色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~

北の大地での生活

All is vanity
We llives in endless journey

<05.Feb2007>

2007-02-05 | 野鳥

キバシリ スズメ目キバシリ科 Certhia familiaris L14cm
カーブした細い嘴を使って樹皮の間の虫などを探しながら
木を下から上に向かって登って行きます
ずっと見ているとちゃんと何かしら (クモ?) 食べ物を口にしています(左)
背中の模様が樹皮にそっくりでなかなか上手く擬態できています
上の方まで上がると近くの木の下の方に飛んで移り、また同じ事を繰り返します
エサ台にはやって来ませんが周辺の森では比較的、目にしやすい野鳥のひとつです

今朝の最低気温-15度、昨日の最高気温-2度


<29.Jan2007>

2007-01-29 | 野鳥

オジロワシ タカ目タカ科 Haliaeetus albicilla 尾白鷲 L89cm

若いオジロワシが佇んでいる所にキタキツネが警戒した様子で近寄って行きます
カラスも目敏く興味を示し集まってきました
カモメは通りすがりです
オジロがお腹をすかせるとあの素早いカモメでも襲って食べます
この日は漁師が取りこぼした魚を狙ったり小鳥を捕らえて食べていました

カラスはふざけているようです
オジロが羽を広げて威嚇するとキツネも身構えます

キツネはわざとオジロの近くを歩いて見せます
オジロはこちらの様子も伺っています

カラスがうっとおしかったのか威嚇するとキツネもびびります

キツネはカラスに睨みを利かせながらゆっくりオジロの周りをぐるっと歩きます

なかなか野生的な顔をしたキタキツネです
若いオジロといえでも勝てる相手ではないと諦めた様でゆっくり傍を離れて行きました

“海鷲”

今朝の最低気温-3度、昨日の最高気温-13度


<24.Jan2007>

2007-01-24 | 野鳥

ハシブトガラ

アカゲラ
事務所周辺を賑わしているのはあいかわらずこの子達です
マヒワやイスカ、カシラダカなどの冬鳥の群れが今年はまだ現れません
全体的に小鳥が少ないような気がします。どうしたのかな?

釧路川の表面もまだ凍っていませんし屈斜路湖もまた氷結せず
凍土も例年になく浅くて温暖化の進行状況は加速度的な感じがします
今年の流氷は今のところ順調そうですが昨年の事もあるのでどうなるのかわかりません
オホーツク海では酸素量の減少と中層水の平均温度の上昇が観測され
急激に海の温暖化が進んでいるそうです
海氷が減った影響だと推論されていますが水温の低い中層水の生成量が減った事で
海面近くの海水が沈み込む縦方向の循環が弱まり
酸素や影響が行き渡らない事が予想され、海の生物相への影響も大きそうです

今朝の最低気温-15度、昨日の最高気温-2度


<23.Jan2007>

2007-01-23 | 野鳥

カケス スズメ目カラス科 Garrulus glandarius 懸巣 L33cm 亜種:ミヤマカケス
やや大きな個体でふわりふわり飛ぶ姿で見分けがつきます
先日の事ですが、すぐ近くでピーヒョロロロロ・・・♪
トビの鳴き声が何度もするのでどこを飛んでいるのかと思ったら
どーーやらこいつだったようです・・・
事務所の周辺でももちろん何羽か見かけますが
ネコ「ニャー♪」、エゾシカ「ピー♪」、馬「ヒンヒン♪」、トンビなどなど
本当に鳴真似上手な名声優です

ドングリを運んだり埋めたりいろいろと楽しませてくれますが
やはりカラスの仲間で最近、また小鳥のエサを分捕るので困ってしまいます

今朝の最低気温-12度、昨日の最高気温-3度


<22.Jan2007>

2007-01-22 | 野鳥

陽も沈みかける頃、鶴見台の給餌場にはまだタンチョウが残っていました
タンチョウ給餌人として知られる渡部トメさんがやって来て少し話しをしました
「40年も前に2羽のタンチョウにエサをあげ始めたのが最初だったんだよ。
昼間は300羽程いたんだけど今は150羽ぐらいだね。子供がたくさん増えたみたい。
今は観光客が来過ぎてマナーの悪い人もいるのでそっちが大変。
1000人ぐらいは来るかな。でも、自動販売機でジュースを買ってくれるので
それはタンチョウのエサ代になるんで助かるかな。」

残っていたタンチョウ達もそろそろ塒に帰ります
綺麗に横一列になって飛び立ちました
その向こうの電線を越えるためにちょうど高さが同じくらいになるのでしょう

湿原も夕映えに染まり、もう間も無く夜を迎えます
今年は本当に雪が少ないです

トメさんによると鶴見台の斜め向かいに小さく立つお店の
いもだんごとソフトクリームが美味しくてお勧めなのだとか
今度、お休みの日に来た時に食べてみようと思います

今朝の最低気温-18度、昨日の最高気温-4度


<18.Jan2007>

2007-01-18 | 野鳥

シジュウカラ ♀ スズメ目シジュウカラ科 Parus major 四十雀 L15cm
きゃわいらしいですね~
 
ハシブトガラの混群の中で数は少ないですが必ずやって来ます
カラ類の中ではやや大きく少し色も付いていて綺麗です
数が少ないせいもあるでしょうが
ここに来る人懐っこいカラ類の中では一番警戒心が強いようです

今朝の最低気温-14度、昨日の最高気温-4度


<17.Jan2007>

2007-01-17 | 野鳥

ヒガラ スズメ目シジュウカラ科 Parus ater L11cm
針葉樹が大好きな小さなカラ類で細い枝先に止まって
これまた細い嘴を器用に使って松のカラマツの種を取り出して食べています
 
カラマツは本州中部が原産地となる日本の自生種で
防風林やパイロットフォレストなどですっかり北海道に定着していますが
もともとあったわけではなく、気候や土壌が合い
その成長の早さから奨励され明治30年代に移入されたものです
その実は小鳥達の食料としてもすっかり定着しています

今朝の最低気温-17度、昨日の最高気温-5度


<16.Jan2007>

2007-01-16 | 野鳥

ハシブトガラ スズメ目シジュカラ科 Parus palustris L13cm 留鳥
毎朝、毎昼、外に出るたびに周辺の木々の合間から飛んできて
エサをおねだりする野鳥の可愛い代表格です

今朝の最低気温-19度、昨日の最高気温-5度


<15.Jan2007>

2007-01-15 | 野鳥

ツグミ スズメ目ツグミ科 Turdus naumanni 鶫 L24cm
秋にシベリアから渡って来る冬鳥です
マヒワなどの冬鳥の群れがまだ来ないね~と話していたところですが
一羽見ーっけ、ってところです

てくてく・・・ピタッ!地上を跳ね歩いては立ち止まって胸を張ります

この動作を繰り返して土中のミミズ類や昆虫類の幼虫などを採食しています

今朝の最低気温-17度、昨日の最高気温-2度

<13.Jan2007>

2007-01-13 | 野鳥

湿原の神の眠る星降る大地に佇むように住む知人を訪れました
夕食までご馳走になってしまい、つい長居してしまいました

昨春に生まれたタンチョウの兄弟も随分、立派になりました
固い絆で結ばれている親子が次の繁殖のため別れる日も近づいています
この2羽はその事を知っているのでしょうか