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Fashion Theory in Modern and Contemporary Japan

暑いの困るよね、まだストーブつけてるのにね…
ファッションとジェンダー研究・小山有子

「生誕100周年記念 中原淳一展」2014.4.2-4.14 (京都高島屋)

2014年04月02日 | Weblog



こんにちは。
「淳一展」の巡回が京都に来ます!

っていうのを、秋学期の終わりに告知するのを忘れてしまいました…。

春学期はさっそく淳一から始まるので、見に行ってほしいな。



写真は、チラシ未入手なので、今度は季節に合ったうちの『ジュニアそれいゆ』のお気に入り表紙で。
(1955年 初夏号)





(以下、朝日新聞から転載)


戦前から戦後にかけて、ファッションやインテリア、ライフスタイルに至るまで美を追求した提案をし、女性たちから圧倒的に支持された芸術家・中原淳一の生誕100周年を記念する大回顧展です。

 中原は1913(大正3)年、現在の香川県東かがわ市で生まれました。17歳のときに東京の高級洋品店のデザイナーに抜擢され、弱冠19歳で開催した自作のフランス人形展が大きな反響を呼びます。これを機に専属挿絵画家となった雑誌「少女の友」で爆発的な人気を得、一世を風靡(ふうび)しました。

 戦後は「それいゆ」「ひまわり」といった雑誌を次々に創刊。戦後のもののない時代に手持ちの服を美しく仕立て直す知恵や、内面を磨く教養など、中原独自の美学をふんだんに盛り込んだ雑誌は熱狂的な支持を受けます。女性たちのカリスマ的存在となった中原は1983(昭和58)年に70歳で没するまで、挿絵や文章を通じて女性の美を提案し続けました。

 生誕100周年を記念する本展は、初公開となる「ひまわり」表紙原画3点をはじめ、雑誌の表紙原画、スタイル画、人形、雑誌の付録など約400点が一堂に会します。さらに中原が描いたシンデレラのドレスや、「少女の部屋」をテーマに彼が提案した三畳間を再現し、今なお人々の心をとらえてやまない「中原イズム」の全容に迫ります。



■生誕100周年記念 中原淳一展

■会期:2014年4月2日(水)から4月14日(月)

■会場:京都高島屋(京都市下京区四条通河原町西入真町52番地)

■開場時間:午前10時~午後8時、ただし最終日は午後5時閉場(入場は閉場の30分前まで )

■会期中無休

■入場料:一般800円(600円)、大学・高校生600円(400円)、中学生以下無料(カッコ内は前売りおよび団体10名以上)

■問い合わせ:京都高島屋(075-221-8811)

主催:朝日新聞社

監修・協力:ひまわりや

協賛:サンエムカラー

協力:タキイ種苗

※本展は、下記の会場に巡回する予定です。

・水戸会場 2014年5月17日~7月18日(茨城県近代美術館)









* * * * *



いいな、水戸は会期長くて。
関西も百貨店だけじゃなくて、どこかの美術館での開催はないのかしら。

本当は神戸ファッション美術館みたいなところに巡回してほしい!と願う小山でした。
F美は建物もいいし、内容も(これ以上無いくらい)合ってるのにね…。
でももし展示するなら、「ゆかりの美術館」の方の展示室も使わせてほしい。
(「ゆかり」展示室の大理石が、ドレスにすごく映えるのです)




それはそうと、タキイ種苗さんは何の協力なの?と聞かれました。
なんでしょう?
やっぱりひまわりじゃないんでしょうか?






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2014.2.24 平成25年度服飾文化特別講演会 「バレエ・リュスと舞台衣装」

2014年02月24日 | Weblog


文化ファッション研究機構からお知らせをいただきました。

新宿に近い皆さま、もしくは春休みに都内に出るみなさま、ぜひどうぞ!


テーマ「バレエ・リュスと舞台衣装」

日時:平成26年2月24日(月)16:30~18:00
場所:文化学園大学A館20階大ホール
講師:国立新美術館主任研究員 本橋 弥生

入場無料、事前申込み不要















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節分に日本髪 (吉岡鳥平「関西婦人の八面」『婦人公論』1928年4月号)

2014年02月01日 | Weblog

こんにちは。
採点の合間の、季節の話題です。


恵方巻も楽しそうな感じの今日この頃ですが、個人的には、かつて楽しまれたであろう節分の仮装が気になります。


昭和3年、『婦人画報』掲載、吉岡鳥平の「関西婦人の八面」という漫画。
大阪界隈では節分の夜にこんな風に楽しんでいた(4)、というのを観て、いいな~と思っています。



中で面白いのは二月四日節分の夜のお化(ばけ)だ。思ひ\/に仮装して町を騒ぎ廻つた昔の様はないが、女達はみな髪だけ仮装する、お婆さんが桃割れに結つたり、御寮人さんが高島田に結つたりして嬉しそうに町を歩く。カツフエのウエターは仮装するし、耳隠しの令嬢も結綿に結ふ。そして今日だけは、耳隠しや七三が影をひそめて、大阪中が、結綿、高島田、鴛鴦(おしどり)など、日本髷の洪水になる。大阪の婦人は斯くユーモアを解する。(123頁)



漫画(漫文)ですから、どこまで本当かは不明です。
(何しろこの漫文の(1)では、大阪では十円、二十円の「金貨を帯止め(ママ)にして居る娘さんや奥さまが有る」というんですからね~)

挿絵漫画では高島田に結った女性がタイプを打っています。
日本髪の女性が「嬉しそうに街を歩く」なんて、いいな。



今もこんな風習が少し残っていてもよかったのに…、つくづく残念です。

わたしも結綿にしてみたい。
(たぶん結ったことあるだろうけど、もう一度、淳一の木版画を指さしてコレで、ってオーダーしてみたい)


もしそんな節分になったら、それこそ『鉄魂道!』(安田弘之)に出てくる日本髪OL(洋服に日本髪)みたいで何とも言えないだろうけれど…、楽しそう!

そしてそんな楽しみが増えたら、年に一度のことのために、簪に散財するでしょう(断言)。
危険な節分になりそうです。










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あけましておめでとうございます

2014年01月02日 | Weblog


謹んで初春のお慶びを申し上げます


小山 有子









* * * * *





毎年恒例の、「どうでもいい今年の抱負」は、

「ズボンをはこう」

としました。本当にどうでもよくってごめんあそばせ。



三十代後半、太りに太ってしまったので、パンツを履くなんてことはできませんでした。
でも、そうすると、着るものが偏ってしまってつまらないんです。
似たような(真面目に見える)服ばかりになってしまって…、日々の気分が盛り上がりません。

なので、今年はボトムスに変化をつけ、ちょっとでも面白くしなくちゃね!と考えました。


真面目に考えた抱負もいろいろあるのですが、ここでは些末で可愛らしい抱負にとどめておきます。



まだまだ寒い時期、みなさまもどうぞお体を冷やさずお過ごしください。










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ためしてガッテン ~ズズッ!あなたの鼻水に潜む まさかの現代病(仮)~

2013年11月06日 | Weblog
おはようございます。

忘れたころにやってくる、NHKの番組を勝手にお知らせするコーナーです。
今回は「鼻水」だそうです。
今週の水曜日です。よろしくお願いいたします。

おならに、胃に、鼻水。
今年のガッテン。



―――――――――――――



NHKのHPより





ズズッ!あなたの鼻水に潜む まさかの現代病(仮)

NHK総合
2013年11月06日 (水曜) 午後8時 ~ 8時43分

「かぜが長引いてる・・・?」「こんな時期に花粉症・・・?」
それ、鼻の穴の奥深くに隠れている、ある「現代病」が原因かも。
現代人に増えている「新型鼻づまり」を引き起こす“巨大ポリープ”の衝撃の実態を緊急報告!

長引く鼻水と鼻づまりに悩んでいたAさん。
やがて、食べ物の味が感じられない、激しいいびきをかく、といった症状も。
たまらず病院で検査を受けたところ、Aさんが全く想像もしていなかったものが発見された。
それは、頭部の「ある空洞」の中に潜む“巨大ポリープ”だった・・・。

推定患者数100万人、まさかの原因による「鼻づまり」病が増加中。
しかも、なぜか「夜中にセキが止まらない」「集中力が続かない」そして「歯が痛む」といった謎の症状まで同時に発生してしまうというのだ!
人知れず忍び寄る異変に気付くため、知られざる「現代病」の実態、そして、今日からすぐに実践できる「鼻チェック法」をバッチリお伝えする。

ゲスト 虻川美穂子、グッチ裕三、山瀬まみ

(番組内容は予告無く変更になる場合があります。)



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『ユリイカ』11月号「中原淳一と少女イラストレーション」

2013年10月28日 | Weblog

青土社HPより


中原淳一と少女イラストレーション  

定価1,300 円(本体1,238 円)
ISBN978-4-7917-0264-0


『ユリイカ 2013年11月号』 


■人生に関する断章*23
  「平治物語」について / 中村稔


■詩
  K駅の幽霊 / 暁方ミセイ


--------------------------------------------------------------------------------

中原淳一と少女イラストレーション   

【中原淳一エッセイ選集】


【エッセイ】
不滅の大芸術家、中原淳一 / やなせたかし
中原淳一の編集力 / 松岡正剛
ゆとり世代の中原淳一 / 嶽本野ばら
「人生はスカートの長さではないのです」 / 早川茉莉
中原淳一が描く二次元フードの魅力 / 福田里香
トイレに中原淳一あり / 加古臨王


【対談】
大きな瞳が見つめる先に 浮世絵、夢二から少女マンガまで / 林静一 中村佑介


【少女文化の源流】
「二度と来ない少女時代」に ガーリー・カルチャーの源泉としての中原淳一 / 小澤京子
中原淳一と少女たちのメディア 少女雑誌からファッション誌へ / 井上雅人


【美しい暮らし、新しい女性】
ファッションデザイナーとしての中原淳一 / 田中里尚
きものと中原淳一 JUNICHI KIMONOで愉しく・新しく / 小山有子
手作りのデザイン 中原淳一のグラフィック・デザイン / 柏木博


【カラー口絵】
彩りの美学 中原淳一の仕事 / 中原淳一


【少女のモダン】
中原淳一のパリ交友録 / 田中琢三
“美しくある”ための鏡としての人形 / 藤田一人
中原淳一の夢と理想の「人形世界」 / 藤井秀雪
絵と読者、そして写真 / 石田美紀


【『少女の友』再考】
リーフレットの語るもの / 遠藤寛子
戦時下の『少女の友』 少女の夢を育む美意識と、言論統制 / 矢部(水谷)真紀
「少女」になる 少女雑誌における読むこと/見ること/書くことをめぐって / 今田絵里香
『乙女の港』 川端康成と中原淳一の紡ぐ「少女だけの世界」 / 中嶋展子


【淳一イズムの継承】
スタイル画と様式 抒情画的な少女マンガへ / 岩下朋世
中原淳一と少女マンガ / 倉持佳代子


【資料】
中原淳一略年譜 / 田中里尚


--------------------------------------------------------------------------------


■今月の作品
  武田祐子・小池麻央・田中さとみ 選=日和聡子


■われ発見せり
  あけすけな女の言葉 / トミヤマユキコ






* * * * *





中原淳一と、きものについての小論を掲載していただきました!
感激です。

執筆のため、久しぶりに『それいゆ』を読み直し、一人でキャーキャー言いながら書きました。

淳一の文は、ちょっとクセがあるんです。
『女の部屋』にあるような、手書きの文章ももちろんなんですが、活字になってもやはりクセがあるのです。
句読点の打ち方とか、漢字の使い方とか、送り仮名の使い方も。

で、それを音読しながら書き写していて、それが妙にセクシーなことに思えたりして、照れ笑いまでしちゃいました(一人で)。
淳一もこんな風に音読しながら書いたのかなぁ…って、思いめぐらせて。
(自分でもバカねって思いますが)
(仕方ないの、わたし、ファンだから)




淳一ときものというテーマは、わたしにとっても新鮮な視点でした。
(くわしくは『ユリイカ』2013年11月号をご参照くださいませ)

わたしも対丈のものに挑戦しようかな…。
ただ、フェルトの帯というのは、だいぶ伸びてしまって、難しいのじゃないかしら?
親戚に和裁の先生があるので聞いてみたいと思います。




ところで、この小論で気づいたことがいくつかあって、それがまた別の論文にもいいヒントになってくれています。

もう、淳一には感謝してもしつくせません。

淳一先生ありがとうございます!
折に触れて『それいゆ』『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』読み直します!



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武庫川女子大学資料館「花を着る ―キモノにたくされた花鳥風月―」

2013年10月18日 | Weblog



武庫川女子大学資料館から、きれいなリーフレットを送っていただきました。
ありがとうございます!

情報は武庫川女子大学HPからです。

---------------------


<イベント名> 武庫川女子大学資料館秋季展
<主  催>  武庫川女子大学資料館
<テーマ> 生活文化玉手箱シリーズ④「花を着る-キモノにたくされた花鳥風月-」
<日  時> 10月16日(水)~11月27日(水) 平日10:40~16:40、土曜10:40~13:00  ※土曜開館。日曜・祝日は閉館。
      【期間中は以下のイベントも開催】
       ○オープニングセレモニー   10月16日(水)15:30~ 会場:資料館
       ○シンポジウム          10月16日(水) 16:30~18:30  会場:学術研究交流館1階ホール
       ○キモノを着て街を歩こう-着付け指導- 10月19日(土) 13:00~16:00  会場:資料館
       ○ミュージアム・トーク      10月30日(水)13:00~14:00 会場:資料館
       ○ミュージアム・セミナー     11月6日(水)13:00~14:00 会場:資料館
<場  所> 中央キャンパス 公江記念館2階 ギャラリー
       *キャリアセンターある建物の2階です。
<費  用> 無料
<申し込み> 不要
<お問合せ先> 武庫川女子大学資料館
            TEL: 0798-45-3509
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Dressing Japan  2013.09.14 Chiang Mai University

2013年09月18日 | Weblog


チェンマイ大学で研究報告をさせてもらいました。
なんと登録だけでも58名の参加者があり、とても良い経験になりました。
チェンマイ大学のサランニャ先生、中井先生ありがとうございました!

それから、元気いっぱいの通訳をして下さったガンさん(ニックネーム)ありがとう!




"Dressing JAPAN"

9月14日(土曜日)13:00-16:00 チェンマイ大学人文学部棟HB7 8階801号室

「Dressing Japan―日本社会におけるジェンダーと服装」

共催:大阪大学
助成:盤谷日本人商工会議所



講演者

・武田佐知子(たけだ・さちこ)氏:大阪大学文学研究科 教授
「異性装からみる日本文化史」

・小山有子(こやま・ゆうこ)氏:大阪大学 講師
「ジーパンと日本人 ―JEANS in Japan」

・東園子(あずま・そのこ)氏:大阪大学人間科学研究科 招へい研究員
「ジェンダー差を装う――宝塚歌劇を事例にして」


ゲストコメンテーター

真鍋昌賢(まなべ・まさよし)氏:北九州市立大学文学部 准教授 
アチャラー・サローボン氏:チェンマイ大学人文学部 助教授
平松秀樹(ひらまつ・ひでき)氏:大阪大学文学研究科・外国語学部 講師



会場までの経路は以下の地図をご参照ください。

https://maps.google.com/maps/ms?msid=203836673170013609159.0004e45b5b07de191fc1f&msa=0&ll=18.803649,98.951309&spn=0.00179,0.00327





* * * * *





この研究会は、春先からいろいろと予定を立てていたものでしたが、柿田さんも参加予定でした。
柿田さんも来るはずだったタイで、研究会メンバーと柿田さんのお話をたくさんしました。
夏休み中、ずっとさみしい気持ちでいたので、話せてホッとしました。
(上野くんは柿田さんと入れ違いなので、あまり話せないのでした)
(そんなわけで、飛行機の中で真鍋さんにさんざん聞いてもらいました)

そしてバンコクからの帰途、スワンナプーム空港の出国審査室でバッタリ崔さんにお会いしたんです!
もう5年ぶりくらい?もっとかしら?
崔さんにもさんざん柿田さんの話をきいてもらいました。
すばらしい、日本学ネットワーク…☆
ありがとう、先輩方。いつもお世話になっています。



先輩方に感謝しつつ、学生にも感謝します。
今回、チェンマイ大学で、箕面での授業をとってくれた学生のフィルムさん(ニックネーム)と再会しました!
恥ずかしかったけど、覚えていてくれて、とってもとっても嬉しかったです。
いっぱしの「先生」になった気持ちです。

フィルム、会えてとても嬉しかった!
大学でもいっそう頑張ってね!


もちろん背が高く可愛い方がフィルム!
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柿田 肇 さん

2013年08月28日 | Weblog



お棺のなかの柿田さんは、目を閉じていて、でも、なんだかこれから話し出しそうなお顔だった。

「柿田さん、起きて」と言えば、目がパチッと明いて、キョロッとこっちを見て、「あっ…、僕…、今、寝てました?」と言いそうなくらいだ。
「すみません、ちょっと昨日遅くまで原稿書いてて…、でもちゃんと話は聞いてましたよ」なんて、言い訳しそう。


起きて、言い訳してほしい。


荻野先生がお花と一緒に入れてある胸元の帽子を見て、「ね、これ、柿田さんの…」とおっしゃった。
涙があふれる。
不思議な感じ。
柿田さん、なんで目を明けてくれないんだろ。



お通夜が終わり、会場から外に出たけど、みんな立ち去り難い。
日本学のメンバーも、まだみんな帰らない。

日本学じゃない別のグループの、どなたかが、ぽそっと「やりきれないよな」と言ったのを聞いた。
柿田さんと同じくらいの年齢の人だ。
柿田さん、地元っ子だから、お友達かなぁ。

「やりきれないよな」


やりきれない。
本当にやりきれないよな。







―――――――――――




柿田さんについて何か書きたいのですが、わたしは柿田さんと同じ講座だったにもかかわらず、彼の研究のことはあまりよく知りません。
柿田さんご自身はいろんな分野に明るくて、わたしも、資料や研究会についていろいろ教えていただきました。
戦時下生活の調査をしているときに、彼の手持ちの『婦人の生活』を教えてくださったけど、わたしはいまだにあの資料を活用できていなくて、申し訳ない。
たぶん、日本学の多くの学生は、柿田さんに方法論ゼミで司会をしてもらったり、コメントもらったり、普段のおしゃべりのなかでも教えていただくことがたくさんあったのではないでしょうか。

彼のそんな優しいところは、本当に講座にとって貴重でした。
日本学の学生は大まかに言って(本当は性別でこんな風にわけてはいけないとも思うけど…)、女性陣は(いい意味で)気が強く、男性陣はどこかシャイで言葉少な目(控え目な表現)。
そのなかで、柿田さんの柔和で紳士的な“お節介焼き”は、講座の雰囲気にちょっと嬉しいものだったのではないかと思うのです。


柿田さんがいないなんて、子どもっぽい表現かもしれませんが、本当にさみしい気持ちです。






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残暑お見舞い申し上げます

2013年08月07日 | Weblog



残暑お見舞い申し上げます。




今年は春先からずっと、珍しく「男物」ばっかり調べています。

可憐なものが何も無いの。何も。
むさくるしいのよ…。

そんな暑苦しい夏、2013。




みなさま、どうぞ体調にお気をつけて。

おいしい夏野菜のお求めは、スーパーサンウエキ(丹波市)、ミツマルストアー(福知山市)、そして元町一番街水曜市(神戸市)まで!



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