この動画で命を救いたい。3.11から10年、コロナ禍でもし今災害が起きたら。
2011年3月11日午後2時46分。
この日時を私は生涯忘れることはないでしょう。
当時は何が起きたか分からなくて。
ただ大切な家族が無事か心配で。
でも今目の前の自分の勤めを果たさなくてはいけなくて。
幸運にも外で雪かきをしていたため、雪がクッションになったのか揺れにも気付かず無事だったお婆ちゃん・・・。
「日が沈む前の明るいうちに、食事を出した方がいい」とアドバイスしてくれた上司さん・・・。
今はもう、天国に行ってしまいました。
穏やかなお別れだったと思っています。
それでも。
いまだに涙が出ます。
まっとうな“別れ”を済ますことが出来た私でさえ、いまだに前を向けているかどうか分からないというのに。
突如として“別れ”を突き付けられた方々の胸中を思うと・・・。
どんな言葉を紡げばいいのか、分からなくなります。
それでも。
今の私達が出来るのは、この震災を忘れないこと。
決して風化させてはいけないこと。
そして、あの震災で学んだことを活かすこと。
役立つかどうかは分かりませんが・・・私の体験で得た役立ちそうな知識を少しだけ。
一つ目は、車のガソリンは常にメーターの半分以上は入れておくこと。
震災後はガソリン不足に陥り、ガソリンスタンドには超長蛇の列が並ぶことになりました。(この状況が改善するのに約半月かかりました)
二つ目は、停電になったら冷蔵庫に氷を入れておけばある程度は低温を保てること。(冷凍庫は頻繁に扉を開けさえしなければ大丈夫)
これは私が食事を扱う職業に就いているが故に気付いた点です。やはり飲食業にとって、食材の傷みは最も恐れることですから。
特に夏場はこの知識は役立つかと。
東北大震災を経験してから、私も少しずつガスコンロやランタンといった防災用品を揃えてきましたが・・・。
これからも、3月11日には当時の事を思い出しながら防災対策を考えていきたいと思います。
そして。
最後に。
震災で命を落とされた方々・・・。
心より、ご冥福をお祈りいたします・・・。