう。街中より環境いいですものね。

けれど、この王宮は執務にはきちんと使われているのだそう。
中も見学できるらしいです。「らしい」というのは、今回は素通りしただけだから。

市庁舎裏庭

2004-11-27 19:50:04 | 北欧紀行

市庁舎の見学を終えて、市庁舎の裏庭に出てきました。目の前に広がるのはメーラレン湖。
北欧の短い夏を楽しんで、皆ほとんど上半身裸になって日光を浴びてます。

とっても気持ちよくて、空いたベンチを見つけて、時間の許す限りゆっくり座ってました。

北欧の夏は、昼がとても長い。9時過ぎに歩いていても、夕方みたい。そのかわり、冬は午前10時過ぎにないと明るくならないし、午後2時過ぎには暗くなっていく。だから3時過ぎからはほとんど誰も外出しないのだとか。それじゃ、生活しづらいだろうから、多分少しは出歩いてるんだろう・・・と思うのだけど、日本人的発想なのかも。

長い冬を楽しく快適に過ごすために、北欧のおうちってカラフルでデザインが凝ってるのだなあ。日本の北国って、冬を耐えて乗り切る、ってイメージなんだけど、長い冬なんだから、家の中を快適に明るく楽しく過ごしましょうという、人生を楽しむほうがやっぱり前向きでいいな、と思います。

黄金の間

2004-11-26 00:15:53 | 北欧紀行

市庁舎2階にある、「黄金の間」
ここでは、ノーベル賞授賞式の後に舞踏会が開かれます。

壁面には1900万枚もの金箔が貼ってあるんだそうです。贅沢!
その正面に描かれているのは、「メーラレンの女王」。
市庁舎の前に広がっているメーラレン湖の女神なんだそう。

ストックホルムは、バルト海とこのメーラレン湖の間に散在する14の島々から成っています。その島々は、橋で結ばれています。「北のヴェネツィア」とも呼ばれるそう。メーラレン湖はそんなストックホルムの重要な交通、輸送の要になる湖なのだそうです。

市議会議場の天井

2004-11-25 00:18:40 | 北欧紀行

ブルーホールの階段を登り、市議会議場へ。

見所は、市議会議場の天井。この天井は、ヴァイキング・ルネッサンス様式といって、ヴァイキング船の船底をはめ込んだイメージなのだそう。

この議会場は細長くて、ちょうど船が逆さになったような感じ。

お隣にはゴブラン織りのタペストリーで飾られた小部屋がありました。そこでは、一般の人の結婚式も出来るんだそうです。申し込めば、日本人だってここで結婚式を挙げることもできます。人気ある式場なんですって。

ここスウェーデンは、やはり寒い土地なので、昔は栄養失調で亡くなる人も多かったそうです。でも、寒い土地でも育つジャガイモが入ってきた頃から飛躍的に死亡率が減ったのだとか。確かイギリスやアイルランドもそういう歴史を持っていましたよね。

ブルーホール

2004-11-24 00:21:57 | 北欧紀行

次に行ったのは、ストックホルムStockholm 市庁舎 Stadshuset 。
メーラレン湖湖畔に建つ、赤煉瓦の建物です。1911~1923年に造られたもので、現役。

ノーベル賞のうち、ノーベル平和賞以外の授与式がこの市庁舎で行なわれます。
毎年12月10日にノーベル賞授賞式後の晩餐会が行なわれるのが、写真のブルーホール。踊り場演説台があって、ここで受賞者がお話をするらしい。当然立ってみました。

ブルーホールという名は、この市庁舎を設計した建築家ラグナル・オストペリィが、広間の天井から青空が入ってくるような構想を抱いてつけた名です。本当は屋根なしの予定だったのかな(一部だけかもしれないけど)?でも、勤める市役所員から、「屋根なしじゃ居心地悪い!」と苦情が出たのを受けて、屋根をつけることになった、という説明を受けた気がします。
この国で屋根なかったら寒いから、屋根をつけて正解だと思う。

衛兵の交代

2004-11-22 00:24:19 | 北欧紀行

ドロットニングホルム宮殿を見学して出てきたら、ちょうど宮殿を守る衛兵の交代時間でした。宮殿の入り口に立って、交代をしばし見学。

この写真だと結構手並み足並みそろっているけど、じっとみていたこちらからの意見・・・実はさほど揃っていない。普通、衛兵の動きってもっときびきびしていてほしい。

真実かどうかはさておき、添乗員さんの説明によると、スウェーデンの衛兵たちはそんなにレベルが高くないんだそう(顔のレベルという意味ではないですよ、もちろん)。でもそれって裏返せば、政情安定してるってことだから、いいことですよねぇ?

でも、この国で冬の警備ってつらそう。

ドロットニングホルム宮殿

2004-11-19 00:26:16 | 北欧紀行

フログネル公園を午前中見学した後、空港に行ってそこからひゅーんとスウェーデンのストックホルムに移動、この日の予定はこれでおしまい。

翌日はスウェーデンのドロットニングホルム宮殿 Drottningholm Palace に訪れました。世界遺産です。そして、この宮殿には今、国王一家が住まわれています。王宮は別にあるのですが、こちらのほうが環境がいいから、だったかな?住居にしているところ以外は見学可能。
「北欧のヴェルサイユ」とまで形容される宮殿です。きらびやかでした!

大理石などは絵でかかれたものでした。だまし絵みたいなものでしょうか。だからといって劣っている、という問題ではなく。

目の前の湖は、メーラレン湖。