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Fashion Theory in Modern and Contemporary Japan

こんなに暑いのにまだ「冷えたらこわいな…」と思うクセ。
ファッションとジェンダー研究・小山有子

大阪大学大学院 学位授与式

2009年03月24日 | Weblog
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『女性学年報』29号合評会のお知らせ 訂正してお詫び

2009年03月17日 | Weblog
すみません、前の記事の曜日が間違っていました…。

正しくは

2009年3月20日(金・祝)

です。
(記事も直しました)

お休みの日なので、みなさんぜひおいで下さい。
お待ちしておりま~す。
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『女性学年報』29号合評会のお知らせ

2009年03月16日 | Weblog
『女性学年報』29号の合評会のお知らせです。

クレオ大阪北は、「労働」がテーマの大阪市立男女共同参画センター。
ぜひたくさんの方に参加していただきたいです!




□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

「私にとって『働く』とは?」

『女性学年報』29号 合評会

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

■発表者:内藤節子さん
「中高年女性にとって事業型福祉NPOは職業選択のひとつになりえるか」

■ゲスト:NPO法人フェリスモンテ 山王丸由紀子さん
http://www.otasha.ecweb.jp/


□日にち:2008年3月20日(金・祝)
□場所:クレオ大阪北(大阪市男女共同参画センター北部館)研修室
□時間:合評会13:30~  懇親会18:00~
□会費:会員無料、非会員800円

■□■クレオ大阪北へのアクセス:
阪急京都線・千里線(地下鉄堺筋線乗り入れ) 「淡路」駅(東出口)下車、南東へ
徒歩約10分
市バス「東淡路1丁目」下車、徒歩約3分
「大阪駅前」から37号系統「井高野車庫前」行、「歌島橋バスターミナル」から93号
系統「井高野車庫前」(阪急十三、地下鉄西中島南方経由)行



□■□■□■□■□

近年の経済・社会状況において、「働く」ということに関する状況は、とりわけますます厳しいものとなってきています。格差社会、労働の周辺化、様々な言葉で表現される「働くということ」。しかも、そのような話題が議論される際、なぜかそのほとんどの主人公は男性であったりします。
『女性学年報』29号合評会では、わたしたち自身とその周囲からかい離することなく、「女性が働くということ」について、語り合い、考えていきたいと思います。本会では、『女性学年報』29号にて「事業型福祉NPO」での調査に関する論稿を寄せられた内藤節子さんに「新しい働き方の可能性」についてのお話をしていただき、NPO、福祉における「女性の働き方」を入り口に、そこから様々な働き方について、ざっくばらんに意見を交わすことができる会にしたいと思います。


■□■内藤節子さん発表要旨■□■

NPOとは安立清史が「運動体であり事業体でもあり、ボランティア活動でもない」と述べているように、社会的ミッションをもち、自立的に運営され、利益配分は事業活動への再投資またはコミュニティへの投資に向けられるなどの特色を備えている。片や、「失われた10年や20年」を経験した中高年女性の再就職の場として、志を共有できる活動の魅力があり、運営に直接参加できることから、雇用されないもうひとつの働き方が選択できる新しい労働であると期待が高まっている。
本稿ではNPOのなかでも雇用創出が期待されている事業型福祉NPOに着目し、NPOケア労働の実態を明らかにし、さらに、中高年女性たちの職業選択肢の一つとして位置づけられるかどうか検討したものである。
今回、女性学年報への投稿のきっかけは、上野千鶴子が『at』7号 (2007)「ケアの社会学 第6章」のp.126で「市民事業体は、(中略)わたしの研究目的はこれにあり、その検証については、先行研究はじゅうぶんとは言えない」とした1行が目にとまったからである。



□主催□
『女性学年報』編集委員会&日本女性学研究会




■お問い合わせ■
『女性学年報』編集委員会 joseigakunenpo@gmail.com


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■




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『女性学年報』30号 投稿募集中♪

2009年03月13日 | Weblog
『女性学年報』30号の投稿締め切りが迫ってきております。
日本女性学研究会のニューズレターでも告知しましたが、お問い合わせの多い投稿方法についてくわしくご紹介します。


投稿申し込みは、2段階になっています。
3月末の「投稿申し込み」締切日までに、下記のアドレスにメールでエントリーをしてください(①)。
その時に、お名前と、タイトルが決まっていましたらタイトルをお伝え下さい。

次に、4月末の「投稿原稿締切日」までに、添付ファイルにて、下記アドレスへ原稿をお送りください(②)。
その際の形式・書式は自由です(注や参考文献のつけ方などの『女性学年報』スタイルに変更していただくのは、掲載が決まってからになります)。
ただ、論文本文にもタイトルと名前を入れて下さい。
これだけはよろしくお願いいたします。

それ以外は、投稿者のみなさんの一番書きやすい様式で書いてくださって結構です。
そのあとのコメントの作業も、基本的に投稿者さんの様式を採用して進めています。

投稿後の進め方は、『女性学年報』29号の「『女性学年報』のできるまで」(p.143)と、「女性学年報Q&A」(p.144~48)をお読みください。
今年も、もうすでに数名の方からエントリーをいただいています。

ではでは、編集委員一同、力作をお待ちしております!!


-------------------------------
①投稿申し込み締め切り 2009年3月31日(火)
②投稿原稿締め切り  2009年4月30日(木)

申込先 joseigakunenpo@gmail.com
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「勝手に“女”東西比較論」

2009年03月06日 | Weblog
例年楽しみにしているNPO法人ZUTTOさんのイベントに行ってきました!



* * * * *

NPO法人ZUTTO主催 ドーンセンターイベント
『勝手に”女”東西比較論』

開催日時
2009年3月6日(金) 18:30受付開始
内容
・第1部 : 19:00~20:00
島崎今日子と河合真美江が『勝手に”女”東西比較論』を語る
・第2部 : 20:00~20:45
大上留利子 スペシャルゲストライブ
「大阪で生まれた女」「心斎橋に星が降る」「胸が痛い」他…

会場
ドーンセンター(1階 パフォーマンススペース)
大阪市中央区大手前1-3-49
TEL 06-6910-8500
http;//www.dawncenter.or.jp

対象
関心のある方ならどなたでも(定員150名)※定員になりしだい締切り

参加費
2,800円 (※2ドリンク付き / ワイン・ビール・ソフトドリンク)

申込み方法
お名前・電話番号(あればFAX番号)をご記入の上、FAX、またはメールでお申込みください。
・NPO法人ZUTTO : FAX 06-6201-1862
・E-mail : info@npo-zutto.com

申込締切
2009年3月3日(火)

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荻野美穂先生 最終講義

2009年03月03日 | Weblog
わたしの指導教官の荻野美穂先生の最終講義がありました。
当日は雪が舞うお天気だったのですが、会場のイ号館スタジオがいっぱいになるくらいの参加者でした。

この日のため、先生方やゼミ生でいろいろな準備をしました。
もちろんわたしはパーティー担当で、お店の下見をしたり、お花の準備をしたりと楽しいことだけに専念。


でも、最終ゼミでさえちょっと泣いちゃいそうだったのに、もう、最終講義だなんて、些細なことで♪涙チョロリ~になりそうでした。
(先生からは「今生の別れじゃあるまいし」と言われましたが)


先生が阪大にいらっしゃる前に、研究生として(←試験に落ちただけだけど)お待ちしてから9年…10年?
わたしの阪大ライフ、荻野先生着任前と後では、モノクロと総天然色くらいの違いがありました。

そんなことを言いながら、わたしが用意していたスピーチは、ポッキーの話題と、「パティの家」のゴグとマゴグのことでした。
一生懸命考えても最後の最後までこんな話題しか出てこないわたし。
立派なスピーチが続いたあとだったので、可哀想にゴグとマゴグは速攻で封印されました。

なので、わたしがお話したのは、花束のバラがラ・カンパネラという新種だということだけでした…。



* * * * *

荻野美穂先生最終講義

大阪大学大学院文学研究科 日本学講座


第1部 最終講義
講義題目 「身体と性を研究するということ」
日 時:2009年3月3日(火)13:00~15:00
場 所:21世紀懐徳堂 多目的スタジオ
(大阪大学豊中キャンパス イ号館)


荻野美穂先生 講義
「身体と性を研究するということ」

北原恵先生スピーチ
林葉子さんスピーチ(業績目録紹介)

花束贈呈

第2部 懇親会(ティーパーティー)
日 時:同日15:30~17:30
場 所:日本学棟405教室

日本学教員よりスピーチ
学生よりスピーチ






その後パーティーの準備会打ち上げの席では、お店にお願いしていたデザートプレートメッセージに準じて、ゴグとマゴグ級のあいさつができました。

ただ、真剣に思われるのは、これからはもっと真面目に先生のお役にたつような人間になりたいということです。

どんな修行をつんだらなれるのかしら。




-----------

追記

某先生に、荻野先生のいない日本学はさみしいとこぼしたら、「わしの方が、お前さんよりもずっと前から知り合いだから(自分の方がずっとさみしい気持ちだ)」と言われ、大いに幅寄せされました。

常々このK先生とは、自分こそが一番荻野先生を慕っています!と、どうでもいいことで張り合ってきましたが(K先生とわたし、間柄は教授と学生なんですけども)最後の最後までこんな風に切り返されるとは…!


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神戸ファッション美術館 講演会

2009年02月24日 | Weblog
神戸ファッション美術館の「華麗 大正浪漫―渡文コレクションの着物たち―」の講演会へ、留学生のレナタさんと一緒に行ってきました。

講師は切畑健先生。

至文堂の『日本の美術』でお名前だけ存じ上げていましたので、今回もミーハー全開で楽しみにしていました。
内容は留学生にはちょっと専門的すぎたかもしれないけど…(レナタさんゴメンネ)、歴民の野村コレクションのことなど伺えてとても興味深いものでした。
しかも達筆レジェメで感動☆


その後、展示を見て、期間限定の館内の和カフェに行き、こんなにステキな麻の葉模様のお菓子をいただきました。
「絶対おいしいから!」と美人スタッフにおススメされたけど、本当に!
次も行こうと決めました。

3月14日にも講演会があって、こちらもすごく行きたいのですが、その日はイベントが重なっています…。
でも学生が行きたいと言ったら、もちろんこちらを優先できちゃうかなー…。
誰か行きたいって言ってくれないかな~(祈り)。




* * * * *

神戸ファッション美術館
「華麗 大正浪漫 講演会」

※各日、受付13:30より/申込不要/参加無料/会場:4階セミナー室

●「ファッションにみる地域性―江戸時代の場合―」
2月21日(土)14:00-15:30
講師:切畑健氏(京都国立博物館名誉館員)現代の和装の直接の源流である江戸時代の衣装、小袖。かつてそれを見た外国人は、芸術を着用していると感動したものです。やがて、町人が豊かになると、衣装への関心が高まり、多彩な装飾文様のいわばファッションブックとしての小袖ひいな形本が、次々に出版されました。江戸時代中期までの雛形本から、日本各地の意匠の地域性を探ります。

●「大正、昭和初期のモダン着物」
3月14日(土)14:00-15:30
講師:藤井健三氏(財団法人西陣織物館顧問)大正、昭和初期には、百貨店が意匠開発を行ったことによって次々に新しいモチーフの着物が生み出され、人々は流行の一着を身に纏って町を彩りました。バラエティに富んだ着物やデザインから、その時代背景を浮き彫りにします。


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『女性学年報』29号合評会のお知らせ

2009年02月11日 | Weblog
今年も無事に『女性学年報』を発行しました。
29号は、投稿論文のなかから、内藤節子さんに発表をしていただきます。

ぜひ、お越し下さいませ!

---------------------------------

日 時:2009年3月20日(金・祝日)
場 所:クレオ大阪北(大阪市男女共同参画センター北部館) 研修室
    (阪急淡路駅から徒歩10分)
http://www.creo-osaka.or.jp/north/index.html

お 話:内藤節子さん
    
「中高年女性にとって事業型福祉NPOは職業選択肢のひとつになりえるか」

 2000年の介護保険制度施行後、事業型福祉NPOの事業拡大はめざましく、新たな労働市場として雇用の創出も期待されている。一方、長命化により女性の人生は長くなり、中高年女性の就業意欲も高い。しかし男性中心の労働市場においては雇用のミスマッチが生じている。
 また、近年の非正規雇用の実態は、労働者を人間扱いしているとは思えない。という忸怩たる思いから、事業型福祉NPOでの正規雇用の実態を明らかにするとともに、新しい就労の場として持続可能性を考える。

---------------------------------

詳細はまた追ってお知らせします。
(日本女性学研究会ニューズレターVOW3月号に掲載します)

クレオ大阪北さんにもチラシを置いてもらいますので、関心のある方はどうぞ!




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『日本学叢書2 〈性〉の分割線― 近・現代日本のジェンダ-と身体』

2009年01月19日 | Weblog
『日本学叢書2 〈性〉の分割線 ―近・現代日本のジェンダーと身体』が発行されました!

おおお…

さっそく、紀伊國屋さんをチェックして、「おお、ある~!」と感激していたら、
ページの下に「同じ分野でこんな商品が売れています」に、わたしにとって、
ひどく苦手な本が~~~!

この本と「同じ分野」になってしまうの!?
いや、断じて「同じ分野」じゃありません!!

早くこのレコメンド変わってほしいな…
紀伊國屋さん変えてくれないかな…


そしてアマゾンもチェックしたら、なんとすでに中古品が出てる!
わっ、これはどういうことなの。
びっくり。

でも人気が出るようにわたしもたくさん買おう~。
一番最初にいた美術館で、館長の本が出た時に、
「都内のいろんな場所で予約して買って!」って言われたことあったっけ。

よし!
姫路と豊中と八王子(多摩でも)たくさん買ってもらいましょう!





* * * * *


『〈性〉の分割線 近・現代日本のジェンダーと身体
日本学叢書 2』

荻野美穂 編著

A5判 312ページ 上製
定価3,400円+税
2009年01月 発行
ISBN978-4-7872-3293-9


▼紹介
天皇家族写真、和服や男性美をめぐる論争、大正期のインターセックスの語られ方、戦時下の「ミス・ニッポン」の身体イメージなどの多様な事例から、〈性〉や〈身体〉という連続体に裂け目を入れて分離しようとする社会的・政治的な力学を浮き彫りにする。


▼目次

“世界のどこかで私を待っている人”へ――「日本学叢書」刊行にあたって
川村邦光

はじめに  荻野美穂

第1章 元旦紙面にみる天皇一家像の形成 北原 恵
 1 天皇一族の写真――系譜と図像
 2 何が、どのように、天皇一家像を可能としたか

第2章 和服改良論と「女性美」――明治後期の女性の服装とその規範性をめぐって 小山有子
 1 和服を改良する理由
 2 提案としての改良和服――野中千代子の改良服案
 3 試みとしての女学校制服――実践女学校の校衣
 4 女は美が命
 5 迷走する改良論

第3章 文明化と〈男らしさ〉の再構築――一九一〇年代の「廓清」にみる性欲論  林 葉子
 1 性欲を抑制する意志の力――「男の男たる最大の所以」
 2 「文明的人類」の条件
 3 性欲抑制と「人種改良」

第4章 一九二○年の「男性美」――「日本及日本人」の誌面から  荻野美穂
 1 一九二○年という時期
 2 「日本及日本人」と「女性日本人」
 3 「男性美」特集号

第5章 『半男女考』――宮武外骨と大正時代の両性の接近  テレサ・アルゴソ
 1 身体の分類、精神の分類
 2 性と身分の安定化
 3 性の接近

第6章 日本初のサイボーグ?――ミス・ニッポンと優生学と戦時下の身体  ジェニファー・ロバートソン[荻野美穂訳]
 1 血
 2 身体
 3 美
 4 ミス・ニッポンの退場、日本女性の登場

第7章 M検の言説史・戦後篇――あるいは男性身体の〈侵襲的〉経験はどのようにして忘却されるか  澁谷知美
 1 侵犯される男性身体
 2 「人権侵害」としてのM検
 3 ゲイ・ポルノの題材としてのM検

第8章 “娘”をめぐる欲望――宝塚の娘役についての一考察  松本理沙
 1 “娘”とは何か?
 2 “娘”の誕生と広がり
 3 縮小していく“娘”
 4 “娘”をめぐる欲望

第9章 まだ始まっていないこと、あるいはノラの奇蹟について  冨山一郎
 1 ノラについて
 2 ノラたちの政治、あるいは奇蹟について
 3 主婦
 4 「婦人問題研究会」
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大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)編『上方演芸大全』

2009年01月04日 | Weblog
コラム書き手のお一人でもある有川寛ワッハ上方元館長が『上方演芸大全』をお送りくださいました!
館長、ありがとうございました!

今日の朝日新聞に大きく広告が載っています。

織田正吉先生、上田文世さん、林千代さんのお名前も~。
漫才、落語、喜劇、浪曲、講談と、ギュギュッと詰まっています!



大学でも買ってもらわなくちゃ…。

皆さまもどうぞよろしくお願いいたします!




-----↓創元社さんHPより↓-----


大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)編
『上方演芸大全』

定価(5% 税込)2,940円
ISBN 978-4-422-70072-4
A5判
頁数536頁

上方演芸の総覧としてその歴史と魅力を集大成した初の書。各演芸分野の第一人者と気鋭の執筆者22人による書き下ろし論考に、適宜コラム、用語・人物解説、インタビュー記事等も加えて、演芸関係者・研究者のみならず演芸好きの一般読者にも適した構成をとる。漫才、落語、喜劇、浪曲、講談、諸芸、メディア、作家・裏方、劇場・寄席、資料編の10章立てで上方演芸の全容と細部に迫った、「笑いの遺産」の貴重な記録。資料・図版多数。


目次はじめに――上方演芸とは何か《織田正吉》

◎第1章 漫才
漫才の歴史《織田正吉》
漫才師名鑑《大池晶、中田明成、藤田富美恵、藤田曜、松尾美矢子》
◎第2章 落語《前田憲司、やまだりよこ》
上方落語とは――定義と領域《前田》
上方落語の歴史――繁昌亭から遡る逆通史《前田》
【コラム】落語における東西交流の歴史と今《前田》
上方ばなし――テーマ別解説《やまだ》
【コラム】動物や幽霊の噺《やまだ》
上方落語の舞台めぐり――地誌的解説《やまだ》
上方落語の演出方法 《やまだ》
寄席囃子で使われる楽器――三味線および鳴り物《やまだ》
寄席囃子を支えてきた人々《やまだ》
落語用語事典《前田・やまだ》
落語家列伝《前田》
上方落語系図《前田》
上方落語家の亭号・家号《前田》
上方落語家の定紋《前田》
新作落語の潮流《やまだ》
繁昌亭から展望する上方落語の未来《やまだ》
【コラム】私を導いてくれた落語たち《上田文世》
◎第3章 喜劇
上方喜劇の始まり《廓正子》
松竹新喜劇《廓正子》
列伝・天外と寛美《廓正子》
吉本新喜劇《竹本浩三》
舞台写真でみる吉本新喜劇の変遷《竹本浩三》
喜劇からコメディーへ――北野劇場、新芸座など《山路洋平》
◎第4章 浪曲《芦川淳平》
浪曲の歴史
浪曲のかたち
現役浪曲人名鑑
【コラム】上方演芸は私の財産《棚橋昭夫》
◎第5章 講談《旭堂南陵》
上方講談の歴史
講談の東西・今昔比較
代表的演目と舞台装置
【コラム】講談界の課題と展望
◎第6章 諸芸《山口洋司》
諸芸・色物とは
諸芸の流れと演者たち
【コラム】写真でみる「てんのじ村」
◎第7章 上方演芸とメディア《井上宏》
ラジオ時代の演芸
テレビ時代の演芸
デジタル化時代と演芸
【コラム】「笑の会」のこと《有川寛》
◎第8章 作家・裏方
演芸作家とは――その役割と現状まで《古川嘉一郎》
演芸界を支えた六人の作家たち《林千代》
裏方さん――お茶子・頭取・舞台裏《松尾美矢子》
お囃子さん《松尾美矢子》
【コラム】昔の台本で「笑点」よりおもしろい大喜利番組を《疋田哲夫》
◎第9章 劇場・寄席・小屋《米田亘》
道頓堀五座ものがたり――その誕生から消滅まで
まぼろしの演芸場たち――文楽・女義太夫の小屋、各地の小屋
落語・漫才の寄席・演芸場
◎資料編
受賞一覧
上方演芸年表

図版提供・出典一覧
索引
おわりに《伊東雄三》
執筆者紹介
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