あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

マジですか・・・。(滝汗)

2014-01-30 19:45:33 | 食戟のソーマ

 只今『食戟のソーマ』第55話の感想を鋭意作成中。

 ・・・なのですが、息抜きにと公式ツイッターを訪問。(←)

 そこには次回の本誌情報が。

 次回は第1回キャラ&料理人気投票の結果発表に伴い、センターカラーにて大増23ページ!!
 うんうん。今週の本誌でも、次号予告にありましたよね。
 結果がとても楽しみです♪

 ・・・へ?

 ・・・・・。

 ・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(  ∀ ) ゜ ゜!?


















カラーページが4枚だとーーーーー!!!???

 






 

 

 

 永久保存確定。 


『食戟のソーマ』第54話感想

2014-01-26 23:30:00 | 食戟のソーマ

 先日1月22日は“カレーライスの日”だったそうで。
 なにこの偶然。
 
本当はその日に更新したかったのですが、やはり中々計画通りにはいきませんね(苦笑)。


 2月3日発売のジャンプが気になる今日この頃。
 表紙&巻頭カラーは十中八九、連載再開となる『トリコ』でしょうね。
 その一方で。
 『食戟のソーマ』は、少なくともセンターカラーで掲載して下さるのではと予想しています。
 単行本第6巻の発売日の直前ですし、なによりそろそろ人気投票の結果が発表される頃だと思いますし。

 今回の単行本の表紙を担うのはやっぱアリス&黒木場・・・と言いたいところですが、案外葉山(&汐見)かも。
 裏表紙は誰でしょう?
 収録内容的にみれば、城一郎なんですけどね。


 さて、それでは今回もいってみましょう!


 週刊少年ジャンプ2014年8号掲載。
 掲載順第5位。
 第54話 【華開く個の競演】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これまでの流れをひっくり返し、93点という驚異の高得点を出した黒木場リョウ。
 周囲が驚きに沸く中、本人はバンダナを外していつものポケらな状態に(笑)。

 その黒木場の実力に驚いていたのは観衆達だけでなく、採点した審査員達も。
 ダンディなおじ様審査員の名は「港坂巻人」。人気TV番組「チューボーですか?」のエグゼクティブプロデューサーです。
 ・・・清々しいまでにパクリな番組名だな。
 そして前回の感想でもチラと述べたイギリス紳士風なおじ様は、美食家の「香田茂之進」という方でした。
 香田さん(なんとなくこの方は「さん」付けで呼びたくなります(^^))いわく、この「秋の選抜」では最高でも70や80台止まりの評価で終わることも多いそうで。
 それを考えると、黒木場や新戸の実力がいかに抜きん出ているかが改めて分かりますね~。


 そんな彼らの傍らで、黒木場の料理に我を失ってしまったことを不覚と思っていたなつめ。
 一旦落ち着こうとしたものの―――

 「さあ・・・めしあがれ」

 次なる料理人はミートマスター・郁魅でした。

 どうやらなつめが落ち着きを取り戻す猶予はもう無いようです(苦笑)。

 郁魅のカレー料理は「トンポーロウカレー丼」!
 お~これまた美味しそう。
 豚の角煮+カレー丼といった感じの、見た目的にも食欲をそそられる一品です。
 ここでも丼研部員として、丼物を出してきた郁魅。
 彼女のこういう一本芯の通った真面目なところ、好きですね~。(^^)

 創真との食戟の際に出した「A5和牛のロティ丼」も肉が美しく仕上げられていましたが、今回もまた審査員達から美しいと褒められています。 
 美しさに加え軽く触れただけでプルプルと揺れる柔らかさもと、視覚的にこれでもかと食べる側を誘ってきます。
 それらはもはや官能の域。
 香田食べる前から舌が喜んでいる・・・!」
 なんかもう最上級の褒め方されてますね…!


 そんな様子を観客席から見守っていた小西先輩。
 選抜メンバーに郁魅が選ばれた時のことを思い返していました。
 垂れ幕を作ってお祝いしてくれるあたり、やっぱ小西先輩は良い人ですね。(^^)
 入選を喜んでくれてるのは有難いんだけど…。
 郁魅が本選出場を決めればきっと丼研の部員も待遇も上昇って、コラコラコラ!なによこしまなこと考えてんの!
 そんな浮かれ気味の小西先輩とは違って、郁魅はしっかりしたもの。
 単純に美味い肉を出せばいいというわけではないことを、きちんと分かっていました。
 自分の武器である肉料理の美味さを、最大限活かすカレーを作ると。


 そんな郁魅の品を前にして、(ま・・・待ってよ…)と、涙目のなつめサン。
 つい先ほどの黒木場の料理で乱された自分のペースがまだ回復していないのに、畳み掛けるようにこんな品を出されたら・・・!と、もはや震えちゃってます。
 やだな~~~本番はまだこれからだってのに♪(ドエスマイル)

 そんななつめの心情なんてお構いなし。
 たっぷり味わいなよ、と勧める郁魅。

 なつめ:(くっ・・・)
 バクッ

 やっぱし大反応。

 ・・・つーか。

大丈夫かコレ? (-_-;)   

 

 第51話での、おりえらの「アレ系」リアクションの際には「もう抵抗感はない」と述べましたが、実はいまだに抵抗が拭えないリアクションがひとつだけあるのですよ。
 それが“真っ裸表現”。
 特に第8話や第36話、そして今回のような「まっぱ」は目のやり場に非常に困ってしまいます。
 上半身ぐらいなら大丈夫なのですが、さすがに下半身もとなると・・・。
 佐伯先生は裸体を描かずとも、むしろ着衣姿のままでも充分に色気を表現できる実力をお持ちの方だと思っています。
 なので、出来ることならこのような表現は抑えて頂きたいですね。
 個人的にということもありますが、それよりもこの作品に対する風評が心配になるので(苦笑)。 

 

 さて、そんな風になつめを感じさせまくった郁魅の「トンポーロウカレー丼」はどうやって作られたかというと。
 まずは豚バラ肉を下茹でして余分な油を除去。
 次に表面を焼き上げることで香ばしさを加えると同時に、焼き締めによる煮崩れ防止の効果も付加。
 そして各種調味料で煮込んでいったと。
 香り付けに用いたスパイスは、スターアニス(八角)、ジンジャー(生姜)、花椒[ホアジャオ]。
 いずれも肉の臭味を抜く効果を持つ、肉料理には必須のスパイスです。
 花椒は本編第48話で既に説明されておりますし、ジンジャーはもはや解説するまでも無いでしょう。
 スターアニスについては、第52話感想で大茴香[ダイウイキョウ]という名で説明してありますので、宜しければそちらをどうぞ☆

 それにしてもこれほどボリュームのある品ですが、審査員達はどういうわけかスルスルと食べている模様。
 その秘密はライスにあり。
 ライスに少量の岩塩と藤椒油を混ぜ合わせることにより、丼の中で美味しさの連鎖が作られていると。

 ※藤椒油・・・厳選された四川省の新鮮な青山椒(藤椒)を、低温の菜種油で煮詰めて作られる香味油。
         柑橘系のような爽やかな香りとしびれは、花椒よりも強いとされている。
         前菜によく合い、和え物等に使用される。
          

 まだ審査する選手達が残っているにも関わらず食べ続ける審査員達。
 佐々木由愛の制止も聞かずがっついちゃってます。
 なつめサンもう完全に「女王」の体裁無くなっちゃってますネ。(^^;)


 当初から肉料理に対する実力は群を抜いていたものの、それ以外の食材への配慮が薄かった郁魅の料理。
 ですが、そんな当時と比べて今の彼女の料理は明らかな進化を遂げていました。


 
最大の魅力を放つ肉と、その肉を更に引き立てる他の食材とのハーモニー。
 素晴らしい多幸感と破壊力を持つ肉料理を作り上げる郁魅は、まさに「ミートマスター」。
 いいえ。

肉将軍[ミート・ジェネラル]!!!

 
 わ~軍人コスプレな郁魅さんです!!
 しかもめっちゃ似合う(笑)。
 個人的には「将軍」というと戦国武将が連想されるのですが、それは「から揚げ編」で創真が既に披露してくれましたものね♪
 それにしても、後ろでキリリと敬礼している港坂と香田さんはよしとして、なつめは大砲に跨って何やってんの???


 ミートジェネラル郁魅の「トンポーロウカレー丼」。その点数は86点!!
 
う~ん・・・。
 個人的には90~88点ぐらいかと思っていただけに、少々低い点に思えてしまいましたね。あれ程絶賛されていたのに。
 貞塚のあのくさやカレーとたった2点差・・・うむむ・・・。


 それでも健闘したことには変わらず。
 称賛する創真に郁魅は照れながら言います。
 「・・・これは幸平から教わった事だから」

覚えててくれてたんだね!!(⌒⌒)

 
 
 
 創真と食戟で戦った際、彼に指摘された自分の至らなかった点。
 「丼は「一椀で」完結」
 
この言葉を忘れずにきちんと自分の糧にしていた郁魅。

 も、偉すぎ。
 良い子すぎ。

 そんな郁魅に、創真も笑顔を返してくれました。
 当時と変わらない、屈託のない笑顔を。(^^)
 ここの郁魅が

か・わ・い・い・ぞ・っ・!!


 某お嬢様より郁魅ちゃんの方がよっぽどヒロインだ!!



 続きましては榊!!
 榊のカレーは豆を使ったカレーの模様。
 郁魅のカレーに比べるとインパクトが薄く思えたものの、一匙掬ってみて驚愕。
 そのカレーは糸を引く粘りが。
 その粘りの原因は納豆!!
 
わーい予想大あたりー♪(←威張れるほどのもんじゃない)

 カレーと納豆とはまた大胆な組み合わせを・・・!と思いましたが、意外と合うらしく、口にしたなつめはまたもや骨抜きに。
 

 しかもただの納豆ではなく、「炭火熟成納豆」という大変な手間暇と経験が無ければ作れない一品でした。
 それだけに、普通の納豆より強いコクを持ち、アンモニア臭(=臭さ)が少ないとのこと。

 さらに隠し味として、「醤油麹」なるものが加えられていました。
 へ~塩麹だけでなく、醤油麹なんてものもあるんですね~。
 第48話で取り出していた黒い物体はソレだったようです。
 あ~予想外れた~。
 醤油麹には塩麹の10倍以上のグルタミン酸(旨味成分)が含まれており、だからこそカレーの強さに負けず美味さをプラスする事が可能だったとのこと。
 なるほど、カレーって基本的にどんな食材にも合うけど、それは逆に言えばカレーの存在感がとても強いということですものね。
 審査員達だけでなく、汐見とシャペル先生も良い解説役となってくれてます。

 まるで指揮者の如く華麗に調理する榊。
 とっても綺麗なんだけど…。
 そんなに大げさにお玉を振ったら周りが大変だな、と思ったのはここだけの話。(こういういらんツッコミをせずにはいられない私をどうかお許しください)

 榊の納豆カレーを恍惚の表情で食す審査員達。
 共に大豆の発酵食品である「炭火納豆」と「醤油麹」。
 それら大豆の力を従え完璧に纏め上げている、そんな榊に港坂は“姐さん”の姿を垣間見ました。
 というわけで。

榊姉御降臨。

 
 これまたぶっ飛んだなあ・・・。(^^;)
 いえ、面白いんですけどね。
 似合うんですけどね。
 粋なんですけどね。

 ※soy[ソイ]とは英語で大豆という意味です。
 丁寧な説明ありがとうございます。


 
そんな榊姐さんの納豆カレーの評価は、郁魅と同じ86点!!
 
おお、あの郁魅と同点とは…!
 やっぱり極星寮のメンバーは、隠れた実力者揃いなのかも!



 さてさて、その勢いに乗って次なる選手は誰が?

 「僕には期待もしていないだろうね   でも僕は・・・風を起こしてみせるよ―――」

 
ここで丸井キターーーーー!!!(驚)

 
ある意味創真以上に審査順が気になっていた丸井でしたが、ここで登場ですか。
 丸井もかなりの実力者と考えている私としては、彼が90点台を出すことはほぼ確実と思っています。
 ですが、かつて予想したように、伊武崎の方が丸井以上のダークホースと踏んでいる私。
 よって、ここで丸井が黒木場の得点を超えてくるか否か。
 それが本選出場への分岐点になると思います。


 あ、それと丸井クン?
 「風を起こしてみせる」と言ってたけど・・・ゴメンね?

 キミが“風”を起こすのなら、創真は“嵐”を巻き起こすから。(※栗うさぎは創真至上主義者です)




 



 いや~~~今回はサブタイトルの通り、華盛り!!
 Aブロックの女性陣、郁魅と榊が大いに魅せてくれました!!
 郁魅は以前から成長した姿を、榊は今まで未公開だった自分の料理を、それぞれ存分に披露してくれましたね。
 ここ最近ずっと言っているような気がしますが、今回もまた、申し分ない良回でした!!
 本当に附田&佐伯先生の女性キャラは、女性から見ても魅力的だとつくづく思います。


 「肉」の扱いを得意とする、肉感的な純情乙女、郁魅。
 そんな彼女は今回「ミートマスター」から「ミートジェネラル」へとクラスチェンジ☆ 
 過去の経験を活かして更なる成長を遂げた彼女ですが、それも創真のお陰でしょうね。
 あの敗北によって、憧れていたえりなから見放され、派閥からも追放され、本来ならばどん底に落とされていたであろう郁魅。
 そんな郁魅に屈託なく接してくれたのが創真。
 罪作りなとこもありますが(苦笑)、それ以上に創真は相手を助けてくれる子ですよね。本当に。
 そして、ギャグ扱いされちゃってますが小西先輩も。
 丼研を潰そうとした彼女を何の後腐れもなく丼研に迎え入れてくれたのですから。
 最初は不本意だったかもしれませんが、いまや丼研は郁魅にとって大事な居場所になってくれたようです。(^^)
 そ・し・て!
 創真と接する郁魅の可愛らしさがもうもうもう・・・!(><)
 やっぱ恋する女の子の破壊力は半端ないですね!!
 この点が恵やえりなには無い魅力ですよね~・・・今のところは。


 一方で「発酵食品」を巧みに操った大人の雰囲気漂う女性、榊。
 元々「お姉さん」キャラだった彼女は今回で遂に「姐さん」へとレベルアップ☆
 榊が得意としているのは、納豆や麹といった菌類を用いた発酵食品。
 一見地味に思えるそれらですが、味噌や醤油、酒に乳製品など、日本は世界でもトップクラスで発酵食品を多用している国なんですよね。
 それら発酵食品を長い時間をかけて、地道ながらも細やかな気配りと長い目で作り上げる榊。
 こうしてみると、面倒見が良く、落ち着いていて思慮深い榊に「発酵食品」はまさにピッタリだと思います。(^^)



 ・・・さて!
 次回はいよいよ満を持して、これまで謎に覆われていた丸井の料理の腕が明らかになる模様です!!
 黒木場はフレンチ風、郁魅は中華、榊は和風と、これまで本当に個性豊かなカレー料理が披露されてきましたが、果たして丸井はどんなカレー料理を出してくるのでしょう?
 選抜メンバーが発表された第40話にてチラと出ていたメガネ集団から、「丸井氏」と支持されているようですが…。
 アリスとは違うタイプの理論的な調理スタイルの持ち主なのか、それとも・・・?
 

 選抜編が始まってからずっと大物臭を醸し出してきた丸井。
 次回、注目です。


次世代ジャンプ看板漫画が、揃って花盛り☆

2014-01-20 23:30:44 | 食戟のソーマ

 今日発売の週刊少年ジャンプを早速購入。
 とりあえずこれだけ言わせてください。

 イリーナ先生綺麗過ぎ!素敵過ぎ!!

 
『暗殺教室』は『食戟のソーマ』の次に好きな作品ですが、今回はイリーナ先生の魅力がそりゃもうヤバかったです。
 一話中で三回も衣裳替えしてくれるなんて、どんなサービスですかと言いたい。(ちなみに私は二回目の衣装がお気に入り♪)
 
衣裳だけでなく表情も多岐に渡っていて、今回で好感度が魅力と共にぐっと上昇です。
 いやはやお見事。
 それと同時に

 難攻不落さをディスられる烏間先生に大爆笑☆

 その一方で、深いものもちゃんと語られていたり。
 ここから先はネタバレが強くなるので、ネタバレOKな方だけどうぞ反転してご覧ください。

 殺せんせーを二学期中に必ず殺すという烏間先生の言葉に、憂いの表情になったイリーナ先生。

 「「殺す」ってどういう事か 本当にわかってる?」

 このイリーナ先生の言葉、烏間先生だけでなく、3-Eの生徒、ひいては私達読者への、根本的な問い掛けだと思います。

 任務として、自分達の成長もしくは存在価値の証として、殺せんせーを暗殺しようとしている彼ら。
 世界を救うため(自分達が生き残るため)という大義名分のもとに。

 自分が生き残るため、子どもでありながら人を殺めたイリーナ先生。
 見ず知らずの他人でも。両親を殺した敵でも。
 生者が死体へと変わっていく「リアル」。
 それをイリーナ先生は子どもながら知ってしまいました。

 任務として平然と、まがりなりにも職場の同僚として関わってきた相手である殺せんせーを殺すと話した烏間先生。
 そこには「情」はありませんでした。
 人を殺すこと。
 それがどうして最大の罪と言われるのか。
 これは私個人の解釈ですが、それは殺した相手のこれまでの人生、繋がり、心、未来、全てを取り返しのつかない「無」にしてしまうからだと思います。
 それはとても、重いこと。
 イリーナ先生も、殺し続けてきたことでこれまで生きてきた身。今更殺すことを否定するつもりはないでしょう。
 それでも。
 殺すというならば、その覚悟と実感、そして理解を。
 任務という事務的な姿勢ではなく、「心」を注いだ姿勢で相手を殺してほしい。
 そう感じたのではないのでしょうか。
 
 今回自分にこんなに協力してくれた殺せんせーや3-Eの生徒達。
 彼らとのこんな温かくて楽しいやり取りも、殺せんせーがいなくなってしまったら終わってしまう。
 その寂しさもあったのかもしれませんね。

 とても個性的でセンスに溢れ、しかも面白くて楽しい、だけど根本が深い。
 そんな漫画『暗殺教室』。
 いつも秀逸ですが、今回は特に良かったです!!  
 


 そして『ソーマ』の方もAブロックの女性陣が大活躍!!
 本当に今回は二作品とも女性の華やかさが溢れる良回でした♪


 それではこれから『ソーマ』感想の清書に取り掛かろうと思いまーす!


『食戟のソーマ』第53話感想

2014-01-13 23:20:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2014年6・7号掲載。
 掲載順第5位。
 第53話 【寒い国からやってきた男】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 番外編が挟まれたものの、アリスのお付きが93点という、新戸をも超える高得点を叩き出した所で終わった前回。


 そんな今回の始まりはというと―――過去の回想から。

 雪の降る異国の港町。
 10歳そこそこくらいでしょうか?お付きくんに自分についてくるよう声をかける、幼き頃のアリス。
 広大な美食の世界を見せてあげると―――



 
時は戻り、現代。
 創真達を応援するため、揚げ物コンビ(ああ名前で呼んであげたいっ)はAブロック会場へと急いで向かっていました。
 着いたところ・・・。
 大盛り上がりだったBブロックとは打って変わって、静寂で冷えまくりな雰囲気。

 Aブロックの司会進行を務めていたのは、「佐々木由愛」。
 新キャラですね。
 腹黒アイドルキャラな川島麗とは全く違い、気弱な臆病さんといった感じの子です。
 どうしてこんな引っ込み思案そうな子が司会に選ばれたのか謎ですが、川島からライバル視されていたりするのでしょうか。

 気まずい雰囲気の元凶となっていたのは、千俵なつめのスパルタ判定。
 既に10人近く審査しているというのに、まだ1点も出していないという酷評振りだったのでした。
 妹のおりえもそれなりに厳しい評価を下す人でしたが、どうやらなつめはそれ以上のようです。
 どうやらその厳格な態度は、カレーに対しての妥協の無さ故のよう。
 ・・・ということは、第1巻でえりなが見せていた料理人への厳しい態度も、料理への妥協の無さからだったのでしょうかね?
 だからと言って、料理を無残に投げ捨てて良い理由には全くなりませんけども。
 


 ナチュラルに出てきたけど、
 創真久し振りーーーーー!!!(><。) 

 
第51話(実質的には第50話)から約一か月間。
 会えない間どんなに辛かったことか・・・!
 そのヘラ顔、ほんと見たかった!!



 そして審査は次の選手へ。

 
その人物こそが、アリスのお付きこと「黒木場リョウ」!
 これまた新戸と同じく、長い間不明だったわりにはサラリと名前が明かされましたね。
 ・・・やっぱり「海老沢」じゃなかった(苦笑)。

 そんな彼が出したカレーは、調理中(第48話)の様子から推察されていた通り、伊勢エビのカレーでした。
 予想通り過ぎる程の品でしたが、豪快な調理の様子からは想像もつかないような繊細優美な仕上がりとなっていました。
 う~ん、伊勢エビの赤、サフランライスの黄色…。
 これはカラーで見てみたいなあ~。

 なつめの隣に座っている、イギリス紳士のようなお髭の審査員は、そう丁寧かつ親切なコメントをしてくれてます。

 温厚そうなおじ様ですね~。(^^)

 とはいうものの、伊勢エビカレーなど珍しくも何ともないわけで。
 ただの魚介カレーでは話にならないと言いながら、なつめは口にします。
 その途端。
 深い森の香りに包まれます。
 これまで出された料理は一口しか食していなかったなつめでしたが、その正体不明の香りに悔しそうながらも二口目を口にすることに。
 その反応はというと・・・。

 「ふにゃあああ・・・」

 トゲトゲだった女王様が、トゲを抜かれた・・・どころか骨まで抜かれてしまいました(笑)。


 
カレーのベースとなっているのは、甲殻類の殻から作られる「アメリケーヌ・ソース」。(←美味しいソースですv)
 そして一番印象を与えた森のような木々の香りはブランデーの「コニャック」によるものでした。

 ちなみに私、「フレンチカレー」というものまであるなんて全然知りませんでした★
 フレンチカレーとは、小麦粉などのルーを使わず、かといってスープカレーとも違う、香味野菜とスパイスのとろみによる、フランス料理の手法で仕上げられたカレーとのこと。
 私もまだまだ勉強が足りないな~。

 そんな光景を上の客席から観察していたえりな。
 司会はしていなかったものの(笑)、Aブロックにいたのでしたか。
 そんなに創真が気になるのでしょうかね?(笑)
 というのは半分冗談で(←半分?)、黒木場の実力にも興味があった模様です。


 やっとまともに評価される品が出たな、と余裕で笑む郁魅。
 郁魅に会うのも久し振り。相変わらず可愛いね。(^^)

 ですが、創真は黒木場の料理にはまだ何かがあることを、直感的に気付いていました。
 さっすが創真!!!
 ほんと鋭い!!

 実際、創真の直感は的中でした。
 これなら点数をつけても・・・いいかもねと、ツンデレ気味になりながら採点に入ろうとするなつめ。
 ですが黒木場はバンダナを巻いてギラギラモードに突入。試食を終えるのはまだ早いと言い始めます。
 なつめ「それ一々やらなきゃ駄目なわけ?」
 ごもっとも。

 
そして黒木場は審査員達にコニャック入りのスポイトを渡します。
 伊勢エビの頭の中にある海老ミソにそのスポイトでコニャックを垂らし、ミソを啜れと指示する黒木場。
 その言葉に食欲が煽られるものの、啜るなんてはしたない真似など出来るわけがない、と反抗するなつめ。
 そんななつめに黒木場は・・・

 
「なにすましてんだ?」
 「目ぇ見りゃ分かんだよ…」
 「本性みせてみな」
 「本当は今すぐむしゃぶりつきたいんだろ?」


うわ~~~~~おぅ☆

 


 

 どっかの誰かに負けず劣らずの言葉攻めで御座います(滝汗)。
 確かにすましてちゃ味わえない美味しさってありますものね。
 その反面、料理人たるもの喫食者が食べやすいように提供するのも、とても大事だと思いますが。


 さっきまでと比べ物にならねえ美味さだぞ、となつめに迫る黒木場の口元。
 
第1話のドS全開な“彼”の口元に重なってしょうがありませんでした。

 


 
 その言葉にトドメを刺され、なつめの虚勢ももはやここまで。
 涎(海老ミソ?)を垂らしながら伊勢エビを啜るは、ご飯粒を付けながらサフランライスをがっつくはで、欲望丸出しの痴態を晒します。
 しまいには
 ふにゃふにゃになりながら宇宙へと飛び出しちゃいましたー(笑)。
 エビ形ロケット&宇宙服で宇宙へ飛んでいったなつめ。
 これほど大々的に機械が出てきたのは初めてかも。
 ISE-AB・・・イセエビ・・・(爆笑)。


 そうして出された得点は93点!
 えりなも黒木場のこの高得点には驚きを隠せないようです。
 Bブロックでは貞塚という中継ぎがいたけれど、こっちのAブロックでは低得点の流れから急に高得点が叩き出されたわけだしね。

 Aブロックは葉山の一人勝ちだと思っていたのに、とんでもないダークホースが出てきたとざわめく観衆。
 これまでの気まずい雰囲気から、ようやく盛り上がってきた模様です。


 物心ついた時、既に食の戦場に放り込まれていたと言う黒木場。
 此処はヌルいと。

 
観客達:「アイツの93点を超えられる奴なんて出てくるのか!?」
 出てきますね。(ドきっぱり)
 まだ90点後半という空きがありますもの。
 葉山がいますもの。

 創真がいますもの!!!



 
そうして前回のラストへと繋がっていくわけですね。

 黒木場と対峙する創真かっこよすぎる・・・v




 



 前回までのBブロックの模様から場が移り、今回からはAブロックの模様が描かれ始めました。
 そんなAブロックのスタートを切ったのは、アリスのお付きこと黒木場リョウ。
 料理だけでなくアリスとの出会い、そして創真に匹敵するドSっぷりを見せてくださりました。
 そんな彼のキャラクターを立たせる存在として、審査員長の千俵なつめがターゲットにされてしまっていましたが、やっぱどっかのお嬢様のような高飛車女王様キャラを屈服させる様は、見ていて気持ちがいいですね~♪(※Sうさぎ出現中)


 伊勢エビを扱っていたことから魚介類が得意分野かと推測していたのですが、どうやら黒木場の本当の得意ジャンルはフランス料理のようです。
 ということは、タクミや北条と同じく、得意ジャンルが国籍タイプの料理人のようですね。(吉野や榊、郁魅らは食材タイプ)
 調理の様子は豪快でありながら、出来上がった料理は繊細優美。
 キャラクターと同じく、その料理も「ギャップ」が特徴となっていますね。


 そんな黒木場。
 創真に負けず劣らずのドSキャラということが発覚となりましたが、私個人としては創真のドSさの方が好きですね。(ドSドSと連呼してゴメンナサイ)
 創真の攻め方はスジが通っていますから。
 
相手の方から侮辱したり見下したりしてこない限り、挑発するような発言はしない。
 むしろ、どんなに怒りを抱いた相手であろうが、あくまで「客」として捉えている。

 創真のSっ気が一番発揮されていたのは個人的に第一話だと思っていますが、それでも出した料理は食べやすいよう切り分けられていましたからね。
 
父親にも「ちょっと無礼なお客様」と伝えていましたし。
 怒らせると大変なことになるけど、いつだって、誰にだって“温かい”んです、創真の料理は。
 
そんな創真の料理と比較すると、黒木場の料理は食べる相手への思いやりが少々欠けた料理と言えるかもしれません。


 
でも、そんな黒木場について一番気になったのが、今回の最初と最後で明かされていた事実。
 
 物心つく頃から「食の戦場」にいたという黒木場。
 ということは、創真やタクミと同じ・・・?
 ・・・じゃないですね。
 
創真やタクミが身を置いていた「食の戦場」は“実家”。
 
厳しくも温かい世界だったことでしょう。
 でも、黒木場は・・・。
 顔中にあった傷、アリスに「狂犬」と言われた殺伐とした雰囲気。
 彼はもっと剣呑な、冷酷な食の世界を生きてきたのではないでしょうか・・・。

 そんな彼を「外の世界」へと連れ出したのがアリス。
 新戸に比べてあまり主への敬いが見られない黒木場ですが、その絆は同等、いえ、それ以上かも。
 えりなと新戸との絆より、アリスと黒木場との絆の形の方が個人的には興味深いですね。 

 この作品は、他のキャラクターと比較することでより深い部分が見えてくるのが、凄く面白い所だと思います。
 



 さて、次回は一体誰の審査となるのでしょうか?


『食戟のソーマ』番外編:「夏休みのエリナ」感想

2014-01-12 12:25:26 | その他感想・考察

 2013年最後の発刊となった週刊少年ジャンプ4・5合併号。
 本誌から読者へのプレゼントということで、全連載作品がオールカラーのクリスマス4コマを掲載して下さっていました。
 勿論一番注目したのは『ソーマ』!
 当の内容はというと、レギュラーキャラ(6歳)にサンタクロースはいるのか?と聞いてみたところ…。

  • 恵・・・読者の期待を違わず(笑)、純粋に信じていました。
        寒い雪の中でのサンタの労を心配してくれてます。
        当時から優しい子だったんだね。(^^)
  • えりな・・・その頃から既に大人達との付き合いが多かったため、自然に察した模様。
          6歳児が「子供だまし」と言っても…。
          
    当時から虚勢を張る子だったのね。
  • 創真・・・当時から「ゆきひら」を手伝っていた創真くん。
         って、常連客に夢を壊されただと―――――!!!???
         その常連客のバガーーー!!!
         
    御覧なさい!そのせいで創真くん、ちょい拗ねたお顔になっちゃってるじゃありませんか!!
         せめて小学校中学年くらいになるまでは子どもの夢を守ってやんなさいよ!!
         これだから酒の入ったオヤジというのは・・・ブツブツ・・・。(←
    な思い出があるらしい)
  • タクミ・・・質問自体の意味が無かったというオチ☆


 今回は番外編掲載という、創真の出番が全く無しという苦境だったため、この4コマと表紙とで必死に創真成分を補給する年末となりました★



 さて、ではその番外編の感想へと入りましょうか。



 週刊少年ジャンプ2014年4・5合併号掲載。
 
 番外編 【夏休みのエリナ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 感想。


 水着回でした。

  以上。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘘ですよ(笑)。





 いくら露骨なまでのサービス回といえども(笑)、主人公が一コマも登場していないといえども(泣)、『ソーマ』は『ソーマ』!
 きちんと感想を書かせて頂きます!



 今回は番外編ということで、センターカラー&大増量31ページ!!
 タイトルは『夏休みのエリナ』。
 本タイトルである『食戟のソーマ』に倣ったタイトルになってますね。

 そんな今回の扉絵は、タイトルにもある通りえりなです。
 青い空に白い雲という夏の晴天の下、調理服で包丁を構えるえりな。
 これは佐伯先生がきっと意図して描いたのでしょうね。
 丁度第50話のセンターカラーを飾った恵のイラストと対になるような形になっています。
 そしてやっぱりこのイラストにも感じる違和感。
 爽やかな夏空に料理人姿というミスマッチのせい?
 それとも変にポーズつけてるせい???(←コラ)



 そして肝心の内容はというと、本編では瞬く間のスピードで過ぎ去ってしまった夏休みのお話。


 秋の選抜に向け、お題であるカレー料理の試作に打ち込む新戸。
 そこに現れるえりな。
 新戸に自分が所有している厨房を貸してあげている模様です。

 ・・・ん゛?

 ちょっと待て。

 7棟目・・・?

 第9話でえりなが食戟にて建設させた自分専用の調理棟は、確か6棟目だったよね・・・。

 あれから更に増えたんかい!!!

 当時も「なんでそんなに要るんだ!?」と結構憤ったものですが、更に増築ってか!
 調理スタッフ陣営でも抱えてんでしょうかね~?まったく・・・。


 実は暇を持て余していたえりな。
 何もすることが無いあまり、新戸に協力しているように見せて、実のところただ単に構って欲しかっただけだったと。
 あ、ここでも「カスリ・メティ」とかいうスパイス用語が出ているのでちょいと解説をば。

 カスリ・メティ・・・マメ科の一年草。
           フェヌグリーク(メティ)の葉を乾燥させた物。
           メープルシロップのような独特の甘い香りを持つ。
           トマトベースのカレーやほうれん草のカレーによく用いられる。
           種子はスパイス
として用いられ、これも葉と同様に甘い香りを持つ。
           日本ではあまり聞かないスパイス名だが、インドでは定番のひとつであり、カレー料理には絶対必要なスパイスでもある。


 そんなえりなの(建前上の)協力を断る新戸。
 前回(第52話)を見た後なので、こうしてえりなにハッキリと自分の意見を言う姿にも違和感はありませんね。
 もし見ないままだったら、「え?新戸がえりなに物申した!?」と驚いてたかも。



 再び手持無沙汰になってしまったえりな。
 その時目に入る、女子学生達が談笑する姿。
 (普通の女の子だったら―――こういう時どうやって過ごすのかしら)
 ・・・!
 へえ・・・。


 そこへアリスからの誘いの電話が入り、断る理由も無かったのでえりなは同行することに。
 2人がやってきたのは、市民プール。
 上質の料理人になるために、あらゆる経験をしなくては、と説くアリス。
 ごもっとも。
 えりなと一緒だと、アリスの方がちょっぴりお姉さんっぽい感じになりますね。
 やっぱり物言いがテキパキしてるからかな?


 予想だにしていなかった場所に連れてこられ、文句たらたらなえりなに「暇人だからせっかく誘ってあげたのに」とアリスも
渋い顔。
 そんなアリスに、今日だけ偶々であり、いつもは味見役の仕事や会食で予定がビッシリだと反論するえりな。

 ・・・ずっと前から思ってたんだけど・・・。

 よくそのプロポーション維持出来てるよね。

 
えりなだけでなく、創真やアリスらほぼ全員に言えることなんだけども。
 毎日味見やら調理実習やら新作開発やらで、絶対一般平均より食べる機会が多い筈なのに、ほとんどの皆様がスレンダーでナイスバディでマッチョ(笑)なスタイル。
 ホントこの漫画の七不思議の一つかと。


 帰ろうとするえりなですが、アリスのあからさまな挑発にまんまとのせられ、行くことに。
 えりなって絶対手の平で転がされるタイプだ。
 

 そんな仲良しなえりなとアリス。
 かつてのアリス初登場時の殺伐した雰囲気は一体何だったんだろう・・・。
 それでも本人達は仲良しの自覚無しですかそうですか。



 同時刻。極星寮では―――。
 極星ガールズが暑さにグロッキー中。
 鳴り響くセミの音が更に暑さを増加させてます。
 私は暑さに強い方なので、セミの音を聞くと「夏だねえ~(^^)」としみじみ。
 去年の夏、そんな私の向かいで職場の同僚はうだっておりました(笑)。

 
どうやら極星寮の厨房にはクーラーは設置されていない模様。
 かつて城一郎と堂島先輩が極星寮に黄金時代をもたらした時、厨房設備の投資も賄っていたそうですが・・・。
 なんで冷房設備が抜けた!!!???

 いやマジな話、調理場で冷房設備が無いって、かなり深刻な問題ですよ。
 ただでさえ火を使う厨房において、夏場なんてそれこそサウナに匹敵する暑さ。
 それすなわち食中毒に直結なんですけど!!!
 しかもよく見りゃ背景がゆがんでしまっている・・あわわわわ(滝汗)。

 その暑さに吉野はもはや何も手に付かず、榊も辛そうな表情。
 恵に至っては、幻覚の鍋をかき混ぜているという始末。(^^;)

 そんな堪らない暑さに、吉野はビニールプールで気分転換しようと発案。
 選抜まで怠けるわけには・・・と言いつつも木べらを空回し続ける恵の限界振りに、やむなく榊も吉野の提案に乗ることに。 
 恵って真面目な子だよね。
 真面目過ぎてボケになっちゃってるのが彼女の良い持ち味だよね(笑)。



 
一方、更衣室にて着替えようとするえりなに、アリスはとある物を貸します。
 それは体に巻くことで着替えを隠せるアイテム。
 あ懐かし~。私もこれには大変お世話になりましたっけ。

 
「へえ・・・そうなの」と、言われるがままに使用するえりな。
 そんなてるてる坊主状態のえりなを「間抜けな格好!」とアリスは笑いますが…。
 日本全国の大半の女の子が、この格好になった経験あるんだけど。

 そしてプールへと出るえりなとアリス。
 ルックス抜群な二人なだけに、周囲の注目を浴びちゃってます。
 そんな周囲の目が気になり、水着姿を晒すのに躊躇するえりなが非常に可愛らしいです。(^^)
 やっぱり女の子の恥じらいというのは大事ですよね~。

 ってアレ?このえりなの水着姿、どこかで見たような…。
 あ~!
 2013年37・38合併号での本誌にて、佐伯先生が書き下ろした「WJヒロイングラビア超ビッグポスター」。
 そこでえりなが着ていた水着を、この番外編でも用いてくれたのですか。
 こういう繋がりは読者としても読んでて面白いですね。佐伯先生グッジョブ。


 かくして初めての市民プールを堪能する二人。
 市民プールにしては、流れるプールにウォータースライダーにヤシの木(←関係ねえ)と、随分娯楽設備が充実してるような・・・。
 それともただ単に、栗うさぎの地域がド田舎なだけ?(爆)

 ウォータースライダー中のえりな、良い表情してますね~。
 ジェットコースターやお化け屋敷も体験させてみたい♪(※Sうさぎ出現中)


 そんな最中、プールではナンパというものが発生しやすいから注意するようえりなに話すアリス。
 確かに二人に声をかけたい男子達はいたものの・・・。

 きゅぽっ

 ギン!

 アリスのお付き君の開眼オーラ&周囲の護衛によって近寄れず(笑)。
 っていうか、頭に被るものが何であろうが開眼モードに入るんですかお付き君!!
 
 そんな数多の方々から護られていることに気付いていないお嬢様方。
 平和なもんだ。

 
 そこから会話の内容が、ガールズトークの鉄板中の鉄板ネタである恋バナへ。
 男の子なんて幼稚に決まっている、と決めつけてしまっているえりな。
 そうだね、確かに男の子より女の子の方が早熟の場合が多いから、そう思えてしまうかも。
 でも。
 子どもだ子どもだと思っていたら、気付けば自分よりずっと大人だったというのが男の子だと私は思ってますけど。(^^)

 アリスからいまだに想い人の一人もいないのかとからかわれ、カチンときたえりなは憧れの人がいることを明かしてしまいます。
 新戸にも明かしていないトップシークレットだったのにねぇ・・・。
 どこまで手の平で転がされる子なんだか。
 すかさずレコーダーを取り出して証拠を取ろうとするアリス(笑)。
 えりながツッコみきれなかった所をあえて補足いたしましょう。
 どこから出した。

 そのえりなの想いが恋ではなく、あくまで「憧れ」ということが判明。
 ・・・う~~~ん、本当にそうなのかな~~~?
 本当に「憧れ」のみならば、あんな表情は出来ないと思うんですけど・・・。
 デートしたい(=一緒に居たい)という願望は無いそうですが、憧れ7割恋愛3割といった感じで、ほんの少しは恋心も入っているのでは・・・。

 そんなえりなにダメ出しするアリス。
 偉そうに喋ってますが、実際はというと恋愛映画を何本か見ただけ(しかも途中で寝るという中途半端さ)。
 それなのにバッチリ勉強済みとか、いかにも実体験しているかのように話してます。
 物は言い様だな~(笑)。



 さて、その一方で極星ガールズ達はどうしているかというと―――。
 直射日光に焼かれておりました。
 
ビーチパラソルが無けりゃそうなるわな。

 グラビアポスターでの水着を着ていたえりな。
 ならば恵も第33話のカラー扉絵で披露していた水着姿かな~♪と期待していたのですが、残念、違っていました。・・・しかも・・・なんかダサ・・・ゴホゴホ。
 これはこれで恵らしい水着だとは思うのですが、個人的にはカラー扉絵の方が好みですね。

 打ち水をして涼もうとするものの、一瞬にして蒸発。
 どんだけ暑いんだよ!!!(爆笑)

 
ああそして幻覚のプールまで見えてしまうという、恵の限界振りもいよいよやばいレベルに。
 榊さん、ほんとツッコミお疲れ様です。(もはや同情)
 最後の頼みの綱であるビニールプールに入るものの・・・。
 狭い上に水も一瞬でぬるくなるという結果に終わり、ちっとも涼めやしませんでした。
 
ビニールプールというのはあくまで子ども用の物であり、高校生が3人も入ればきつくなるのも当たり前☆
 ・・・これだったら水風呂にでも入った方が良かったのでは?と思ったものの、それじゃあ水着姿を拝められませんものね、男性読者が(笑)。

 理想がことごとく外れ、挙句の果てに榊の胸に八つ当たりしてしまう吉野サン。
 吉野、胸は大きさじゃないよ形だよ!
 といっても、榊の胸は大きい上に形も良いんだよね~。
 えりなやアリスよりも綺麗な形してると思う。
 ・・・って、何言ってんだわたしゃ。(orz)

 
結局全然リフレッシュ出来なかった、極星ガールズ。
 でしたが、恵は「いい息抜きになった気がする」と吉野にお礼を言います。
 そんな恵に吉野も榊もホロリ。

 ほんと恵は良い子だね~。(^^)
 
どんな時でも相手の気持ちを汲んでくれる、その純朴な優しさ。
 まさに地上の天使さんです。

 そうして極星サイドのバカンスは恵の天使っぷりによって英気を補い、選抜へ向けて頑張る決意を改めて固めたのでした。



 場所は戻り、えりなサイドでは。
 ドライヤーも置いていないと、施設の不備に文句を言うえりな。
 「とんだ休日だったわよ」と言っちゃってます。
 本当は充分に楽しめていたというのに。
 ここのえりなは、散々な目に遭っていても尚思いやりのある言葉を口にした先程の恵と、丁度反対となっていますね。
 こういう点が私がえりなを好きになれない要因の一つなのです。
 些細な不満や非難ばかりを口にし、大切な本心を素直に出そうとしないところが。
 それもあって、私はえりなよりもアリスの方がよっぽど好きですね。
 アリスは裏表がありませんし、何よりストレートに相手を非難もしますが、凄いと思ったところも素直に認められる子ですから。
 不満げなえりなと違って満足げなアリスは、今回一番綺麗で可愛い笑顔でした。(^^)


 迎えの車を待つ間、えりなの目に留まったのは、帰路に就くカップル達。
 一緒に並んで歩く姿。
 繋がれる、手。
 「・・・くだらない」と背を向けるえりな。
 ・・・・・ふ~~~ん。



 
そうして屋敷へと戻ったえりなは、事の事情を知った新戸から過剰に心配されます。
 同じ側近でも、アリスのやることに口出ししないお付き君とはうって変わって、新戸は過保護なほどにえりなが他者と深く関わるのに反応しますよね。
 これも忠義心の強さ故でしょうが、えりなに従わない者は皆敵と思っている節が見られます。
 そういう所がまたえりなの“世界”を狭くしてしまっているんじゃないのかな~とちょっと思ったり。

 それにしても、ここのパジャマ姿のえりなメッチャ可愛いですね!
 
個人的には水着姿よりもポイント高し!
 華やかな服もそれはそれで似合うとは思いますが、読切版での服装(単行本1巻189ページ)といい、えりなは上品な清楚系の服がよく似合うと思います。
 何度も言わせてもらいますが、これでもう少し性格が良ければ…。

 
明日からまた始まる、忙しい日々。
 その予定について確認する際、えりなは新戸から疲れていないかと心配されますが、全く問題ないと答えます。
 「完璧」を目指す姿がそこにはありました。
 思い浮かぶ、繋がれる手。
 料理以外の事にかまけてる時間など無い、冷たい眼となってえりなはその風景を切り捨てます。
 頂点まで駆け上がるのみと。



 そうしてまた、味の上流社会へと戻る「女王」えりな。
 ―――神の舌を持ちながら 恋の味はまだ知らない―――
 上手い言い回しですね。
 憧れの相手への想いがあくまで「憧れの“料理人”」とされていたのも、この言葉を最後に述べたかったからなのかも。

 彼女がまだ知らない「味」。

 そういえば、

 初めて出会った時から、彼女がこれまで知らなかった味の世界を教えた男の子がいましたっけね。


 さて、その「味」も“彼”が教えてくれることになるのでしょうか?

 

 


 

 えりなのプライベートが初めて描かれていた今回の番外編。
 主人公の創真が一切登場していませんでしたが、思っていた以上に楽しめました。
 キャラクターのこれまで見えていなかった部分も見え、各キャラ同士のやり取りも活き活きしていて読み応えも上々。
 えりなだけでなく、恵・吉野・榊ら極星ガールズのやり取りも見られたのは予想外の特典でした♪


 選抜に向けての挑戦の合間として描かれていた、極星ガールズのプチバカンス。
 元気な行動派の吉野。
 聡明なツッコミ役榊。
 天然癒し系の恵。
 それぞれの個性が本当にバランス良く、読んでて大変楽しかったです。
 特に榊の面倒見のいいツッコみがもう・・・(大笑)。
 三人が一緒にいる所はよく描かれていましたが、こういう普段のやり取りをたっぷり見られる機会はこれまで無かった極星ガールズ。
 彼女達のこのやり取りだけで、私的には充分満足できました♪



 そして今回の主役だったえりな。
 本編での冷酷で非情な「氷の女王」としてではない、もう一人の彼女の姿が明るみに出ていましたね。

 「純粋な子」というと、まずこれまで恵が筆頭に挙げられていたと思うのですが、今回の話でえりなも負けず劣らず純粋なことが判明。
 他にも世間知らずな所、扱いやすい所、慣れない環境に置かれると受け身になってしまう所等、今まで見られなかった面を色々見つけることが出来ました。

 加えて思ったことがもう一つ。
 えりな、根が素直ですね。
 着替えの時や恋バナの時でも、アリスの言うことを素直に信じちゃってたえりな。
 世間知らずという点があったにしても、彼女の可愛らしいピュアさが感じられました。
 は~~~~~。
 こういう所を日常でも出せられたらねえ~~~。
 そしてもっと視野を広く持って、偏見を無くして、思いやりを持って、意地を張らずに・・・おっといけない、エンドレスになりそうだ。 (←)

 でも。
 いつかえりなにも、「女王」としてではない、そのままの自分で接せられる友達が出来て欲しい。
 
そう願っています。



 そんな多くの収穫があった今回でしたが、やはり一番大きかったのが、
 えりなが心の奥底では普通の女の子としての生き方に、そして恋に惹かれているということ。
 
私から見てえりなという子は、「女王であり続けようとする普通の女の子」です。(ちなみに創真は「一般庶民として振る舞うモンスター」(爆!)
 今回判明した彼女の内心。
 これが後々の展開にきっと関わってくるのでしょうね。
  


 そして・・・改めて感じました。

 創真とえりなはやはり似ている。とても。

 やるべきことを終え、一人の自由な時間を得た時。
 他に自分のしたいことが見つからず手持ち無沙汰になる所も。

 料理だけに一辺倒な所も。

 もっとも、その形は違いますが。
 えりなは心の奥底では料理以外の事にも興味はあるものの、無駄なものと考え、排除しようとする。本当の気持ちを閉じ込めて。
 端的に言えば、無理をしている。心が。
 創真は本心から料理のみに情熱を注いでいる。他の事にも参加し、素直に楽しむものの、最後に選ぶのは迷わず料理。本当の本当に料理一筋。
 だからこそ、無理をする。体が。

 “一途さ”というのは、時に諸刃の刃。

 
この点が、二人の共通する危うさだと私は思っています。



 カップルが手を繋ぐ様に目を惹かれたえりな。
 ・・・・・・・・・・そういえばこの作品って、「手」が影なるキーポイントだったりするんですよね~。
 
男の子との恋愛経験ゼロなえりなですが・・・。
 そんな彼女と初めて手を繋ぐのは、やはり創真になるのでしょうか。
 
もう1人のヒロインである恵とは、「合掌パチン」という形で既に創真との絆が示されていますし。
 もっとも、彼の場合はえりなと「手を繋ぐ」というより、「手を取る」といった形になりそう。
 えりなが知らなかった世界を、創真が彼女の手を取って誘ってくれる。
 そんな予感がします。(^^)



 普段は見られない表情、服装等様々なえりなを堪能できた今回の番外編。
 そんな今回のベスト・オブ・エリナは
 てるてるエリナで決まり☆(爆笑)



 そしてまた番外編が設けられるならば、今度は創真の日常を描いてほしいな~~~と希望。
 今回が夏休みの話でしたから、次は秋の連休とか。
 秋祭りの話とか!
 地元の商店街から協力を依頼され、創真が応援に行くとか!!
 そしてはっぴ姿を披露とか!!!
 勿論倉瀬ちゃんも浴衣姿になることで、女性読者だけでなく男性読者も満足!!!!

 すみません、妄想が暴走しました。
 

 でも。
 妄想は抜きにしても、夏休みを完全に選抜への取り組みに費やして頑張った創真に、選抜が終わった後でいいので「息抜き」を与えて貰いたいですね。

 

 こうして、2013年最後の『食戟のソーマ』はこれでもかと言わんばかりの女の子回で締めくくられることに。
 この作品らしいっちゃあ、らしいですけどね(笑)。
 附田先生お疲れ様でした!
 それ以上に佐伯先生本当にお疲れ様でした!!
 まあ、描いてて滅茶苦茶楽しかったでしょうけども(笑)。