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Fashion Theory in Modern and Contemporary Japan

暑いの困るよね、まだストーブつけてるのにね…
ファッションとジェンダー研究・小山有子

生誕100周年記念「中原淳一展」(阪急うめだギャラリー)2013.07.24-08.05

2013年07月24日 | Weblog




戦前から戦後にかけて、ファッションやインテリア、ライフスタイルに至るまで美を追求した提案をし、女性たちから圧倒的に支持された芸術家・中原淳一の生誕100周年を記念する大回顧展です。

 中原は1913(大正3)年、現在の香川県東かがわ市で生まれました。17歳のときに東京の高級洋品店のデザイナーに抜擢され、弱冠19歳で開催した自作のフランス人形展が大きな反響を呼びます。これを機に専属挿絵画家となった雑誌「少女の友」で爆発的な人気を得、一世を風靡(ふうび)しました。

 戦後は「それいゆ」「ひまわり」といった雑誌を次々に創刊。戦後のもののない時代に手持ちの服を美しく仕立て直す知恵や、内面を磨く教養など、中原独自の美学をふんだんに盛り込んだ雑誌は熱狂的な支持を受けます。女性たちのカリスマ的存在となった中原は1983(昭和58)年に70歳で没するまで、挿絵や文章を通じて女性の美を提案し続けました。

 生誕100周年を記念する本展は、初公開となる「ひまわり」表紙原画3点をはじめ、雑誌の表紙原画、スタイル画、人形、雑誌の付録など約400点が一堂に会します。さらに中原が描いたシンデレラのドレスや、「少女の部屋」をテーマに彼が提案した三畳間を再現し、今なお人々の心をとらえてやまない「中原イズム」の全容に迫ります。


■生誕100周年記念 中原淳一展

■会期:2013年7月24日(土)~2013年8月5日(月)

■会場:阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー(大阪市北区角田町8-7)

■開館時間:午前10時~午後8時(日~木曜日)、午前10時~午後9時(金・土曜日)
 最終日は午後6時閉場。いずれも入場は閉場の30分前まで

■会期中無休

■入館料:当日一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料

■問い合わせ:阪急うめだ本店(06・6361・1381)


主催:朝日新聞社

監修・協力:ひまわりや

協賛:サンエムカラー、大日本印刷


※本展は、下記の会場に巡回する予定です。

・愛知会場 2013年9月14日~11月3日(刈谷市美術館)

・高崎会場 2013年11月9日~ 2014 年1 月26 日(高崎市美術館)

・京都会場 2014年4月2日~4月14日(京都高島屋)



朝日新聞デジタルより



* * * * *



朝日新聞に情報が載っていました。
なぜか『それいゆ』第31号秋号(1954年)表紙絵が出ていたけど…、大阪だって、横浜美術館とおなじような爽やかなチラシがくるはずです。期待!
うめだ阪急にはもう出てるのかな?

(後刻)
(うめだのチラシは、爽やかなのじゃなかった~。なんでかなぁ?
『それいゆ』表紙も他にたくさんあるし、『ひまわり』だって『Jそ』だってあるのに!
関西は、季節を度外視しても、あの画が好きなのでしょうか…)
(自分の記事見直したら、2009年9月の神戸大丸も似たような感じでしたよ…)




今年の春学期も淳一のことを盛大に扱ったので、留学生にぜひ見てほしい。
でも試験期間中で、忙しいかしらん。



この記事の画像は、『それいゆ』第32号表紙です。
(記事と同じ31号にしたかったのですが、薄紙に包まれていたので断念)

32号の特集は「魅力の探求」。
個人的には「きものの姿態」(杉村春子)がビリビリします。

「中原淳一展」、楽しみです。







おまけ

どうでもいいことかもしれませんが、「中原イズム」って…。

淳一はもう、淳一って、呼んじゃいけないんでしょうか。
「竹久」とか「高畠」「蕗谷」とか呼ぶんでしょうか。
もし「竹久イズム」なんていうのをあえて見出そうとするなら、ちょっと何のことかわからない感じが、いっそ新鮮です。
「竹久式美人」とかね~。






続おまけ

「中原淳一展」行ってきました~~。


やっぱり、「中原」「中原」言われていました。
もう愛をこめて、「淳一先生」なんて呼ぶ人はないのかしら…。

 

展示はとてもわかりやすいもので、原画のきれいさにもうっとり。
鉛筆の指示書きまできれいでした!すてき~~。
丸山敬太のドレスは、たぶん、丸山解釈のドレスだろうと思うけど、後ろ側も見える配置になってて楽しかったです。

早稲田の記念館からと、牧野哲大先生の所蔵資料もありました。
それならわたしも、「内藤ルネ氏所蔵、現在個人蔵」出せる!とちょっと鼻息荒くなりました。


ミュージアム・ショップも盛況でした。
どことなく、「ベルばら展」の物販と似ていた…、企画が同じなのかな?

見ているといろいろ欲しくなっちゃうので、どうしようか相当迷いましたが、もううちにもだいぶあるし…
(先月の引っ越しの際に、母と叔母に「こんなおもちゃみたいなもの、こんなにたくさん!!」と驚かれたので反省した)

欲しくなったら、次の京都で買えばいいや!と我慢して帰ってきました。

次の関西巡回は、京都高島屋(京都)で2014/4/2(水)~4/14(月)です!





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ためしてガッテン ~胃がん予防の切り札!1週間で超簡単若返り(仮)~

2013年07月10日 | Weblog

こんにちは。
忘れたころにやってくる、NHKの番組を勝手にお知らせするコーナー。

みなさん、ぜひ見てね!




―――――――――




ためしてガッテン

胃がん予防の切り札!1週間で超簡単若返り(仮)

2013年07月10日 (水曜) 午後8時 ~ 8時43分

朗報!たった1週間で胃が若返る! 

胃がん予防の切り札の新情報を大特集。
実は、ある原因さえなくせば、人間の胃は老化しないことが判明。
逆に放っておくと、胃がんリスク100倍に。
治療が今年から保険適用になった、新しい胃がん予防の常識を大特集。

あなたの胃が若返る! 

医学界の長年の謎が、ついに解明された。
実は、いくつになっても20代の胃を持ち続けている人と、年齢のはるか上を行く「異常な老化」をした胃の持ち主がいる。
胃がこのように老化すると、胃潰瘍のリスク18倍、胃がんに至ってはなんと100倍に激増。
逆に、老化さえ抑えられれば、潰瘍もがんも、ほぼ防げるということがわかったのだ!
さらに、その原因さえ治療で取り除けば、胃の中がどんどんキレイになり、若返ることも証明されたのだ。
両者の運命を分けるたった一つの理由、それは・・・。

最新検査法や1週間で済む治療法もご紹介!

ゲスト 室井佑月、内藤剛志、山瀬まみ


NHKのHPより
http://www9.nhk.or.jp/gatten/






* * * * *



《後刻》

番組を観ました(録画で)。
「ぱしこちゃん(仮名)!」とびっくりしながら観ましたよ。
何度も巻き戻してみたりして。

トランプのタワー、よく、あんなに長時間も頑張りましたね。




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公開シンポジウム「歴史のなかのセクシュアリティ」 2013.06.08 奈良女子大学

2013年06月08日 | Weblog


ジェンダー史学会から、チラシが届きました。
奈良女子大学です。
文学系S棟なんて、畏れ多くて入ったことない…





(以下、ジェンダー史学会から転載です)
(ジェンダー史学会 大会・シンポジウム http://ghaj.jp/meeting/pg72.html






ジェンダー史学会シンポジウム「歴史のなかのセクシュアリティ」

1.シンポジウム・テーマ
「歴史のなかのセクシュアリティ―同性愛/性的指向の比較文化史」

≪企画趣旨≫
 セクシュアリティは重要な人権の1つである。近年の国際社会では、ジェンダー主流化の流れに即して性的指向にもとづく差別を禁止し、セクシュアル・アイデンティティを保障する動きが強まっている。同性婚や同性間パートナーシップを合法化する国も増えた。しかしながら、セクシュアリティの権利を抑圧する差別や暴力が消えたわけではない。今回のシンポジウムでは、セクシュアリティに関する多様な問題群のなかでも、とくに権利をめぐる変化が著しい同性愛の問題に焦点をあてたい。 
 セクシュアリティ規範は宗教や文化と深く結びついている。国家や共同体などの公権力もまたセクシュアリティの管理に強い関心を抱いてきた。セクシュアリティが婚姻や生殖(再生産)の問題とつねに不可分だからである。しかしながら、キリスト教社会やイスラム教社会とは異なり、日本では異性愛主義が法規範として貫徹されたわけではない。ただし、それは性愛や性的指向の権利を認めてきたことを意味しない。今日の日本は近隣のアジア諸国と比べてもジェンダー主流化が著しく立ち後れ、セクシュアリティの多様性を尊重する社会にはほど遠い。このような原因はいったいどこにあるのか。
 シンポジウムでは歴史学・法学・文学のそれぞれの視点から同性愛を含む性的指向や非異性愛の意味づけについて論じ、将来への展望を拓くための手がかりを探りたい。

2.開催日
・2013年6月8日(土)13:00~17:00
・場所:奈良女子大学 文学系S棟(南棟)2階 S235教室
  http://www.nara-wu.ac.jp/map/accessmap.html

3.プログラム

  12:30 受付開始・開場
  13:00-13:05 開会挨拶・総合司会 野村鮎子
           (奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター長:中国文学)

  13:05-13:30 三成美保
           (奈良女子大学:ジェンダー法学・ジェンダー史・ジェンダー法史学)
           「同性愛の位相-歴史学と法学のコラボから見えてくるもの」 
           (著書『ジェンダーの法史学―近代ドイツの家族とセクシュアリティ』
            勁草書房、2005年)

  13:30-14:00 木村朗子
           (津田塾大学:日本古典文学・日本文化研究・女性学)
           「性愛を規制するものはなにか―摂関期宮廷社会の性の配置」
           (著書『恋する物語のホモセクシュアリティ-宮廷社会と権力』
            青土社、2008年)

  14:00-14:30 内田雅克
           (東北芸術工科大学:男性史)
           「ウィークネス・フォビアとホモ・フォビア」
           (著書『大日本帝国の「少年」と「男性性」-
            少年少女雑誌に見る「ウイークネス・フォビアー」』
            明石書店、2010年)

  14:30-15:00 谷口洋幸
           (高岡法科大学:国際人権法)
           「国連システムにおける同性愛/性的指向と人権保障の展開」
           (共編著『性的マイノリティ判例解説』信山社、2011年)

  15:00-15:10 休憩(質問用紙回収)

  15:10-15:30 コメント1 田野大輔(甲南大学:ドイツ現代史)
           (著書『愛と欲望のナチズム』講談社選書メチエ、2012年)

  15:30-15:50 コメント2 二宮周平(立命館大学:家族法)
           (著書『家族と法―個人化と多様化の中で』岩波新書、2007年)

  15:50-17:00 討論 
            司会:長志珠絵(神戸大学:日本近代史)・鈴木則子(奈良女子大学:日本近世史)

4.共催
奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
ジェンダー法学会関西部会

5.茶話会
 シンポジウム終了後、ラウンジ(文学部S棟(南棟)1階)にて茶話会を開催。受付にて参加希望者から実費500円を徴収。

6.託児システム
 「奈良女子大学イベント託児システム」を利用
 ・生後3か月~小学校6年までの子どもが対象
 ・大学の保険制度あり(利用者の負担はなし)
 ・2週間前に「託児申し込み締め切り日」を設定
 ・個別託児(1対1の保育)土曜なので時給800円
 ・集団託児(2人以上の保育サポーターによる保育)時給1300円と1000円
 ・当日、利用者負担



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40周年記念 ベルサイユのばら展 (阪急うめだギャラリー)

2013年05月01日 | Weblog

「40周年記念 ベルサイユのばら 展」

阪急うめだ本店
9階 阪急うめだギャラリー

4月30日(火)→ 5月13日(月)

「ベルサイユのばら展」デジタルチラシ
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/img/130424/130424versailles.pdf

展覧会公式サイト
http://www.asahi.com/event/berubara40/



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第24回 千里バッハ合唱団・オーケストラ演奏会

2013年04月28日 | Weblog

恒例の千里バッハ合唱団のお知らせをいただきました。

という告知なのですが、もう招待状はありません…。
(なんかすみません…)


蓮根の煮物連食により喉が治った記念(!)に、早めにアップします☆



―――――――――――



第24回
 千里バッハ合唱団・オーケストラ演奏会

 演奏曲目
  J.Sバッハ:ロ短調ミサ曲
  Messe in h-moll BWV232
  
  合 唱 :千里バッハ合唱団
  管弦楽:千里バッハオーケストラ
  指 揮 :八 木 宣 好

  独 唱 :ソプラノ  松田真由美
       ア ル ト  上辻  静子
       テノール 井場  謙一
       バ   ス 小玉   晃

  公演日時
     2013年4月28日(日)
     午後1時30分開演
     (午後12時45分開場)

  会 場
   兵庫県立芸術文化センター・大ホール
     阪急神戸線「西宮北口」駅より南へ徒歩2分

  主 催 千里バッハ合唱団





* * * * *







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日本女子大学校と割烹着

2013年04月20日 | Weblog
こんにちは。

(今日は、どなたか存じませんが、女子大/割烹着についてお調べになりたい方に)


日本女子大学のことを調べるには、まずは図書館をくまなくご覧になって。
(卒論かレポートならなおさら)

女子大は『年史』がたくさん出ていますから、写真に注目してください。
今、手元にある『四十年史』をちょっと見ただけですけど、写真が出ています。

そして、一階(地下)で『家庭週報』を見ます。
桜楓会の女子大愛は半端なものではありません。
もちろん、『学園事典』もいいですけど、女子大生だったら、図書館に行く方が早いし、他の情報も入りますのでお勧めします。

それでもまだ足りない場合は、週報で見た年月日を頼りに、雑誌架で『女学世界』や『婦女新聞』など、他の雑誌をあたってみるのも楽しいでしょう。
女子大には、女子大が掲載された雑誌がわりとあります。
(たとえそれが「卒業面」みたいな悪口だったとしても)
『女学世界』は復刻版が出ていますが、原本もあたられることをお勧めします。

また、図書館3階の家政の架には、以前は相当古いものを置いてました。
10年(以上)前になりますけど、大正期に刊行されたものも配架されていて、喜んで借りた記憶があります。
(お家でコピーとるため)
もしあれば、とりあえず目を通すとよいと思います。

こんな感じで資料を集めると、とりあえずどんなだったか、というのは出てくるのではないでしょうか。
ぜひ頑張って下さい。






ただ、割烹着は女子大だけじゃなくて、割烹(専門)学校や村井弦斎関連からも出てくると思うー。
そこらへんも婦人雑誌から出てくるのではないかしら…。




* * * * *




女子大のことを調べると面白い、ということは、(前にも書いたかもしれませんが)増渕宗一先生から教わりました。
(軽井沢セミナーのとき)

※ と書いたら、『桜楓新報』(第709号)に増淵先生が「日本女子大学と三泉寮」を書かれていました。
(たぶん軽セミでも準備授業でも、この内容を聞いていたはずなのに、新鮮な気持ちで読みました…)




女子大の図書館は、わたし本当に大好き!
1階窓際の寒い席は、コンシェルジュリー(地下牢)ぽくて、ストール必須ですが、資料に没入できます。
冷えるけど、お勧めします。




この時期はいつも、「ファッションの研究をしたいがどうしたらいいか」という質問を受けますので、ちょっぴり回答。
お節介婆でした☆
違う違う、三大綱領の精神からでした☆



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毛糸の靴下の繕い法

2013年04月11日 | Weblog


昨春、義母を亡くした。


病気が発見された時は手の施しようのない状態だったのだが、誤解を恐れず言えば、聞かされた病気の状態が嘘のように感じるほど、義母は元気に見え、そしていつものように可愛らしいのだった。

「暖かくなったら、淡路島に花を見に行こうと思って」
と義父は言い、わたしもそれがいい、と思っていた。

義母は、強い薬を飲み始めたから黄疸が出始めたの、いややわ~、とフワフワの髪をなでながら笑ったが、やはりそうは見えなかった。
わたしは薄紅の爪の手をとって、「こんなにきれいだから大丈夫」と言った。
「わたしもそう思うの」と義母も言った。


いかなごのくぎ煮が始まるころには、「今は長く台所に立てないから、いかなご、できへんわ、有子ちゃんに作るところ見せたかったけど」と残念がった。
わたしが姫路にいる時に、二度電話で教えられたとおりに作ったが、(もちろん二度とも)失敗したので、いつか作っているところを見たい、と以前話したことを覚えていてくれたのだ。

座ってできる気晴らしのようなものが何かないか、少し考えて、盛大に穴の開いた彼の靴下の修繕方法を教えてもらうことにした。
彼はいつも靴下に、いきなり盛大に穴を開ける。
「いや、こんな大きく穴開けて! でも同じような色の毛糸があるから、ちょっと繕い方、考えとくわ」
義母はそう言い、わたしは靴下を預けた。


やがて、義母は床につきがちになった。
「前にモックンにお父さんと連れて行ってもらったお店、おいしかったなぁ。また行けるかなぁ…」
どきりとして、「行きますよ、ホワイティ。今度はナビオの方のお店に行きましょう」と、慌てて答えた。


今年は早くから桜が咲いたが、昨年はいつまでも寒くて、わたしたちはじりじりと花を待った。
淡路島にも行かなくてはいけなかった。


この看護がターミナル・ケアの段階だと聞かされた頃、「靴下は近所の人にお願いしたから」と義母は言った。
すでに意識がもうろうとしており、目をつむって、寝言のような感じでの一言だったけれど、わたしの声を聞いて伝えてくれたはずだから、しっかりと「はい」と答えた。




そのあと、靴下は修繕されて返ってきたのだが、よく覚えていない。
たぶん義姉が取り次いでくれて、渡してくれたように記憶している。
ジッパー袋に入った靴下は、義母が言った通り、似た色の毛糸できれいに繕われていた。

もったいなくて、この冬にこの靴下は使わなかった。



この春先、別の毛糸の靴下に、穴はいきなり、盛大に開いた。
彼はすまなさそうに「もう捨てましょうか」と言う。
そんなことできない。
かがったらいいだけの靴下なのに。





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澁谷知美『立身出世と下半身 男子学生の性的身体の管理の歴史』洛北出版

2013年03月25日 | Weblog


澁谷知美さんからご著書をいただいちゃいました!
(わたしが高畠華宵好きって覚えてて下さった)





―――――――――


少年たちを管理した大人と、
管理された少年たちの世界へ

大人たちは、どのようにして少年たちの性を
管理しようとしたのか?
大人たちは、少年ひいては男性の性や身体を、
どのように見ていたのか?
この疑問を解明するため、過去の、教師や医師による発言、
学校や軍隊、同窓会関連の書類、受験雑誌、性雑誌を渉猟し、
当事者へのインタビューを敢行する。
探究をつづけて10年――
その成果をまとめたのが、この本である。



序 章
課題と方法
  問題関心――近代における男性の性的身体をめぐって
  男性の(性的)身体史の先行研究
  青年観と青年の身体観の先行研究
  方法論1
  方法論2
  小 括


第1章
立身出世と性的行為の非両立
 ―― 1890年代における性的身体の使用禁止言説
  課題と構成
  木下廣次の「籠城演説」
  福澤諭吉の「品行論」
  徳富蘇峰の「非戀愛」
  巌本善治「非戀愛を非とす」と北村透谷「我牢獄」「厭世詩家と女性」
  小 括


第2章
「学生風紀問題」にみる青少年の性の問題化
 ―― 1885-1912年の『教育時論』記事を中心に
  問題設定
  「学生風紀問題」とは――出現頻度、内容、地域、教育課程
  「学生風紀問題」にみる青少年の性の問題化
  小 括


第3章
「男らしい」人生への誘導
 ―― 1910-40年代の性教育における花柳病言説
  問題設定
  性教育の登場
  性教育における花柳病言説
  禁欲を阻む契機としての「不潔な交渉」
  制欲ツールとしての「正しい知識」
  小 括


第4章
M検と男子学生
 ―― 1930年代における男子の性の自己管理
  問題設定
  花柳病検査としてのM検
  M検の実施頻度の少なさ
  M検をめぐる生徒の反応
  小 括


終 章
まとめと考察
 ―― 「生産する身体」と「性的身体」がせめぎあう土壌としての男性身体
  まとめと考察
  近代における男性の性的身体の位置づけ


資 料
A アンケート調査の配布用紙
B 旧制高校OBアンケート自由回答
C 『螢雪時代』1949-61年の保健相談(特に下半身について)

参考文献
あとがき
索引(人名索引・事項索引)



洛北出版さんからの転載
http://www.rakuhoku-pub.jp/book/27187.html






* * * * *


「凝った本だなぁ!」と思わせる装丁です。
すてき~。

(洛北出版さんのHPで、慎みのないほど装丁を見ることができるので、みなさまも見てね)

読むのも楽しみ♪

澁谷さん、ありがとうございます!




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ためしてガッテン ~ついに出た!みんなが知りたいオナラの疑問(仮)~

2013年03月20日 | Weblog
おはようございます。

忘れたころにやってくる、勝手にNHKの番組をお知らせするコーナーです。

今回は全然情報がなかったのは、テーマが「おなら」だからなのかしら?






―――― NHKのHPから ――――


ついに出た!みんなが知りたいオナラの疑問(仮)

2013年03月20日 (水曜) 午後8時 ~ 8時43分



今回のテーマはずばり「おなら」。
「人前で出たらどうしよう・・・」「ニオイがきついと周囲に嫌われそう・・・」など、人知れず悩んでいる方は意外に多いもの。

そこでガッテンが総力を挙げて、最新科学の力でおならを徹底分析。
すると、意外な発見が続々と!

ニオイを劇的に減らしてくれる「ある食材」とは?
 
ニオイで病気が分かるって本当?

知らず知らずのうちにおなかのガスを増やしてしまう「ある習慣」とは? 

これまで聞くに聞けなかった悩みや疑問を一挙解決!

もちろん、あなたの腸内の善玉菌を増やし、おなかの中から健康になるためのお役立ち情報もバッチリ紹介。
思わず家族や友達に自慢したくなっちゃう、知ってトクするおならの話が満載!







* * * * *





「おなら」といって思い出すのは、以前の飼い犬(シェルティー)。
犬もおならするんですよね。

八王子のお家で、みんなで食後のお茶を飲んでいる時…。
「プスッ」と音がして、弟が「今の誰~~?」と言うと、犬が振り返って自分のおしりを確かめるの。
その可愛い仕草を見て、みんなで「今のは、ぱしこ(犬のあだな)!?」と笑っちゃうのでした。

そんな犬のおならの思い出と、今回のガッテンとは何の関係もありませんが、ふいに思い出してしまいました。




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「服飾文化共同研究拠点」最終年度研究成果発表会 及び 総括シンポジウム

2013年03月02日 | Weblog

「服飾文化共同研究拠点」最終年度研究成果発表会 及び 総括シンポジウム

2013年3月2日 文化学園大学


当日はこんな風にシンポジウム会場にポスター掲示をしていただきました。
(2012年の文化祭のもの)


「モダン着物」のポスターです。

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