あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第154話感想

2016-04-03 00:00:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2016年11号掲載
 掲載順第14位
 第154話 【牙を剥く】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回も掲載順が後ろという憂鬱。
 この前が年末の原稿遅れだから、今回はきっと年始の原稿遅れに違いないはず・・・。
 っていうか、そう思わないとやってられん・・・。
 またこんなことがあったら、次こそ本気で凹んじゃうけどねっ。





 でもそんな掲載順とは全く関係なしに
 扉絵の新戸はすっごく良い感じ!!
 偵察という任務にノリノリな新戸。
 「洋食の三田村」での秘書業務の時といい、この子って真面目にノリのいいところがありますよね~。
 創真とのスタジエール以降、どんどん魅力アップしてると思う今日この頃。



 そんな新戸と青木&佐藤はC会場の偵察に赴いたわけですが、そこを受け持った十傑は第六席『紀ノ国寧々』でしたか。
 おおっと、ここでも新キャラ登場☆
 特に右側の女性は佐伯先生が初めて挑むタイプですね、間違いなく(笑)。
 果たしてこの新キャラ達はどんな料理人で、創真達にどう関わってくるのでしょう?

 C会場の偵察は特に何事もなく終了してしまったものの、青木&佐藤と新戸の掛け合いはしっかり面白かったので満足(笑)。



 そして場は再びD会場へ。
 創真&タクミに嬉しげに声をかけてくださる大泉のお爺ちゃま。
 そう、大泉のお爺ちゃまは創真とタクミ両者とも買ってくださっているお方です。(^‐^)

 「調子こいたこと言わない方がいいよ?」とか言ってるチャラ男さん。
 は?創真の言い方かなり謙虚なんですけど。
 むしろアンタの発言の方がよっぽど調子こいとる。

 そんなチャラ男さんにタクミは超正論で反撃。

 おお~!タクミがキマるとはなんて珍しい!!
 創真の前では高確率でスベるというのに!!(←)

 ぐうの音も出ない指摘に、どっかの顔芸メガネと同様に容易くブチ切れたチャラ男さんでしたが・・・

 がしっ

 ここからの三コマが今回のベストシーン。
 こういうテンポの良いギャグ解決って好きなんですよね。(^m^)



 そんなこんなで一応場は収まり、本日最後の試合へ。

 どの研究会が戦うのかと思ったら、ここで登場するとは思ってなかったアリス&黒木場!!(最先端料理研究会)
 しかも戦うのはアリスではなく、黒木場とのこと。
 そして相手は先ほどのチャラ男さんこと『楠 連太郎』。
 なんと・・・!黒木場がここでこんな奴と戦うことになるとは・・・。

 それと黒木場の二つ名は、[厨房の独裁者]でどうやら決まりの模様。
 ということは、葉山の二つ名も[香りと刺激の伴奏者]で決まりでしょうかね。(共に本編のサブタイトル(第45話&第69話))

 部室狙いで最先端料理研究会を乗っ取ったアリスとしては研究会自体に特に思い入れは無かったものの、セントラルと闘う意思はありました。
 その理由は、これ以上薊の好きにさせないため。
 祖父や従姉妹が大切に守ってきたものを好き放題に変えていく薊のやり方は、やはりアリスにとっても許し難いのでしょう。
 何だかんだでアリスは家族思いな子ですから。
 凛とした決意を滲ませているここのアリスの表情はかなり良いですね。


 こうして、黒木場VS楠の食戟が始まることに!



 


 




 なるほど。これは上手い。
 最初は創真達反薊派とセントラルがお互いに「牙を剥く」という意味でつけられたのかと思っていた今回のサブタイトル。
 でもその「牙」は、「黒“木場”」も意味していたのですね。
 意味合いの三重構造とは、相変わらず附田先生やるなあ。



 前回から思いっきり胸クソ悪い印象の悪いチャラ男さんでしたが、今回も変わらず不快さ抜群の思い上がった言動でした。
 だからこそ尚更タクミの言葉にスッキリ♪
 大泉のお爺ちゃまと同様に胸がすく思いでした。(^^)

 それと、ここ最近創真とタクミが一緒に並んでいる描写が滅法多くて嬉しい限り♪
 「大衆食堂コンビ」のコマなんて、もうストライク☆(←)



 しかしまあ、ここにきて一気に十傑以外の上級生の層が厚くなりましたね。
 それと一緒にコックコートも様々なバージョンが出てきて、見ててちょっと楽しいです♪

 新キャラ4名も創真達より一つ上の二年生なわけですが、前回は悪役のイメージ一色だったものの、今回の「ベストシーン」で一気に愛嬌が。
 まずは『楠 連太郎』。
 料理人として確実にアウトな風貌です。(よく今まで生き残れたな・・・)
 特にピアスが・・・耳ちぎれそ・・・(汗)。
 外見も性格も見事な不良。
 そして予想を裏切らずしっかり小者。
 弄られキャラになる予感が今からバリバリです。
 
 そして『梁井 メア』
 いかにも性悪そうな女性ですね。
 軽薄そうで薄情そうなその印象は、全て“眼”の描写にあります。
 佐伯先生がこれほどのダークアイを女性キャラのデザインに用いるのは初めてかも。
 でもその分、髪型はこれまでの女性キャラの中でもかなり凝ったものとなっています。

 『熊井 繋道』はもう、なんていうか・・・。(^^;A)
 衣服の上からでも分かるガチムチ具合って、どんだけ。
 この作品はマッチョキャラがかなり多いですが、熊井はその中でも間違いなくトップクラスですね。
 体格だけに留まらず顔も厳ついものの、今回の行動から少なくとも4人の中では一番の良識人に思えました。
 
 最後は『小古 類』。
 伊武崎に続く「前髪で眼が見えないキャラ」です。
 いまだに一言も喋らず、特に目立つ行動もしていない謎の人物ですが・・・。
 この子もきっとお約束に違わず、「眼を見せれば美人キャラ」でしょう。
 っていうかですね。
 この子って第4話で黒木場のプロトタイプの隣にいるキャラじゃありません?(単行本第1巻117ページ2コマ目)
 もっとも、当時は創真と同学年の男性キャラとして登場させるつもりだったようですが。
 それもあって、この四人組の中では一番気になる存在です。


 この四人組は、何となくですが四宮ら四人組(四宮・水原・乾・ドナート)を思い出させます。
 いわば、四宮らは遠月学園のトップグループだったのに対し、楠らは中堅グループといった位置付けなのでは。
 お互い名前で呼び合っていたことから、かなり親密な仲が窺える彼ら。
 ひょっとしたら幼馴染かもしれませんね。

 多分彼らは個人個人よりも四人一緒の集団として魅せてくるかも。
 一人一人は好感度が低くても、四人組としてなら読者が好感を抱けるような、そんな団体的愛嬌を発揮してきそうです。
 キャラ同士の交流による魅力の引き出し合い。
 これは附田先生の得意中の得意分野ですしね。

 ちなみにこれは余談ですが、実は四宮は『小次郎』という古風な自分の名前があまり気に入ってはいません。(証拠元:小説版第一弾
 同様に楠も、そのチャラチャラした風貌に反して『連太郎』という古風な名前。
 ですから案外、楠も下の名前で呼ばれることを嫌っていたりして。



 今回の章はなんだかんだで創真達と十傑との正面勝負はほとんど設けられないだろうと考えている私としては、今回の新キャラ達は十傑に代わって創真達と戦う役割だろうと思っています。
 でも折角登場したのですから、単なる当て馬ではなく彼らなりの格や信念を見せてもらいたいところですがね。

 さてさて、こうしてトップバッターを切ることになったのは黒木場。
 メタ的に見れば、黒木場の敗北は濃厚でしょう。
 でなければ、何のために新キャラ達が登場したのか分からなくなってしまいますから。
 勿論個人的な願望としては黒木場に勝ってもらいたいのですがね。
 黒木場は[創真のライバル三本柱]の一つですもの。

 ・・・そういえば、タクミと黒木場っていまだにちゃんとした交流が交わされていませんでしたよね・・・?

 うん。

 

 


 この章でタクミが黒木場や葉山と縁が出来ることを心から期待しています。



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