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Fashion Theory in Modern and Contemporary Japan

こんなに暑いのにまだ「冷えたらこわいな…」と思うクセ。
ファッションとジェンダー研究・小山有子

『日本学叢書2 〈性〉の分割線― 近・現代日本のジェンダ-と身体』

2009年01月19日 | Weblog
『日本学叢書2 〈性〉の分割線 ―近・現代日本のジェンダーと身体』が発行されました!

おおお…

さっそく、紀伊國屋さんをチェックして、「おお、ある~!」と感激していたら、
ページの下に「同じ分野でこんな商品が売れています」に、わたしにとって、
ひどく苦手な本が~~~!

この本と「同じ分野」になってしまうの!?
いや、断じて「同じ分野」じゃありません!!

早くこのレコメンド変わってほしいな…
紀伊國屋さん変えてくれないかな…


そしてアマゾンもチェックしたら、なんとすでに中古品が出てる!
わっ、これはどういうことなの。
びっくり。

でも人気が出るようにわたしもたくさん買おう~。
一番最初にいた美術館で、館長の本が出た時に、
「都内のいろんな場所で予約して買って!」って言われたことあったっけ。

よし!
姫路と豊中と八王子(多摩でも)たくさん買ってもらいましょう!





* * * * *


『〈性〉の分割線 近・現代日本のジェンダーと身体
日本学叢書 2』

荻野美穂 編著

A5判 312ページ 上製
定価3,400円+税
2009年01月 発行
ISBN978-4-7872-3293-9


▼紹介
天皇家族写真、和服や男性美をめぐる論争、大正期のインターセックスの語られ方、戦時下の「ミス・ニッポン」の身体イメージなどの多様な事例から、〈性〉や〈身体〉という連続体に裂け目を入れて分離しようとする社会的・政治的な力学を浮き彫りにする。


▼目次

“世界のどこかで私を待っている人”へ――「日本学叢書」刊行にあたって
川村邦光

はじめに  荻野美穂

第1章 元旦紙面にみる天皇一家像の形成 北原 恵
 1 天皇一族の写真――系譜と図像
 2 何が、どのように、天皇一家像を可能としたか

第2章 和服改良論と「女性美」――明治後期の女性の服装とその規範性をめぐって 小山有子
 1 和服を改良する理由
 2 提案としての改良和服――野中千代子の改良服案
 3 試みとしての女学校制服――実践女学校の校衣
 4 女は美が命
 5 迷走する改良論

第3章 文明化と〈男らしさ〉の再構築――一九一〇年代の「廓清」にみる性欲論  林 葉子
 1 性欲を抑制する意志の力――「男の男たる最大の所以」
 2 「文明的人類」の条件
 3 性欲抑制と「人種改良」

第4章 一九二○年の「男性美」――「日本及日本人」の誌面から  荻野美穂
 1 一九二○年という時期
 2 「日本及日本人」と「女性日本人」
 3 「男性美」特集号

第5章 『半男女考』――宮武外骨と大正時代の両性の接近  テレサ・アルゴソ
 1 身体の分類、精神の分類
 2 性と身分の安定化
 3 性の接近

第6章 日本初のサイボーグ?――ミス・ニッポンと優生学と戦時下の身体  ジェニファー・ロバートソン[荻野美穂訳]
 1 血
 2 身体
 3 美
 4 ミス・ニッポンの退場、日本女性の登場

第7章 M検の言説史・戦後篇――あるいは男性身体の〈侵襲的〉経験はどのようにして忘却されるか  澁谷知美
 1 侵犯される男性身体
 2 「人権侵害」としてのM検
 3 ゲイ・ポルノの題材としてのM検

第8章 “娘”をめぐる欲望――宝塚の娘役についての一考察  松本理沙
 1 “娘”とは何か?
 2 “娘”の誕生と広がり
 3 縮小していく“娘”
 4 “娘”をめぐる欲望

第9章 まだ始まっていないこと、あるいはノラの奇蹟について  冨山一郎
 1 ノラについて
 2 ノラたちの政治、あるいは奇蹟について
 3 主婦
 4 「婦人問題研究会」
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大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)編『上方演芸大全』

2009年01月04日 | Weblog
コラム書き手のお一人でもある有川寛ワッハ上方元館長が『上方演芸大全』をお送りくださいました!
館長、ありがとうございました!

今日の朝日新聞に大きく広告が載っています。

織田正吉先生、上田文世さん、林千代さんのお名前も~。
漫才、落語、喜劇、浪曲、講談と、ギュギュッと詰まっています!



大学でも買ってもらわなくちゃ…。

皆さまもどうぞよろしくお願いいたします!




-----↓創元社さんHPより↓-----


大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)編
『上方演芸大全』

定価(5% 税込)2,940円
ISBN 978-4-422-70072-4
A5判
頁数536頁

上方演芸の総覧としてその歴史と魅力を集大成した初の書。各演芸分野の第一人者と気鋭の執筆者22人による書き下ろし論考に、適宜コラム、用語・人物解説、インタビュー記事等も加えて、演芸関係者・研究者のみならず演芸好きの一般読者にも適した構成をとる。漫才、落語、喜劇、浪曲、講談、諸芸、メディア、作家・裏方、劇場・寄席、資料編の10章立てで上方演芸の全容と細部に迫った、「笑いの遺産」の貴重な記録。資料・図版多数。


目次はじめに――上方演芸とは何か《織田正吉》

◎第1章 漫才
漫才の歴史《織田正吉》
漫才師名鑑《大池晶、中田明成、藤田富美恵、藤田曜、松尾美矢子》
◎第2章 落語《前田憲司、やまだりよこ》
上方落語とは――定義と領域《前田》
上方落語の歴史――繁昌亭から遡る逆通史《前田》
【コラム】落語における東西交流の歴史と今《前田》
上方ばなし――テーマ別解説《やまだ》
【コラム】動物や幽霊の噺《やまだ》
上方落語の舞台めぐり――地誌的解説《やまだ》
上方落語の演出方法 《やまだ》
寄席囃子で使われる楽器――三味線および鳴り物《やまだ》
寄席囃子を支えてきた人々《やまだ》
落語用語事典《前田・やまだ》
落語家列伝《前田》
上方落語系図《前田》
上方落語家の亭号・家号《前田》
上方落語家の定紋《前田》
新作落語の潮流《やまだ》
繁昌亭から展望する上方落語の未来《やまだ》
【コラム】私を導いてくれた落語たち《上田文世》
◎第3章 喜劇
上方喜劇の始まり《廓正子》
松竹新喜劇《廓正子》
列伝・天外と寛美《廓正子》
吉本新喜劇《竹本浩三》
舞台写真でみる吉本新喜劇の変遷《竹本浩三》
喜劇からコメディーへ――北野劇場、新芸座など《山路洋平》
◎第4章 浪曲《芦川淳平》
浪曲の歴史
浪曲のかたち
現役浪曲人名鑑
【コラム】上方演芸は私の財産《棚橋昭夫》
◎第5章 講談《旭堂南陵》
上方講談の歴史
講談の東西・今昔比較
代表的演目と舞台装置
【コラム】講談界の課題と展望
◎第6章 諸芸《山口洋司》
諸芸・色物とは
諸芸の流れと演者たち
【コラム】写真でみる「てんのじ村」
◎第7章 上方演芸とメディア《井上宏》
ラジオ時代の演芸
テレビ時代の演芸
デジタル化時代と演芸
【コラム】「笑の会」のこと《有川寛》
◎第8章 作家・裏方
演芸作家とは――その役割と現状まで《古川嘉一郎》
演芸界を支えた六人の作家たち《林千代》
裏方さん――お茶子・頭取・舞台裏《松尾美矢子》
お囃子さん《松尾美矢子》
【コラム】昔の台本で「笑点」よりおもしろい大喜利番組を《疋田哲夫》
◎第9章 劇場・寄席・小屋《米田亘》
道頓堀五座ものがたり――その誕生から消滅まで
まぼろしの演芸場たち――文楽・女義太夫の小屋、各地の小屋
落語・漫才の寄席・演芸場
◎資料編
受賞一覧
上方演芸年表

図版提供・出典一覧
索引
おわりに《伊東雄三》
執筆者紹介
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謹賀新年

2009年01月01日 | Weblog
初春のお慶びを申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


* * * * *


全ブス連、昨年はいろんなことがありました。
3月にお引越しをしたのをかわきりに、美術館で働き始め、授業も始まり論文も書く。
(論文は継続中ですが…そしてたいして書いてないのですが…)
怒涛のような日々でした。

今年はもう少し落ち着いて、また小さい文章から始めたいと思います。
書くテーマがぽつぽつあるので、それを書いて、投稿して。
(もう少し、2万字のレベルで慣れないとダメだと思ってます、今)
(どうしてみんなこんな長いものをしっかり書けるのかしら?)
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