あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』アニメ感想(7) ~静かなる丼、雄弁な丼~

2015-05-30 21:35:00 | アニメ感想

 アニメも早くも第9話まで放送されましたね。
 公式ツイッターの方でも情報が更新されているかな?と覗いてみたらば。

 

 

チュドーーーン☆☆☆

 

 

 完全不意打ち。

 ハートに核弾頭ミサイル的中です。

 『公式レシピブック ~遠月学園 勝負の一皿~』。

 ・・・買う予定なかったのに。

 

あんな創真目にしたら買わざるを得ないでしょうが!!!

佐伯先生のおばかぁああ!!!

 

 




 さて、アニメ感想が遅れ気味になってますね、頑張らないと・・・!(汗)



 今回は単行本のおまけ漫画からスタート☆
 これは明らかにあれですね。
 気合入れてるのは郁魅の方じゃなくてアニメスタッフの方です。(^^;A)



 前回言いそびれてました。
 貞塚や創真の包丁に引き続き、早くも登場してます。
 ゴシップ新聞『遠月スポーツ』が。
 これはもう、アニメ第二期も決定していると確信していいでしょうね。
 これほど原作における先の展開のネタを出してくれているんですもの。

 そして、これもまた言いそびれてました。

創真写真写り悪すぎ(核爆死)。



 履歴書の写真もそうだったけど、写真撮影の時はヘラ顔はよした方がいいと思う。(^^;A)




 さり気に改変されていた、控室でのやり取り。
 創真が「丼のタレ」にも工夫を施したという、視聴者への説明を兼ねた会話が割とあっさりとしたものになっています。
 でも私としては、これはとても良い改変だったかと。
 その理由は後ほど・・・って。

睡眠時間が二時間だあぁぁぁあ!?!?!?


 んなもん昼寝レベルだ!!!
 駄目よ創真!!躰壊します!!!
 成長期なんだしその倍は寝て頂戴!!!(><。)





 この作品の準々レギュラー?である川島麗。
 予想以上のキャピキャピ声でした・・・。(^^;A)
 気付いたんですが、「麗」って名前は「裏」と掛けてたんですね。(←今更?)



 さあ、そして両選手入場!!

スクリーン演出凄え~~~!!


 完全に『アイ●ンシェフ』(もしくは『料●の鉄人』)のノリです。
 うわ~これはワクワクしてきた♪

 でもって

やっぱ『幸平 創真』って字面良いなあ~~~v



 意味といい文字数といい発音といい画数といい、全てのバランスが完璧!!(←バカレベルに依怙贔屓)


 というわけで


創真頑張ってーーー!!!!!
(o
(><)o)


モブどものブーイングをかき消す大声で




 まったく、遠月学園って一応坊っちゃん嬢ちゃんばかりのセレブ学校なんですよね?
 だったら観戦のマナーぐらいわきまえろ(怒)。

 まあ、「絶賛炎上中」という表現には苦笑を禁じ得ませんでしたが。



 悪い意味ではあるものの脚光浴びまくりな創真の食戟に対して、小西先輩の時の食戟の侘しさといったら。(^^;A)
 果たしてあの後、ワンちゃん達は御馳走してもらえたのでしょうか?
 そして保護してもらえたのでしょうか?
 シッポ振って寄ってきてくれるような良い子達だけに、それがずっと気になってます・・・。



 そして対戦前のお約束である煽り合戦へ(笑)。
 勿論創真の勝利♪
 創真の口の達者さは日本一。


 そしてえりなは文字通り高みの見物。
 えりなが自分の試合を見に来てくれたと、高揚する郁魅がなんか不憫。
 目当てはキミじゃなくて、創真の方なんだけどね☆
 わざわざえりなのナレーションを入れてくださったお陰で、危うくテレビ画面にコップ投げつけそうになったのは内緒。(←)

 ちなみに、原作を読んだ時にも思ったのですが、ここの創真の横顔な~んか好きなんですよね~。
 この落ち着きはらった表情が妙に惹かれるといいますか。



 かくして、いざ食戟開戦!!

 いざA5肉も登場!

 いざセール肉も登場!

 これは安い!!(Σd(><))
 国産のサーロイン牛が半額の350円とは!おっとくー♪
 いいなあ~、こんなに安いスーパーうちの近所にも立ってくれないかな~。(自炊してるとね、こういう事をマジで思うようになるんですよ)


 モブ共:「ふざけんなぁぁ!!!」 

 アンタたちの方こそふざけんなー!
 観戦のマナーをわきまえやがれっつってんだよ!!!(激怒)

 まあ、何故かアヒルさんが投げ込まれたのには笑いを禁じ得ませんでしたが。



 すっかり創真に見切りを付け、自分の料理に取り組む郁魅。
 ここら一連のシーンはかなり魅せられるものがありました。
 この少し前に切り出したA5肉の香りを嗅いだ時の眼差しもそうでしたが、表情や動きがとても「綺麗」なものになってましたね。
 特に焼き上がった肉の温度を唇で計っている時の表情は、とても艶やか。
 ここは原作でも目を惹かれた所でしたっけ。
 これで服装さえまともだったらねえ・・・(大苦笑)。
 



 えりな:「聴こえなくて?天井の調べ・・・肉のソナタが。」

 聞こえません。(っていうか聞こえてたまるか)

 

 そして再び郁魅の方から煽り合戦へ。
 止せばいいのに・・・。

 ホラね。

 またもや創真の勝利♪
 創真の口の達者さは世界一。

 創真の「返し」は倍返しという名の正論だからなあ~~~。



 迫る制限時間。

おお~~~!!この演出は素晴らしい・・・!!


 そして終了。アイキャッチ(CM)を挟んでいざ審査へ。
 ここのアイキャッチも単行本から引用。
 川島麗のぶりっ子さに、最後には注釈さえも閉口(笑)。





 郁魅の品の審査が終わり、次は創真となるわけですが・・・。
 なに食べる前から見下してるんだという。(アンタらはどっかのお嬢様と同族か)
 これが観客のモブ共ならともかく、「審査員」としてその態度は明らかに問題ありです。
 まあそんな態度だからこそ、この後の展開がより一層盛り上がるわけですけども。

 そんな失礼な態度の審査員達に自分の品を差し出す創真のタイミングと表情が凄く絶妙なんですよこれがまた!
 会話の最中に器を置く「音」と、蓋を開ける落ち着き払った「微笑」が、審査員達の「偏見」を中断してるんですよね。
 この細やかかつ見事な作りにまたもや感嘆。
 いつも丁寧に作ってくださっているこのアニメですが、今回はそれが一際抜きん出ていると思います。


 ここからの展開にはもうガッツポーズが止まりませんでした♪

 夢中になって描きこむ審査員達が見ててとても爽快♪
 しかも「梅風味飯」の判明のシーンで、梅の花びらが舞う演出が。
 創真を[春の嵐]と見ている私としては、この演出はもう最高♪
 なによりミニキャラ化した審査員達がめっちゃ可愛い~~~vvv
 前回の感想でも、こういった実食リアクションのミニキャラ化をもっと増やしてほしいと述べたばかりだったこともあって、これには超笑顔になっちゃいました♪

 そして創真による総括。
 小西先輩の言葉を借りて郁魅の丼の至らない点を指摘した創真。
 単行本感想でも少しだけ述べましたが、創真ってマイペースでありながら他者の言葉をしっかり聞いている子なんですよね。
 しかも小西先輩がそのセリフを言ったのは、あのいやぁな暑苦しいシーンだったというのに(爆)。
 私達視聴者でさえも気に留めなかったような言葉をきちんと聞き、参考にしていた。
 この創真の姿勢には当時も感心させられましたっけ。



 それでも往生際が悪く自分の敗北を認めようとしない郁魅に、創真はとどめとして自分の料理を。
 ここも個人的に惹かれたシーンです。
 ここの創真、口調はドS以外の何ものでもありません。(←←←)
 なのに、そんな口調とは真逆で、表情は非常に真っ直ぐに温かく郁魅を見てくれているんですよ。
 ここに創真の人柄が醸し出されているな~と感心しました。
 アニメスタッフさん本当にグッジョブすぎる。

 創真の料理を口にし、彼が言っていた「丼の語り」を聞き取る郁魅。
 「肉のソナタが聞こえなくて?」とかえりなが言ってましたが、これはここのシーンへの繋がりにもなっていたのかも。
 郁魅の肉という“食材”だけが奏でる調べ。
 創真の丼という“料理”が織り成す言葉。
 その対比なのだろうな、と。



 そして回想。(クマさんへの仕打ちが最小限で良かった・・・。)

 そしてリアクション。
 リアルタイムで原作を読んだ時にはやっぱりドン引きだった私。
 ですが、アニメのこの演出はさほど抵抗無く見れました。(まあ、この作品に付き合ううちにだいぶ耐性が付いたというのもあるでしょうが/苦笑)
 インパクトは充分にありながら、あっという間に画面奥に遠ざかってくれたのでキツさも無く。
 このバランスは凄く絶妙!
 今後のお色気シーンは、こういった「印象的ながらもあっさり終わる」演出にして貰いたいものですね、個人的な要望としては。

 ちなみにここの郁魅の涙は、自分が埋もれている玉葱の作用という意味もあるんですよね。
 丼⇒椀⇒「わ~~~~~ん」⇒泣く⇒涙⇒玉葱
 といった、幾重もの「関連性」。
 単なるオヤジギャグにように見えてなかなか奥深いんですよ、この作品のギャグは(笑)。

 そんな原作ギャグにアニメスタッフも応え、「丼!(ドン)」と投票ボタンを押す審査員達。
 なんだこの面白さの相乗効果は。



 結果は勿論

幸平創真、初の食戟にて完全勝利!!!!!
★。.::・'゜☆。 \(><)/ ☆。.::・'゜★

 

 ちなみに原作ではモニターに勝者名が表示されていたものの、投票結果は出ていなかったんですよね。
 それが個人的に少し引っかかっていたのでした。
 3―0の完勝だったのか、それとも2―1だったのか。
 それがアニメでははっきりと明示されていて、物凄くスッキリ!!(><)
 本当になんなんでしょう、今回の素晴らしさは。
 読者が原作で密かに気になっていたような、微細な部分の全てに行き届いているこの丁寧なフォロー。
 「痒いところに手が届く」って、まさにこういう事を言うんでしょうね。
 もう感激です!!

 フォローといえば、郁魅を切り捨てたえりなの表情も改変されていましたね。
 原作ではそれこそ最低な徹底したコールド・アイでしたが、その冷酷な印象がだいぶ緩和されている描写になっていました。
 これと似たアニメスタッフの配慮は、第5話で一色先輩を挑発する創真にも施されてましたね。
 あの時の創真も、見事なまでのダーク・アイが随分と緩和されていましたっけ。(^^;;;A)

 っていうか、主人公もヒロインもアニメスタッフに散々気配りされるこの漫画って、つくづく問題作ですね。(※褒めてます)

 そんなえりなへの配慮の延長として、部下から除外されてしまった郁魅の描写も緩和されたものに。
 これも個人的にほっとしました。
 悲しむ郁魅は出来ることなら見たくありませんでしたから。



 さあ、そしてやってきました創真くん。
 「天然」を披露です。 

 

 

 

ひたすら眩しいこの笑顔ときたもんだ☆

 

 

 

 惚れちゃった郁魅は悪くない。
 惚れて当然の威力だもん、これ。





 かくして、EDを終えエピローグへ。
 うん、やっぱり郁魅は普通の服を着てる方が可愛い。
 そしてセクシーさもこっちの方が品があって遥かにグッド。
 今回の冒頭で単行本のおまけ漫画が扱われていただけに、同じくおまけ漫画で披露されていたブレザー着の郁魅も見たかったですが、そこは単行本購入者のみのお楽しみということでしょうかね(笑)。

 そしてしっかりオチが。
 ちなみにこのオチは今後定番となります(苦笑)。



 それと、今回のエンドカードもまた良かったです。
 原作第33話の扉絵のアレンジなのですが、正直なところ、恵や郁魅の背後で創真達が何をやっているのか原作ではよく分からなかったんですよね。
 飛び込もうとしてるのか、それともトビウオの如く海面から飛び出してるのか、何なのか。
 そこが、このエンドカードでは自然に理解できる描写になってくれていました。
 しかも小西先輩の存在はリーゼントのみという、この粋なギャグ(笑)。
 
 エンドカードにまで施された原作のフォロー、そして原作の面白さを更に引き上げているアレンジ。
 最後の最後まで徹底していた今回の出来には、もう全力で拍手です!!!

 

 


 

 

 文句なんてつけようがありません。

 

 

 

神回。

 

 

 

 それ以外の何ものでもありませんでした。



 創真の初めての食戟が行なわれたこの回。
 まさにこの作品のタイトルそのもの。
 それに相応しく、構成・作画・演出・音楽、全てが完璧でした。


 まずは構成。
 原作からの人はすぐにお気づきになられたでしょうが、原作では「タレ」への工夫が勝利の切り札のように描かれていました。(第11話ラスト)。
 それがカットされ、控室のシーンで少しだけ触れられるだけに。
 ですが、そうすることによって極星陣のセリフや審査員らのコメントを通して、「具(肉)」「タレ」そして「ご飯(梅風味飯)」と、“丼”を構成する要素全てにバランス良く焦点が当たる構成になってたんですよね。
 審査員達が三人ということを上手く利用し、一人一人に構成要素の称賛を割り振っていたのもまた見事だったと思います。
 
 アニメオリジナルのアレンジは、審査員達の反応だけでなく郁魅にも。
 次々と賛辞が繰り出される度に「所詮タレはタレ…!あたしの肉の敵じゃ・・・!」「梅肉?たかがその程度で・・・!?」「一つ一つは安物の食材のはず・・・!」と思っていた郁魅。
 そう描写することで、郁魅は“丼”の要素一つ一つしか見ていないという事が示されていたんですよね。
 そして最終的に創真の言葉によって、「全体」を見ていなかったことに気付かされるという。

 郁魅は肉に対する愛情が深く、肉の良さ、旨さとしての「強さ」を信じ切っていた。
 だからこそ、肉の「至らない点」に気付けなかった。
 彼女もまた“視野”が狭い子だったわけです。

 「肉」という一点のみに重点が置かれ、「丼」というテーマ自体に向き合っていなかった郁魅の料理。
 対して、テーマに向き合い全体のバランスが見事に調和していたのが創真の料理。
 創真の丼はまさに「三味一体」の品。
 それが勝利の決定打になったわけです。

 これは凄く巧い改良だったと心底感心させられました。
 
相~当~に原作を読み込まなければ、これほどの説得力の補完、分かりやすさの補強はまず不可能でしょう。
 付け焼刃的なものではなく、“本物”の手腕を感じましたね、本当に見事の一言でした。

 「幸平流シャリアピンステーキ丼」。
 これほどハイクオリティの説明がされたことで、創真の初めての食戟の品として申し分ない料理に格上げされてくれたと思います!!



 次に演出。
 作画や脚本以上に私が重視している点がこれですが、今回はもうもうもう・・・満点!!!

 丼の蓋を持ち上げる創真のカットが斜めに描写されていたり、創真の丼を掻きこむ審査員達や創真にときめいて脱兎する郁魅などといった疾走感溢れる描写等、上質な演出がもう随所に。
 原作を超えるセンスの良さが全ての面で光っていましたが、個人的に特に秀逸と思えたのは、制限時間が迫ってきての創真と郁魅の畳み掛けのシーン。
 漫画のようにコマ割りを入れながら、同時に各コマ内でカメラ移動を入れてくるという凄くテンポの良い演出にむっちゃ高揚。
 漫画の長所とアニメの長所との融合をここに見ました!!!

 他にも、肉の温度を測るために針金を取り出すところを、カメラアングルを少し変えることによって指揮者の構えのように見せていたり、肉に触れる部分の郁魅の動きを本当にピアノの演奏のように見せていたりしていたところがまた素晴らしかったです。
 「動き」が付くことによる演出効果。
 ここのシーンはその演出力に純に驚かされました。



 そして音楽。
 元々このアニメの音楽には大満足していましたが、今回はその用い方がこれまで以上に活かされていたと思います。
 「肉のソナタ」のシーンで用いられていたピアノのBGM。
 ピアノの流麗な音色に合わせて郁魅の繊細さや女性らしさが表現されていました。
 そんなピアノの音色を郁魅の回想でも用いたことによって、彼女の「女の子としての強み」のみならず「女の子としての悲しみ」も示していたんですよね。
 シーンの雰囲気にしっかり合いながら、そういったメッセージ性も感じ取られ、原作を読んだ時以上にここ一帯のシーンにはしみじみさせられました。

 その一方で、郁魅が肉の温度を唇で測り終えた際、小さく立ててた音も上品なセクシー効果に。
 そうなんですよ!こういう品の良い色気なら大歓迎なんですよ!!(握りこぶしで)

 BGMといった表立った音楽だけでなく、効果音といったさり気ない音にも行き渡っていた高品質な効果。
 「音楽の力」を改めて教えられた、そんな感じでした。



 最後は作画・・・と言いたいところですが、もうこの点においては言う事はありません(笑)。
 ということで、キャラクター描写について。

 創真の丼を食べて回想し、涙を零した郁魅。
 これまで「強くあること」のみを求められてきた郁魅にとって、ここで溢れた涙はこれまで無理に抑え込んでいた「女の子らしい自分」の象徴でした。

 張り詰めていたものをほぐす料理、強張っていた気持ちを溶かす料理。
 こういう料理というとまず恵の料理が代表に挙がるでしょうが、創真の料理も実は同じなんですよね。
 虚勢や見栄、強くあろうという張り詰め。
 そういったものを取り払ってくれる。
 なりふり構わず「食欲」に突き動かされてしまう。
 それは“ありのままの自分”にさせてくれるということ。
 それが創真の料理。

 そんな創真の料理と共に、彼自身にも落ちちゃった郁魅ちゃん(笑)。
 でも、これは惚れちゃってもおかしくないんですよね。真面目に考えても。
 アニメではちょっとカットされちゃった部分もあるのですが、これまで父の方針に従って、心身だけでなく態度も強く振舞ってきた郁魅。(その結果がヤンキースタイルだったわけですが/苦笑)
 その事や家柄、自身の実力の高さ等もあって、周囲の同年代の男子はほとんどが彼女を怖れていたと思います。(もしくは彼女のスタイルに興奮するかどっちか /苦笑)
 推測するに、正面からは立ち向かってこないものの、陰口を叩くような奴ばかりだったのでしょう。
 それが窺えるのが「肉魅」というあだ名。
 かなり険悪に嫌っていたことから、きっと悪意を込めて呼ばれていたのでしょうね・・・。
 そんな奴らばかりの中、唯一違っていたのが創真。
 自分に正面から意見を言ってきて、威嚇にも全く動じないという骨のある男な創真は、多分郁魅が初めて出会うタイプの男の子だったことでしょう。
 それでありながら、料理を通じて大切な事を気付かせ、教えてくれた。
 嫌いだったあだ名も、創真は全く悪意無く、むしろ好意的に呼んでくれた。
 「かわいい」という発言はあくまで要因の一つ。
 郁魅は自分に真っ直ぐに向き合ってくれた、創真の強さや温かさに惹かれたのでしょう。
 実際、あんな風に屈託ない笑顔を向けてくれた男の子なんていなかったでしょうし。
 ヤンキーに振る舞いながらも実は「男の子」への免疫ゼロだった郁魅が、創真を意識してしまうのも無理はないなーと思います。
 実際、創真は凄まじく良い男ですしね。(大・断・言)

 今回は全体に渡って郁魅の「女の子」としての描写や演出が丁寧に表現されていたこともあって、尚の事彼女の魅力が余すところなく描かれていたと思います。

 そんな郁魅の描写の一方で、原作に無い活躍振りを見せてくれていたのが極星寮の面々。
 原作では全くの出番ゼロだった彼ら。
 ですがこうして試合の応援に来てくれたことで、彼らはもうちゃんと創真を仲間として思ってくれているということが実感できて、とても嬉しいものがありました。(^^)
 苦楽を分かち合う彼らとの絆は「地獄の合宿編」からしっかりと描かれていきますが、その前にここでもその絆の足固めをしてくれたことはとても良い改変だったと思います。

 しかもそれだけでなく、彼ら一人一人の描写にもまた感心させられたんですよ。
 例えば、吉野&榊の行動。
 創真の料理が好評価を受けた時に極星陣も喜んでくれていましたが、その際に手を組み合っていた吉野と榊。
 これは原作を良く読み込んでいなければ描写できなかった行動だったと思います。
 極星ガールズって、(主に吉野からですが)手を繋いだり抱き合っていたりといったスキンシップを取っていることが多いんですよね。
 意外と女の子同士の“絡み”が少ない今作にとって、極星ガールズのこういったやり取りはちょっとした特徴のようなものになっています。
 そこをしっかりと表現しているんですよ。
 メガネを持ち上げる丸井の仕草も然り。
 丸井のこの仕草も原作では「秋の選抜編」になるまで見られないものですが、それをアニメではいち早く描写。
 こうしてくれることによって、「頭脳派」「解説役」といった丸井のキャラクター性が早い段階で定着してくれたと思います。
 他にも、やはりただならないものを感じさせる一色先輩の描写などもまた良かったなあ、と。
 アニメオリジナルの部分でありながら、それぞれのキャラクターの特徴や癖などをきちんと把握していたこれらの描写。
 キャラクターへの理解と愛情が感じられて、大変喜ばしかったです。(^^)




 もう、本当に今回は満足。満腹。
 文句なんて言ったらバチが当たるレベルです。
 ストーリー展開はとっくに知っていたにも関わらず、まるで初めて目にするようなワクワクドキドキとした気持ちで楽しめました!!!(><)
 こう思わせることが、原作からのアニメ化として大成功と言えるのではないのでしょうか。

 第1話からアニメのハイクオリティさには感心させられてましたが、まさか演出や作画だけでなく、構成にまで舌を巻かされることになろうとは思いもしませんでしたね。
 う~ん、こりゃあ附田&佐伯先生も「負けられない!!」と火を付けられたことでしょう(笑)。


 ・・・さて。
 いよいよ次回から「地獄の合宿編」に入る模様。
 この合宿編は本当に今振り返っても、大変大きな意味を成していた章だったなあ、と思いますね。
 まずは、創真の最初にして最良のライバルとなるタクミ・アルディーニとの邂逅ですか。
 声と動きがついた二人のコント・・・もとい掛け合いがめっちゃ楽しみです♪


 


『食戟のソーマ』第118話感想

2015-05-24 17:00:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2015年25号掲載。
 掲載順第9位
 第118話 【遠月十傑】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回はセンターカラー。
 ・・・なのですが・・・。
 これが次週あたりだったなら、十傑全員集合のイラストになっていたのかな~、と贅沢な事を思ってしまったりして☆

 極星寮への入寮案内ポスターをイメージしたイラストだった今回。
 恵が前面&カメラ目線というのに、あざとさを感じる。(そういえば第9話の扉絵もこんな感じだったなあ~)
 きっとふみ緒さんの仕業でしょうけども。
 

 いやそれ以前に
 入寮案内の写真として、ふんどし姿の人物を入れるのは果たしてどうかと思います。

 ・・・こりゃ、来年は入寮者ゼロかも。(←こら)





 さて、例の「紅葉狩り会」について、一色先輩から説明される創真と恵。(やっぱり恵は創真の髪の件には触れない方向の模様・・・ちぇー★)
 紅葉狩り会に招待される一年生は、「秋の選抜本戦」に出場した8名とのこと。
 うん、妥当なところですね。
 郁魅や極星陣、果ては貞塚や北条まで参加したら軽いオールスター祭りになっちゃいますもの(笑)。

 ・・・ん?
 一色先輩になんか違和感を感じると思ってたら・・・。
 クマさんエプロンがイヌさんエプロンに変わってる!!(ちなみに前回から)
 これはあれですか?創真達と同様に一色先輩もパワーアップしたということですか!?(←んなわけない)





 かくして当日。
 おお~~~これは絶好の鑑賞スポットですね~~~!
 こんなに素晴らしい景色なら、私も一緒になって紅葉と創真を愛でたいな~♪(←ん?)

 って、あらまあ。
 タクミの髪型も変わってる☆☆☆
 少し伸びた創真とは反対に、結構短くなりましたね。
 創真ファンは創真のヘアチェンジには(私を含めて)ほとんどの方が喜んだでしょうが、タクミのこの変化はタクミファンの方々は果たしてどう思われたでしょう?
 ちなみに私としては、これはこれで格好良いかと。(^^)

 タクミはいいとして、美作の方は・・・(汗)。
 創真との食戟で張り詰めていたもの(ドレッドヘア)がほどけたのは分かるけど、これはちょっとなあ~・・・。
 佐伯先生~!お願いです!どうか近いうちに美作のヘアチェンジを・・・!



 それはともかくとして、着席順が素晴らしすぎる。
 奥の方から、
 煽る美作
 嫌味を返すタクミ
 マイペースに紅葉を愛でる創真
無邪気に手を伸ばしてるのが可愛いv
 終始緊張状態の恵
 落ち着いてるえりな
 えりなの護衛に必死な新戸
 そんな新戸を茶化すアリス
 葉山にガンつけてる黒木場
 無視する葉山、と。


 なにこれ超面白いんですけど。
 
 仲の悪さが目立ちつつも、創真と恵、えりなと新戸、アリスと黒木場といったように、いつも一緒のペアがちゃんと隣同士に並んでいるのが見事。
 そして「秋の選抜」であまり“縁”が広がらなかった美作と葉山は端っこにいるという。
 ちなみに私としては、えりなと葉山がすまし顔&腕組みという、まったく同じポーズだったのも興味深かったです。
 こうして見ると、創真だけはこれら全員と“縁”を繋げているんですよね~。
 
 やっぱりこの席順は附田先生もかなりこだわって配置してくれた模様。
 ツイッターの方に、その裏話が述べてありました。
 なるほど、そんな裏事情があったとは・・・(笑)。
 とっても面白い裏事情なので、ご覧になっていない方は是非☆

 ちなみにえりなは十傑であるものの、この度の催しは一年生と上級生との交流が主旨のため、創真らと同じ側とのこと。
 これは中々新鮮ですよね。
 立場上のこともあって、えりなはこれまで同年代のグループの中には入った事がありませんでしたから。



 選抜での敗北以降音沙汰が無くてちょっぴり心配していたタクミでしたが、元気になってくれていて安心しました。(^^)
 やっぱタクミは創真にちょくちょく突っかかってナンボですからね(笑)。
 って、

え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~?


 創真髪切っちゃうの~~~?

 いや勿論元の髪型でも格好良いことには変わらないんですけど、ちょっと残念・・・。

 髪の事に気付いてくれたこと自体は嬉しいけど、別に叱ることないと思うんだけどな~。
 一色先輩とかだって今の創真と同じくらいの長さだし。
 調理時にはちゃんと手ぬぐいを巻いているわけだし。
 片や髪が短くなって片や髪が伸びたで、ライバルとしても良いビジュアルバランスになったわけだし。
 [イケメンカルテット]としてみても、タクミ<創真<黒木場<葉山となってバランス良いしね。

 こうなってしまった以上、頼みの綱はやはり郁魅でしょうか。
 お願い郁魅・・・!日本全国、いや全世界の創真ファンに代わって止めて頂戴・・・!(←大袈裟)


 四宮の店に創真が研修に行ったと聞き、俄然燃えるタクミ。
 相も変わらずタクミの熱源は創真なのね(笑)。
 でもタクミくん?人の話は最後までちゃんと聞きましょう。(苦笑)



 そんなやり取りの一方で、創真になにやら声を掛けたがっていたえりな。
 へ~~~、少女漫画を約束通り貸してくれた件について、お礼を言おうとしていたとは・・・!(好感度アップ☆)
 だけど、新戸に進言されたことで逆に意地を張ってしまうことに。(好感度ダウン★)
 ま、予想してた通りだけどね。つまらない意地や見栄を張って、本当に創真に言いたいことが言えなくなってしまうのは。
 でも、えりな。
 漫画の件は確かにその通りかもしれないけど、キミはそれ以上の恩が創真に既にあるんですよ?
 新戸が戻ってきてくれたのは、他ならぬ創真が働きかけてくれたからこそだという。

 そのことを案の定知らないえりなは、創真と新戸が親しげになっているのが気になる様子。
 それもそうでしょうね。
 これまで良くも悪くもえりな至上主義だった新戸は、えりな以外の同年代の相手に柔らかい表情を見せた事は無かったでしょうから。
 席順上至って自然な事なのですが、ここのえりなと一緒に、恵も描かれてるんですよね。
 これによって、読者の想像を更に膨らませることに。
 相変わらず上手いなあ、附田&佐伯先生は☆

 ・・・そういえば、これほど漫画の件が話題に出ていながら、恵は全然口を挟んできませんね~。
 あの漫画の持ち主は十中八九恵と思っていたのですが、そうではないのでしょうか?
 でも、あんまり重箱の隅ばかり突いていると逆に一杯食わされる時もありますし・・・。
 ・・・いいや!
 今は深く考えず、引き続き「恵が持ち主説」でいこうと思います。
 

 


 さて・・・。

 満を持して、十傑全員が遂にその姿を・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良かった、(外見的には)まともな人達だ・・・!(核爆)

 

 

 

 

 いえね、「高校生」という常識から逸脱しているようなビジュアル軍勢だったらウソつけーーー!!!と叫んでやろうと思ってたので。(←←←)



 で、参上早々強烈に個性をぶつけてきた奴が一人。

 ハッキリ言いましょう。

 ウザイ。(ズバショ★)

 この作品で最も口が悪いのは四宮と思っていましたが、なんと、それを遥かに超える口悪キャラが出てきてしまいました。
 しかも耳に障る甲高い声。
 矢継ぎ早な弾丸トーク。
 おまけに考え無しの発言ときたもんだ。
 トラブルメーカーですね。間違いない。(大確信)

 でも、このキャラが周囲に絡みまくったお陰で、十傑二年生陣の個性や交流関係がたった2ページで分かってしまいました。
 この流れは見事としか言えません。
 やっぱり附田先生って、アクの強いキャラの扱い方がお上手ですよね。
 そのキャラ単体だけでなく、周囲のキャラや人間関係も明白にさせる構成作りは流石だなあ、と。


 そんなわけで十傑二年生陣の仲は最悪でした★
 恵、「800倍」じゃちょっと中途半端だよ。ここは「1000倍」と言おうよ。



 そんな喧々囂々な諍いの最中に

創真さん、爆弾投下。


 

 どストレートに食戟の申し込み。
 恵に散々制されていたんだけどね~。ほんとにもう。
 ま、創真のこういうところを御せる人物なんて誰もいませんけども。(^^)

 恵はもう寿命が縮みそうな勢いですが(大苦笑)。



 ですが、その申し出はあっさり断られます。

 一年生なんて相手にしてられない、という理由で。


 あ。
 これは創真のプライドに障った。障っちゃった。

 これは完全に創真達を「戦うまでもない相手」と見下しているわけですものね。

 怒りの火がついたのは創真だけでなく、他の面々も。
 創真とタクミが一緒になっていたのは凄く嬉しかったです。
 この二人は誇りを共有していますからね。(やっぱり良いなあ、このコンビ♪)
 
 美作、恵、新戸はともかくとして、えりなや葉山もこんなことを言われたら反応しそうなものなのですが、描かれていません。
 一年生陣の中でも最上位にいる故の余裕か、それとももう既に足元を掬う用意が出来ているのか・・・。


 そして一年生を眼中に置いていない二年生らもまた、自分らの上に立つ存在―――十傑三年生陣らを倒さんとしているとのこと。
 やはり十傑内でも常に下剋上を賭けた闘いは繰り広げられている模様です。


 ですが、このまま黙って引き下がるようなタマではないのが我らが創真さん。
 「挑発」と「口」においては彼の右に出る者はいない分、次回の創真の出方に期待が高まります♪

 

 


 



 創真が髪を切る件が気になって、他の事はどうでもよくなりました。(←をい)

 ですが。

 



 

創真の髪を切るか切らないかを賭けて郁魅とタクミが勝負するとかいう神展開が来たら、一生附田先生に付いていきます。

(バカまっしぐら)

 


 まあ、それは半分冗談として。(←半分本気なんかい)





 今回一気にお披露目された、「遠月十傑」。
 一人二人ツッコミを入れたくなる容姿の方もいましたが、ほぼ全員「学生料理人」に見える人達で安心しました。
 まあ、予想通り性格の方は強烈でしたけど(苦笑)。

 とりあえず第一印象としては、

 三つ編みメガネさん・・・一目でわかるクールビューティー。
                冷静さといい、毒舌といい、明らかに水原タイプですね。
                そしてやっぱり真面目で規律を重んじる「優等生」的な人物の模様。
                恵と同じ三つ編みおさげでありながら、明確に個性分けが出来ていると思います。 


 ヘアピンくん・・・「歯に衣着せぬ」を通り越して、「歯に衣無し」(造語)。
           このどストレートな物言い、周囲を巻き込む気質。
           明らかに創真属性です(核爆)。
           
トラブルメーカー感が凄まじいですし、敵に回したらかなり五月蠅く絡まれそう。
           ・・・ですが・・・。
           逆に、気に入った相手には結構気さくに打ち解けてくれそうな感じもします。
           裏表が無さそうな分、案外気持ちの良い交流が築けそうなキャラですね。

 
 ネコぬいぐるみさん・・・ツッコミを入れたいキャラその1。
               多分三年生なんでしょうけど、全然そう見えない。(汐見とどっちが小さいか比べたい)
               明らかに、第4話の始業式に登場していたクマのぬいぐるみを持った子のリメイクキャラですね。
               なるほど、ここに持ってきましたか・・・。
               クマのぬいぐるみがネコに、そして髪型も変更されています。
               う~ん。私としては初期の方の髪型の方が好きでした。
               まあ、同じくジャンプ連載中の某触手漫画の某ヒロインと被ってしまうからでしょうが(爆)。

 モヒカンくん・・・ツッコミを入れたいキャラその2。
           三歩譲って、モヒカンはまだよしとしましょう。
           その傷&大剣はなんだ。
           いかにも武者侍といった雰囲気ですね。
           職務質問必至な大剣が気になって仕方ありませんが、静かな風格は感じ取れます。
           この面子の中では一番話が通じやすそう。

 黒髪さん・・・袖出しの服装から、一番「今時の女子高生」といった印象を受けます・・・が。
         その眼の小悪魔感が半端ない。
         かなりアリスっぽい雰囲気を感じます。
         人を困らせたり振り回したりするのがとても好きそうなタイプと見た☆

 スキー帽くん・・・「怠惰」。
           印象はそれのみ。
           十傑の中で一番の巨漢でありながら、ぼうっとしていて動きも鈍そう。
           「ウドの大木」といっては失礼ですが、まさにそんな感じ。(実際は物凄い実力者なのでしょうけど)
           な~~~んか、この人物は黒木場に似てる気がします。(黒木場もアリスから「でくの坊」って言われてたし/第29話)
           ・・・ということは、案外帽子を取るとキャラが変わったりとか(笑)?

 アルビノくん・・・しっろ!!!
           
色素が薄い、薄すぎる。なにこれレベル。
           ルックス的な「白さ」ならこれまでアリス(又はレオノーラ)が筆頭でしたが、それの遥か上をいく白さです。
           っていうか、もはや白を通り越して「透明」(爆)。
           でもこれはひょっとしたら
           全てにおいて万能
              ↓
           逆に言えば「特色が無い」
              ↓
           「色」が無い
           とかいう意味が含まれていたりして☆
           そう考えると、この子も創真と対照的なキャラといえるかも。
           私から見て、創真はこの作品中で最も色彩豊かな子ですから。





 そんな個性ありまくりの、遠月学園の頂点に居並ぶ者達。
 ですが、まずは彼らに自分達を意識させなければ何も始まらない模様です。
 果たしてどうやって目を向けさせるか。
 それが次回以降の創真らの狙いになっていきそうですね。
 とっても気になる点が、一年生陣が【選抜本戦出場者8名+えりな】で9名、そして上級生陣も【10傑-えりな】で9名と、両者とも丁度人数が同じになっていること。

           
 これを逃さない手はありません!!

 料理勝負とはいかないまでも、何らかのタイマン勝負が行われる展開になったりしたらもう個人的にワクドキです!!



 ということで、勝手に対戦図を予想。
 やーでも秋の選抜の時もそうでしたが、対戦図を予想するのってとっても楽しい♪

 見ててとても面白かった今回の一年生陣の席順でしたが、対戦図的にもこの席順が用いられると思うんですよね。
 そして多分、上級生陣は十傑の席次の順に並ぶのでは。
 それらと今回の描写も踏まえて考えてみると―――

 第九席:叡山 ―――― 美作
 第八席:メガネさん ―― タクミ
 第七席:一色先輩 ―― 創真
 第六席:ヘアピンくん ― 恵
 第五席:ネコさん ――― えりな
 第四席:モヒカンくん ― 新戸
 第三席:黒髪さん ――― アリス
 第二席:スキー帽くん ― 黒木場
 第一席:アルビノくん ― 葉山

 ・・・なんか、予想以上に面白そうな対戦図になっちゃった☆

 なんとこの組み合わせだと、それぞれ因縁があったり、上記で述べたような、タイプが類似しているキャラ同士がぶつかり合う事になるんですよ!!

 叡山VS美作は上司と部下の対決に。(美作は既に叡山の傘下から脱退しているとは思いますが)
 一色先輩VS創真は好カードすぎてヤバい。
 ヘアピンくんVS恵は、全く対照的な二人だけに受ける刺激も大きそう。特にヘアピンくんは極めて傲慢さが目立つ分、恵の自然な思い遣りの姿勢を学んで貰いたいと強く願わされますね。
 黒髪さんVSアリスは、黒小悪魔VS白小悪魔といった冷や汗ものの女の戦いになりそうな予感(爆)。
 スキー帽くんVS黒木場は上記でも述べた通り、案外似たタイプ同士の対決になるかも。
 アルビノくんVS葉山は、選抜で頂点を獲った葉山が、遠月学園の頂点を獲った者に対してどう思うのかが結構気になります。

 う~~~ん、当たって欲しい・・・。





 そんなこんなで、いきなり険悪さ満々で始まった「紅葉狩り会」。
 果たしてこの章でどんな因縁が張り巡らされるのでしょうか?



『食戟のソーマ』第117話感想

2015-05-22 17:20:00 | 食戟のソーマ

 御免なさい。(初っ端から)

 やっぱり合併号に掲載されていた『TVアニメ化ヒロイン大集合!! ~華麗なる晩餐会~』の感想記事は書けそうにありません。
 あらかじめ予想していた事ではあったのですが、やはり今年は慢性的に忙しく・・・。
 もし心待ちにしておられた方がいらしたならば、心からお詫びします。
 本当に申し訳ありません。



 さて、切り替えて、と。
 前回のジャンプの話になるのですが、『斉木楠夫のΨ難』を読んで、な~~~んかどっかで読んだことあるエピソードだな~と、ずっと思ってたんですよ。
 思い出しました。
 小学生の頃に読んだ童話に似た話があったんですよね。
 その童話というのは―――

 あるところに、裕福ではないものの大変仲睦まじい恋人達がいました。
 男性は立派な懐中時計を持っていて、それを宝物にしていました。
 女性は金髪の長い豊かな髪の持ち主で、それが自慢でした。
 ある日、男性はとても綺麗な髪飾りが売られているのを見つけ、恋人に似合うに違いないと思い買おうとしました。
 ですが、とてもお金が足りません。
 そこで男性は、恋人の為ならと、大切にしていた時計を売って、そのお金で恋人へ贈る髪飾りを買いました。
 そして恋人に会いに行くのですが・・・驚愕することに。
 恋人の長く豊かだった髪は、バッサリと短く切られていたのでした。
 理由を聞くと、男性の時計にピッタリ合うであろう鎖を見つけ、それを買うために自分の髪を売ったとのこと。
 そう、男性が女性の髪に似合うだろうと買った髪飾りも、女性が男性の所持品だった時計に合うだろうと思って買った鎖も、結局は役に立たなかったのです。
 でも。
 男性も女性も、心から喜び合いました。
 自分が大切にしていた物を失ってでも相手に喜んで貰いたいという、お互いの気持ちが何より嬉しくて。

 ―――という、「プレゼントは物より気持ち」という教訓を示した素敵なお話だったんですよね。(^^)
 それが斉木夫婦の場合だとああなるという(苦笑)。 



 さて、では今回も『食戟のソーマ』の感想記事にいってみましょう~。


 
 週刊少年ジャンプ2015年24号掲載。
 掲載順第3位
 第117話 【威風堂々】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やっぱしこの服が一番しっくりくるぜ―――」

 

 

 

 

ごもっともーーー!!!!!

 

 

 

 

 スタジエール編での服装は新鮮さが溢れまくりで素敵過ぎたけど!!


 創真に一番似合うのはやっぱりこの服装ですよね!!!(><)


 でも本当に、創真のゆきひらコスチュームを最後に見たのはいつ以来ですか!?
 第102話以来!?
 現実時間で約4ヶ月前!?

 なんという!!!

 スタジエール編がめっちゃ充実していたお陰で、全然気付きませんでした。
 秋の選抜編終了から随分月日が経ったんですね~。

 ちなみに
 
 更に増強されてしまった格好良さと美麗さはもう言わずもがな。



 そしていざ、甲山先輩との食戟が開戦されます!



 一方その頃、極星寮へはスタジエール研修を終えた仲間達が戻ってきておりました。
 うん、一人も欠けることなく皆帰ってきて何より。(^^) 

 ・・・まあ、丸井は三途の川に片足突っ込んでいますが(大苦笑)。
 とりあえずメガネは紐で括り付けておこうか。

 とりあえず正夢にならなくって良かったね一色先輩☆(伊武崎のセリフが第28話を示唆してる・・・/笑)

 研修はどうだったかと榊に聞かれるものの、伊武崎は相変わらずクールな素振りを。
 この子も大分分かりやすい子になってきましたね~。
 伊武崎って案外からかい甲斐のあるキャラかも。(^m^)


 そんな極星一年生陣は、ふみ緒さんから創真の事を聞いて大仰天。
 確かに、生き残りが懸かったスタジエール研修が終わるや否やコレですものね(苦笑)。





 会場に仲間達が着いた頃には、既に決着は付いていました。

 結果は創真の完封勝利♪

 圧倒的勝利のイメージ図は「電車道」。
 これも『火ノ丸相撲』で学びました☆

 勝率8割ということもあって、甲山先輩は強者として結構有名だった模様。
 創真も色んな意味で有名人な事もあって、観衆達の中には二年生の実力者達も。
 気になったのは、「ふ~~~ん」と連呼してたポニーテールの女子。
 描写が周囲とはちょっと違っていた分目に留まりました。
 この子とも追々闘ったりすることになるのでしょうかね?
 


 そして勝利を収めた創真が対価として願い出たのは、甲山先輩の得意分野である「串打ち」。のコツの教授

 ほらね。(^^)

 創真ってすっごく好戦的なのに、相手を苦しめたり追い詰めたりすることは絶対にしない子なんですよね。
 本当に良い子。
 とても気持ちのいい闘いが出来る子だなあ~と、改めてつくづく。

 甲山先輩もそれを快く受けてくれました。ありがとうございます。(^^)
 初登場時から質実剛健といった感じで好感を抱いていましたが、やはり良い先輩でした。
 また再登場してもらいたいな~。


 そして創真さん、その勢いのまま二連戦☆
 う~~~ん、エンジン全開ですね。(^^;A)

 闘う創真の姿に、これまでとは違うものを感じる極星陣。
 何故なら、強者と闘うことで自分の力を思いっきりぶつけられている今の現状は、創真の願いそのものだったから。
 ほんと、私から見ても闘っている創真はとっても活き活きしています。(^^)


 そして結果はというと、勿論
 創真の完封勝利♪(二&三回目)
 いっそ清々しいまでに創真の餌食になってくれた先輩方に合掌☆



 ここで創真さん、言ってくださいます。

 いつでも誰からの勝負でも大歓迎です☆と大胆発言。

 随分とあけっぴろげな宣言ですよね~。相変わらずというか。(^m^)
 大衆の前で何の臆面も無く宣言するこの姿勢は、始業式の時のそれを思い出させました。
 もっとも、今は眼前の学生達全てを料理人として、そして強者として認識しているうえでの発言ですが。(^^)


 創真の発言に呆れて怒る吉野。
 でもさ、キミも「もう怖いものは何もないゼ!」とか豪語してましたよね?
 創真はその、“研修を乗り越えたことによる自信”を超オープンに明かしただけ。
 この点も始業式のそれとまた同じですね。
 そもそも創真の辞書に「保身」とか「安全策」なんて言葉はありませんし(苦笑)。
 
 


 そんな創真の姿を見ていた一色先輩。
 彼の後ろには、えりな、叡山を始め数人の男女が・・・。





 丁度その頃、会議室では学園の重鎮達が話し合っていました。
 ふむ、この度のスタジエール研修で生き残った学生達は294人とのこと。
 研修が始まる前は504人だったことから、3/5に。
 つまりは春のスタート時から約1/3になってしまったわけですか・・・。 
 例年に比べればなかなか優秀な結果と言われてますが、少なくとも去年の一年生が二年生に進級できたのは最初の1/10以下ですものねえ~。(※第4話の仙左衛門の式辞参照)
 ということは、まだまだ篩い落としの洗礼がこの先も待ちうけていそうです。

 そこに現れる仙左衛門。
 仰々しく話し始めますが・・・。
 言ってる内容滅茶苦茶シュール。
 遠月の重鎮さん達って実は暇なの?ねえ暇なの?(←)

 で、その話題はというと、伝統行事である『紅葉狩り会』について。
 へ?紅葉狩り?
 紅葉なんてもう散り終わったんじゃね???(爆)
 と思ったのですが、作中の時期は11月半ばあたりでしょうから、まだ見頃は終わってませんか☆
 「秋の選抜編」の方に“紅葉”のイメージがあったので(第93話ラスト等)、思わずそう思ってしまいました。

 なんと、この行事は高等部一年の上位メンバーと、現遠月十傑の全員が顔を合わせる機会とのこと!!!

 そのチラシには『友情とふれあいの宿泊研修(実名:無情の篩い落し宿泊研修)』のしおりにも描かれていたコックくんとコックわんが再び登場。(※栗うさぎ個人による勝手な命名ですどうかご了承を)
 ・・・ああ、どうしてでしょう・・・。
 煽りの文が
 「たのしい!」⇒「こわい!」
 「十傑ってどんな人たちワン?」⇒「十傑にビビるといいワン!」
 「なかよくなろう!」⇒「火花を散らしあおう!」
 と読めてしまうのは・・・。(爆死)

 ・・・うん。
 ぜ~~~ったいほのぼのアハハウフフな交流会になったりなんかしませんね。
 

 だって「この」遠月学園だもん。

 創真さんっていう天然爆弾人間が参加するんだもん。(←←←)


 

 


 



 創真さんの欲求大発散の巻でした☆



 爽快に、そして華麗に勝利を収めた創真。
 ああ格好良いったらありゃしない。

 研修で新しい料理の技術や知識を得ることも心底楽しんでいましたが、一方で勝負に飢えていた創真。
 それもあって、創真の“好戦さ”がもうフル解放になっちゃってました。
 「ね?」な威圧凄すぎ。(^^;A)

 勝負を誘発しまくりな言動は、流石は[修羅](城一郎)の息子といった感じ。
 でも、これほど挑戦的な眼差しと姿勢ながら、対価として求めたのが「相手の得意分野の教授」というのが非常に理にかないつつも創真らしいところ。
 
闘いを通した「経験」としても、そして勝利の「報酬」としても、両方の意味で自分の料理人としての糧になるというのが見事ですよね。
 対戦相手もこれなら自分の技を吸収されはするでしょうが失うわけではありませんし、プライドもある程度保たれます。
 調理の指導を通して、また新たな絆も生まれそうですしね。(^^)

 丁度最近アニメで取り上げられた所ですが、郁魅との勝負の際にも「負けた者は全てを失う舌の上の大一番」と謳われていた食戟。
 ですが、創真の食戟においてはその限りではないという。
 なんとも料理勝負として真っ当ながらも優しい対価だと思います。

 その“牙”は相手の力を喰えども傷付けはしない。
 城一郎が[修羅]なら、創真は[心優しき修羅]といったところかな?(^^)





 そういえば、久し振りに創真の闘う姿を目にした恵ですが、創真のルックスの変化については触れてませんでしたね。
 ・・・うん、残念★
 まあ、創真の気持ちには気付いてくれていましたけども。
 恵はやはりヒロインとしては、創真の感情や内面的なものを理解する立場でいくみたいですね。
 やっぱり外見的成長についてはもう一人のヒロインである郁魅ちゃんに期待することにしましょう!!
 頼んだよー!!





 さてさて、長い間不明だった十傑が遂に登場する模様!!
 研修の余韻も冷めやらぬうちに、俄然大きな展開に入ることに!!
 なにせ十傑第一席獲得は、遠月学園在学中における創真の最大の目標ですからね~。
 「スタジエール研修編」も面白かったですが、次の章も負けないくらい盛り上がりそうです。

 一色先輩の後ろに控えていた輩が他の十傑メンバーでしょうが、一色先輩と一緒にいたという事は彼らは二年生でしょうかね?
 えりなや叡山を含めて5人いますし、十傑の下位5名と考えるのが妥当でしょう。
 その中の一人の女子はいかにも委員長タイプといった感じですね。
 三つ編みおさげという、敢えて恵と同じヘアスタイルにしていることに佐伯先生の“挑戦”が窺えます。
 もう一人の男子と同様に、どんな人物なのか気になるところです。

 まあ、相当にアクの強いキャラクターでしょうけども(大苦笑)。
 

 


『食戟のソーマ』アニメ感想(6) ~肉の侵略者~

2015-05-16 22:00:00 | アニメ感想

 さあ!ついに出番がやってきました!!
 [三大ヒロイン]最後の一人『水戸郁魅』ちゃんが!!

 ・・・って。

 

 

 

 

 初っ端からなんていかがわしいんだ!!!

 






 

 お母さんはそんなふしだらな娘に育てた覚えはありません!!(←←←)

 お母さんはともかくとして、郁魅のお父さんって郁魅が強くさえなればあとはどうでもよかったのでしょうか?
 娘が淫らな服装になろうとも。
 そこんとこ小一時間ほど問い詰めたい。

 水戸家父にもそうですが、アニメスタッフさん方にも物申したい。これは狙いすぎにもホドがありまっせ。
 まあ・・・、ね。
 これから郁魅はどんどん可愛い女の子になっていくわけですし、露骨なセクシー言動はもうこれっきりということではっちゃけたのでしょう。うん、そう思いましょう(苦笑)。





 ・・・って。

 

 

え~~~?

 

 

 

 原作第14話【恵の庭】を、前半だけとはいえもう描いてくるんですか~!?

 う~ん、これはちょっと早いのでは・・・。
 この話は四宮編で大きな意味を成すエピソードなので、視聴者の記憶を少しでも鮮明にしておく意味でも、原作通りの流れに沿っていた方がよかったと思うのですが・・・。

 ・・・なるほど。
 アニメスタッフさん方の意図としては、第3話での「蜂蜜を使った肉を柔らかくする工夫」を今回の恵のおにぎりのひとつ「豚肉のニンニク蜂蜜漬け」に繋げてきたのですね。
 ひいてはそれが郁魅との食戟への対抗策となる「シャリアピンステーキ」にも結び付くことに・・・と。
 確かに納得できるし、分かりやすい構成になったかもですね。

 ちなみに創真と同様に、恵も初出しの品から「自分ならではの持ち味」がとても良く発揮されていますよね~。(^^)
 「ネギ塩だれおにぎり」は、畑仕事という労働後の相手への思い遣りが。
 「昆布チーズおにぎり」は、定番な具材に意外な具材を組み合わせるという新鮮な工夫が。
 そして「豚肉のニンニク蜂蜜漬け」は、上記のような構成にしたことによって、相手の料理から学び取ろうという素直な姿勢と応用力が。
 それぞれ反映されています。

 「おにぎり」という極めてシンプルな料理。
 だからこそストレートに分かる、恵の確かな実力。
 それが示されていた、とても良い料理でした。(^^)


 そんな和気あいあいとした畑仕事に不参加だった丸井、青木、佐藤はどうしていたかというと・・・
 力尽きてました(笑)。
 どうやら前日はトランプ大会があった模様。
 あ、なるほど。それで創真も「昨日夜更かしして眠い」と言っていたのですか☆
 うわ、これは凄く自然に原作をフォローしてくれましたね~!!
 このアニメは本当に原作を非常に丁寧にフォローしてくれて、原作からの私が見ても毎回凄く楽しいですしとても幸せです。(⌒⌒)
 そして下敷きになってる丸井が安定の不憫さ(苦笑)。





 「研究会」のことを極星メンバーから教えてもらった創真は、「丼物研究会」へ見学に。

 ・・・最初に言っておきましょうかね。

 丼物ポスターが気になってしゃーない。

 ホントこのアニメは隅から隅まで見応え抜群です。


 ここでもまた明かされた、えりなのやり口の卑劣さ。
 今更かもしれませんけど、えりなもその気になれば創真が住んでいる極星寮を予算カットするなりして追い込むことは可能なんですよね。
 だけど今をもってしてもえりなは極星寮には手を出していません。
 それは何故か。
 勿論先輩であり自分より上位の一色先輩が在住している所だということもあるでしょうが、極星寮が独立採算性をとっているというのもきっと理由にあると思います。
 
それを考えると、城一郎や堂島先輩らは大変助かる財産を残していってくれました。

 


 そして満を持して現れた郁魅。
 う~ん、えりな以上の胸の揺れ具合ですな。(--;A)
 確かに郁魅は[三大ヒロイン]の中でもセクシー担当ですが、それでもあんまりあからさまだと(少なくとも女性視聴者は)引くと思いまっせ~。


 小西先輩に代わって、食戟を買って出る創真。
 「俺勝つし」の言い方が改変されてましたね。
 原作ではさらっと言っちゃってたので「一言余計!!(><;)」と思えたものでしたが、こっちの方がまだ共感性の持てる挑発になっていたと思います。

 そして某所で見かけたのですが、郁魅に「丼研入れ」と創真が床を指さすこの動作が、「土下座しろ」に見えるというコメントが。

その発想はなかった!!!!!(Σ(‐‐))


 軽くカルチャーショック!!(←するな)

 

 そ・し・て。



キターーー!




創真さんのダークフェイス!!!(歓喜)

 

 

 遂にきましたガチ描写!!
 前回は少しマイルドに改変されてましたからね~。
 やっぱりこういうダークサイドもあってこその創真さんですから!!(言いそびれてましたが、第1話の「あ~~~?」も素晴らしかった♪♪♪)
 マジ最高!堪らん!
 っていうか、原作より美形度上がってません?(最高の褒め言葉)



 一晩明け、対策会議を開く創真達。
 肉の等級「A5」を、「英語?」と勘違い。
 ナイスボケだぜ創真さん☆(d(><))

 それとアニメでは、原作だと文章のみになりがちな料理関連の解説を随分と分かりやすくも面白く表現してくれてますね~。
 本当に良質な料理アニメですよね。嬉しいな。(^^)

 さらに語られる、A5肉の高級さ。
 ほんとに諭吉様が飛んでいっているのには笑わされました。


 A5肉の凄さを説明されても、それでも郁魅と同じ牛肉で勝負しようと意見する創真。
 創真のこういう真正面から挑む姿勢、本当に好きです。(⌒⌒)
 まさに少年漫画の主人公。
 初期は悪い意味で不敵で飄々としたイメージが強かったけど、要所要所でこういった正当な面も見せてくれていたんですよね。


 そして私も盛大にツッコみたくなった、城一郎のテキトーさ。
 かわいすぎる創真の後姿が笑えて泣ける。(どっち)



 予算の危なさに危機感を抱くものの、仲間達の協力に励まされ、いざ試作開始!
 お。試作の品々の中にロコモコ丼も。
 これは地獄の合宿編での朝食ビュッフェ課題の伏線と見ていいかな?
 う~ん、美味しそう♪
 今回はどの品も美味しそうだったな~。


 そして見つけ出す、A5肉への対抗策「シャリアピンステーキ丼」!
 「ほぐれていく~~~♪」(by恵&小西)
 かわいいなあもう!
 見てるこっちもホッコリ笑顔になっちゃいます。(^^)
 個人的にはぜひこういう路線を増やしていってもらいたいところですね。

 





 いやはや、今回も安定の面白さでした。
 もうすっかり安心してこのアニメを楽しませてもらっています。(^^)


 まあ、作画はこれまでに比べたら少々クオリティダウンだったかな?
 料理や人物の作画に関しては、私としては全然気にならないレベルだったのですがね。
 特に創真のホノ顔とかダークサイド顔には大満足でした♪♪♪
 ただ、恵が収穫しようとしていたキャベツの作画が・・・。周囲のキャベツと明らかに違ってしまっていたな~と。
 これはアニメの製作上どうしようもない事なのでしょうが、それでももう少し頑張って欲しかったですね。
 やっぱりファンとしては物凄く細かい所も気になってしまうんです。御免なさい。

 作画に感じた不満はそれぐらいでしたが、後半からの動画に関してはちょっと不満な部分がチラホラ。
 個人的な意見ですが、「食材の値段だけで―――」のくだりの創真は画面外からのそっと出てきて欲しかったですね。
 あ、でもシャリアピンステーキを作っている時に、肉にタマネギのみじん切りをまぶした後パと手を軽く払う描写はリアルチックで大変良かったです!
 こういう細やかな描写を見ると、さすがは森崎先生の調理の様子を観察してくださっているだけのことはある!!と感心させられますね。(^^)


 ですが、今回さり気に良い仕事をしていたのは効果音でした。
 恵の農作業姿のカッコウとか、丸井&青木&佐藤のキジバトとか、小西先輩の「しおしお」とか、一色先輩のふんどし姿の「ワッショイ!」とか(大爆笑)。



 そして前々回あたりから思っていた事ですが、やっぱり創真と恵は並んでいる姿がサマになっているなあ~。
 雰囲気や性格だけでなく、カラーリング的にもこの二人はつくづくお似合いです。(^^)
 まあ、えりなや郁魅とでも創真は似合うんですけども。(罪な男め☆)


 そんなわけで、次回はいよいよ郁魅がヒロインとして覚醒するわけですね。
 楽しみ~~~♪



『食戟のソーマ』アニメ感想(5) ~氷の女王と春の嵐~

2015-05-15 01:00:00 | アニメ感想

 さてさて、前回にて一色先輩がえりなをも上回る「十傑」第七席だったということが判明。
 その一色先輩の挑戦に創真は受けて立ちます。


 目が覚める伊武崎と吉野、榊。
 無防備な姿を晒してしまって慌てる榊の描写がさり気にグッド☆
 でも、「飲み過ぎちゃったお米のジュース」って・・・。
 榊&アニメスタッフさん、その発言大丈夫(汗)?

 料理対決と聞いて顔を輝かせる吉野がメッチャかわいい。
 凄いですね。今回は女の子の仕草や表情の描写がこれまでの中でも一際抜きん出ていますよ。
 お色気描写なんて必要無いぐらい。(←本音ポロリ)

 そして創真の料理「鰆おにぎり茶漬け」が完成。
 原作では何故か伊武崎の分はありませんでしたが、アニメではちゃんと伊武崎の分も作ってくれています。
 こういう細やかな原作のフォローは、個人的に大変ポイントが高いですね。
 アニメの丁寧なクオリティが感じられて、とても満足感があります。(^^)

 最近の原作でも触れていた、「ポワレ」の技法。
 こうして改めて見てみると、この頃の創真はまだ何も知らなかったんだなー・・・。


 そして発動です。
 初期の名物リアクション「めばえ」が(大苦笑)。
 櫻井さんすげえ~~~。
 アニメスタッフさん方も、吉野&榊以上に描写に力を込めてくれてますね~~~。
 うん、分かってらっしゃる☆

 ちなみにここのシーンはPVのものがそのまま用いられていました。
 たしかにこれほどの出来栄えを本編アニメに用いないなんて、勿体無さすぎですものね(笑)。


 そして闘い後の爽やかな握手。
 ちなみに今回はシャボン玉職人の方はおられません(笑)。
 天然モノです。

 それともうひとつ。
 どう見てもその姿は「半裸」を通り越して「四分の三裸」です(爆)。



 色々賑やかだった歓迎会もお開きとなり、創真と一色先輩だけに。(※丸井は除外)

 そういえば、原作では城一郎との料理勝負(第41話)から登場してきた創真の包丁ですが、アニメでは第一話からちゃんと描かれていますね。
 秋の選抜の美作編で初めてその包丁が只物でないことが明かされましたが、こういう風に初期からきちんと描いてくれるとより一層伏線判明時の説得力が増しますね。

 そして・・・。
 個人的に鬼門なシーンその1に。
 
 う~~~んやっぱり『ソーマ』のアニメスタッフさん達は創真の描写にかなり気を遣ってくれてますね・・・。
 背景を白フラッシュさせることで、ここの創真の挑発シーンの印象をかなり明るめに変えてくれています。
 原作未読の方が原作でのここの創真を目にしたら、間違いなく絶句することでしょう。
 下手な悪役を凌駕するダークフェイスに(核爆発)。



 緊迫状況になるかと思いきや。

 なにこれ可愛いv

 パタパタなぷに一色先輩が・・・!ドン引きなぷに創真が・・・!
 ほんっとこの作品のミニキャラってマジで可愛過ぎですよね~~~。
 基本アニメグッズは買わない私ですが、それでもぷに創真のあの可愛さには毎回本気で揺らがされて困っております。

 ここの松岡さんと櫻井さんの演技も素晴らしい。
 特に櫻井さんは収録スタジオで超活き活きと演技する姿が目に浮かぶ勢いです(笑)。
 ほんと櫻井さんが一色先輩を務めてくださったことに感謝感謝。
 勿論松岡さんが創真を務めてくださったことにも感謝感謝。



 そして明朝。

 極星ガールズの寝起き描写がそれぞれとても良い感じ♪
 ここはアニメオリジナルですが、オリジナルの部分が何の違和感も無く受け入れられるということは、それだけ製作スタッフの方々が原作のキャラクターをきちんと理解してくださっている証拠。
 つくづく、『ソーマ』は素晴らしいアニメスタッフに恵まれましたね~。(^^)

 特に吉野のシーンが個人的に高ポイント♪
 ウサギさんやうり坊さん達に起こされるって・・・。
 個人的には夢のようなシチュエーションです。
 動物さん達に懐かれている吉野。
 なんともほのぼの。(^^)
 そして髪をおろした吉野がこれまた可愛い。
 髪をおろした吉野は恵以上に希少なため、これには目を引かれましたね。
 吉野ファンの方もきっとお喜びになられたことでしょう(笑)。
 


 ああ・・・、そして訪れる鬼門シーンその2。



 あああ・・・。



 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・!!

 

 

 

 

 

やめて創真を無視しないであげて・・・!!!!!(ノДT)











いたたまれない・・・!!!



いたたまれなさすぎる・・・!!!
 

 

 

 

 あうう、やっぱりここだけは今振り返っても耐えがたいものがあります。(T‐T)
 世間一般の読者からみればギャグ的なシーンかもしれませんが、私にとっては創真のここのド直球空振りさは見ていられないものがありました。



 そして一色先輩から説明される、遠月伝統料理勝負『食戟』。
 それと並行して描かれる、えりなの横暴・・・もといちゃんこ鍋研究会との食戟。
 ここのイメージシーンは随分とアニメオリジナルのものになっていましたね。

 まずはえりなの実食イメージ。
 原作ではイメージシーンを全く入れずに料理の批判を述べていましたが、アニメではスキューバダイビングを終えて海から出てきたえりなの前をカバの群衆が横切るというワケワカメなイメージが
 でもこれはもしかしたら、第1話で改変されていた原作第一話ラストの「のどかな田園を歩いているときに五万匹のワタリガニが横切ったような味」と評したえりなのセリフを反映しているのかもしれませんね。
 料理が海鮮系という事から、それの海バージョンということで。
 ついでにお色気サービスという意味で。

 
そして豪田林先輩のリアクション。
 う~む、やっぱりこうして改めて見ても、えりなの料理は「力」の料理ですね。
 その圧倒的「力」によって、豪田林先輩は“脱衣”も兼ねた「不浄負け」に☆(『火ノ丸相撲』で覚えました)
 これも巧いといえば巧いですよね。
 個人的にはどんなに巧かろうが、「まっぱ」には基本(-_- |||)なのですが。
 えりなの意味不明なイメージ批評も、原作を遥かに凌駕する「ハッタリ描写」を用いているアニメとしては扱いやすい設定なのでしょうね。

 そしてちゃん研部室を無残に取り壊したえりな。
 まさに冷酷非情な暴君としか言えません。
 でも。
 食戟前に「ちゃん研の先輩方が残されたレシピをただ模倣することが情熱だとでも?」といったような発言がオリジナルで入ったことで、彼女の「正当性」は増していたと思います。
 創真程ではないにしろ、えりなの描写に関してもアニメスタッフさん方は配慮してくれている模様です。(お気遣いありがとうございます)



 そしてラストは[ミートマスター]こと『水戸郁魅』の登場で次回へ、と。
 遂に郁魅の登場ですか~!!待ってました!!(><)
 えりなよりも遥かに作画に気合が入っていたように見えたのはきっと気のせいではない(笑)。


 






  個人的に鬼門だった、今回。

 原作をリアルタイムで見た時はそりゃもう・・・私のドン引きっぷりといったら・・・第一話並でした。


 まずなんといっても露出が凄まじく多い。
 やっぱり何度見ても「まっぱ」はキツイ。
 しかも創真までなんだもん。(T-T)

 
 そして創真の当時の浅慮さが最もマイナスな形で現れてしまっていたんですよね。

 これらがもう・・・とにかく見てて耐え難かったです。


 一色先輩が創真に挑戦をふっかけたお返しとばかりに、一色先輩に挑戦をふっかけた創真。
 「なあなあ」では終わりにしないという、この作品、そして創真の“尖った部分”がこのシーンは最も露骨に出ていました。
 これほど尖った創真は、後にも先にもここだけだと思います。
 本編の方は現在ああいう状態ですが(苦笑)、それでもこの時の創真とは明らかに違っていますから。

 そして朝一番に勝負をふっかけるという創真の行動も、やはり色々と考え足らずだったなあ、と。
 まあ、アニメではえりなとの回想を入れてくれたことで、彼なりの思慮の部分を設けてくださっていましたが。(重ね重ねお気遣いありがとうございます)


 遥かに格上の相手に勝負を挑む創真に呆れる榊。
 バカと思う吉野。
 勝てるわけがない、と否定する恵。  

 ・・・それでも、今にしてみればつくづく思います。

 創真も「遠月学園」のことを何も分かっていませんでしたが、恵を始めとした仲間達も、そして私達読者も、創真のことを何も分かっていなかったんだなあ・・・、と。

 


 ストーリー的には個人的に少々きつかったものの、全体の出来栄えとしては今回も「お☆」と思えるような描写が至る所に見られました。
 転がる一升瓶からの場面転換や、登校する創真へのアップの仕方などには特にセンスの良さを感じましたね。
 こういう、「動き」を活かした演出やカメラ使いに「お!」と思わせられるアニメは、私としてはかなり評価が高いです。
 アニメの醍醐味というものはこういう所にこそあると思うので。

 「動き」といえば、原作のコマとコマとの「間」を繋げる描写がちゃんと丁寧に入っていたことも凄く良かったです。
 「鰆おにぎり茶漬け」を口にする前にちらと創真を見遣る一色先輩や、一色先輩の「食戟」についての説明を聞きながらお茶を口にする創真などなど。
 ファンとしてはやはり、キャラのさり気ない仕草一つ一つにも目が向くものですから♪


 さりげにこれから登場予定のキャラもしっかり描かれていたところも、また素晴らしい。
 貞塚はもとより、なんと早津田らしき人物も。
 そして食戟管理局局長の景浦久尚まで。
 特に景浦はシルエットだけでなく、仙左衛門が目を通していた食戟の報告書にも名前が・・・って。
 原作にもちゃんと書いてある!!!(第8話ラスト)
 うわ~これは気付きませんでした。
 読み直してみてビックリでしたよ。
 アニメもさることながら、原作も伏線の仕込み&回収が秀逸だな~。(改めて感心) 

 

 そんなわけで、今回は原作よりは抵抗を抱かずに視聴できたかな、と。




 ですが。

 最後に唯一抱いた、アニメオリジナルへの不満を叫ばせてください。

 

 

 

勝負後に創真の頬を染める必要は無かった!!!!!

 

 

 一色先輩にジェラスィー!