さんぽのあしあと

はな とり てふてふ きれいないろ が すき

書物に咲く花々

2015-06-01 | 日々のあれこれ


ポーラミュージアムアネックスにて開催されているスー・ブラックウェル「Dwelling-すみか-」展へ行ってきました。
ブック・スカルプチャー(本を素材とした彫刻)はイマジネーションが書物の上に立ち現れる美しい世界でした。







『野生の花№10 -Wild Flowers(X)-』
こちらがお目当てでしたがイギリスの野の花が切り取られワイヤーでアレンジを加えられた作品。
書物の挿絵を切り取られると聞いてちょっぴり心が痛むのですが(私は本の形態が好きなもんで)、
目の前の作品を見るとそんな感情吹っ飛んじゃいますね。
繊細で美しい野の花に訪れたことがない土地の風や土の匂いすら感じるようなそんな錯覚に落ちました。


あ、ちなみに作品はすべて撮影可能です。
美しい作品を撮れるのはとても嬉しい。
嬉しいが会場は暗いしガラスに自分の姿が映りこむしでとてもその美しさを写し取ることが出来まへん。
願わくば作品集を出して欲しいなあと切に思っています。


★暗い会場で撮影しているので色は実際の作品と激しく異なっております。













『氷姫 -The Ice Maiden-』
見ているだけで胸に来るものがある静謐な世界。













会場はこのように黒い小さな小屋のようなスペースに作品が展示されています。







『海底2万里 -20,000 Leagues Under the Sea-』







『シェル・シーカーズ -The Shell Seekers-』
波の音が聞こえてくるよ・・・。












『蘭の花冠 -Sertum Orchidaceum-』
入り口に展示された大作。
HPのご本人による作品解説から↓
『蘭たちがまるで本のページから勢い良く飛び出してくるかの印象を与えること。
と同時に、様々な蘭や色やそれぞれの特徴から、注意深くカテゴリーに分類することです。
この作品は自然界の秩序と混沌、そしてそれを収集、記録し、情報化したいという、私達人間界の衝動を掲示するものです』

1900年ごろの古書をカットして作成された作品は奥の暗い部分に何か潜んでいるような美しけれど少し怖いと感じました。






2回目だけど出来ればまた観に行きたいなあ。
好きな展示は1回目、2回目と何度行っても新たな発見があるから。
(というか『スノーグース』が綺麗に撮れなくて未練たらたらなのだ)



自分用に→



2015年5月31日 銀座ポーラミュージアムアネックス
カメラ:Nikon COOLPIXS9700

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