死ということ

昨日、コメントを下さったemmaさんのブログで、emmaさんの先輩が亡くなったとありました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
そちらにコメントを入れようかとも思ったのだけど、長くなりそうだったので、トラバすることにしました。

　近しい人の死。
昨年は、一番身近にいる人が死ぬかもしれないということに、真正面から向きあわないといけない一年でした。
そして、それはまだ続いています。
祖父や祖母の死は、ショックはショックだったけど、普段一緒にいたわけでもないので、“自分のすぐ隣に死が…”という感じではありませんでした。
ツレが、もう治ることのないガンだと知らされたときの衝撃の中には、
（こんな若くで、私を置いていくの？）という身勝手な思いも含まれていたことは否定できません。
（これから、二人で両親の死を乗り越えていくはずだったのに…）と。
最初は、そんなにも悪くなるまで気づいてあげられなかった自分を一番責めたけど、だんだんそうした身勝手な思いに変わっていきました。
　さらに、別居した直後の、父の脳梗塞。
幸い、処置が早かったのと、詰まったのが大きな血管ではなかったようで、20日ほどの入院で済み、海外旅行に行けるほど回復しましたが、
まだまだ元気で生きていてくれると思っていた両親の老いを、突きつけられた気がしました。
ショックでした。
大半の人は、両親を看取る頃には、自分の家庭を築いていると思います。
そうやって、世代交代していくのでしょう。
私には、それがない。壊れてしまった。
この歳では、これから子供を作るということも、ほぼありません。

　子供の頃、時々見ていた夢。
私がトイレかどこか、家の中で鍵のかかる場所にいる時に、強盗が入って、家族全員殺されてしまう。
いつ、トイレの戸を破られるかという不安とともに、これから一人でどうやって生きていこう？と震えている夢。
どこからそんな夢が出てくるのかわからないけど、たま～に見ては、悲鳴をあげて飛び起きていました。
大人になってからも、シチュエーションは違うけど、ある日いきなりひとりぽっちになってしまうという夢は、時々見ます。

　だからこそ、思います。
自分が死んで、本気で悲しんでくれる人が一人でもいる間は、意地でも生きてやろうと。
時には、死にたい、死んだほうがどんなに楽か…と思ったり、生きている価値なんてない…と思ったりすることもあるけど、それだけはいけないと。
弱い人間なので、この先、もっと辛いことが起こればわからないけど、今のところはそれだけは守るつもりです。

　　　って、私は何が書きたかったんだ？？？