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Fashion Theory in Modern and Contemporary Japan

こんなに暑いのにまだ「冷えたらこわいな…」と思うクセ。
ファッションとジェンダー研究・小山有子

『女性学年報』30号発行にむけて

2009年08月10日 | Weblog
『女性学年報』は今年30号を迎えます。
第1号は1979年。

ちなみに日本女性学研究会は1977年に設立して、一昨年に30周年のイベントをしました。

『女性学年報』はこの30号で、30号分をざざざっと見渡せるものになったらいいなぁと思っています。

『女性学年報』って、実はものすごい雑誌だと思います。
わたしたちが預かり知らない初期~10号代に、今読んでも新鮮に思えるような論考が詰まっているんです。
絶版などでなかなか手にとる機会は少ないかもしれませんし、わたし自身も全部に目を通したわけではありません。

でも、意外なところに考えるヒントがあるような気がしています。
ぜひ全国の図書館などで、初期の『女性学年報』見てみてください!
熱さ、エバーグリーンです。
おススメします!

そして『女性学年報』30号はこの秋に発刊します。
これから編集委員会は怒涛の編集作業に入ります。

ぜひこちらもお楽しみに!



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森南海子「針目に込めた女たちの哀しみ」六稜トークリレー【第67回】(六稜会館)

2009年08月01日 | Weblog
森南海子さんの講演会に行ってきました。

会場で東京の研究会の池川さんとばったり会い、写真家の野寺夕子さんとご挨拶もできました。
(でもさすが池川さん~。いろいろお話聞けて、ラッキーでした)

森南海子さんは、「ジーパン論争」でのペーダ先生とのインタビュー記事で初めて拝見し、今回お話を聞けるという幸運。
(荻野先生に、有名な方だからお名前覚えておきなさいって言われたっけ。)

講演会前半は森先生のちょっぴり長めの自己紹介。

後半が「千人針」のお話でした。

会場にもずらりと千人針が展示されていて、とても迫力がありました。
途中池川さんや野寺さんにお話を聞きましたが、迫力に押されていて感想をまだ書けません。
野寺さんの写真帳も見せていただいたけど、凄味があって、恐かった。
たぶん、小学生の頃だったら、平気で一週間ぐらい眠れなくなったと思う、展示とお話でした。



* * * * *

(六稜同窓会HPより)


2009年8月1日(土)
六稜会館にて
(府立北野高校内)
13:30~会場
14:00~開演


森南海子さん@64期

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服づくりは独学。古くなった着物や洋服の仕立て直しを「リ・フォーム」とカタカナ英語に訳したのが昭和30年半ば。この新しげな和製英語を創案したことで、服飾デザイナーとしての独自の分野を築く。
現在は日常着のリ・フォームに加え、からだの不自由な人のおしゃれを考案。点字の洋裁書や難燃繊維の普及に努める。
また、高校在学中…昼食時に校門を出て十三の街で食べた天ぷらの味が忘れられず、阪神百貨店地下2階のフードテリヤで「天ぷらの店」も営む。

洋裁学校へは行かず、高名なデザイナーの“お手伝いさん”の道を選ぶ。その後、ヨーロッパで武者修行をし『普段着のヨーロッパ』を執筆。10年かかって衣服づくりを軌道にのせた。そうして私の目は日本国内へ。地方の農漁村を巡り、野良着さがしに明け暮れた。そこで「千人針」と出会う…。
私の興味は針目や糸の色、柄から次第にそれを縫った女の(送られた男の)心情へと移り変わり…。北は北海道「音更町」から、南はチェンマイを越えて。果てしない長い旅のはじまり。いまも、謎は深まるばかりなのです。

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【千人針】(せんにんばり)
戦地に向かう男に、いわば「銃弾よけ」のお守りとして女が託した。1mほどの白布に、赤い糸で、千人の人に一人一針ずつ縫って結び目をつくって貰うことから、この名で呼ばれるようになった。合力祈願(ごうりききがん:多数の人の祈願によって目的を達成させる)のひとつ。
千人針には五銭硬貨や十銭硬貨がしばしば縫い込まれた。これは、5銭が「死線」を越え10銭が「苦戦」を越えるという縁起担ぎに由来している。



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日本女性学会 2009年30周年記念大会 於お茶の水女子大学

2009年06月27日 | Weblog
女性学会に行ってきました。

目的は『女性学年報』の販売です!
今年は、『女性学年報』も30周年記念イヤーなので対面販売だと、サプライズ価格になります。
ぜひ日本女性学研究会の例会や、その他イベントにいらしてください。
そして『女性学年報』ブースも見てください。


ほとんど売り子をしていたので、報告をじっくり聞く時間はありませんでした。
でも、発表時間中、配布されていた佐久間りかさんのレジェメを読んでいて、とても興味深かった。

二日目はちょっとだけ会場を見せてもらいましたが、ワークショップは楽しかったし考えさせられました。
斉藤正美さんは、落ち着いて優しく、しかも伝えたいことは的確。
すてきです。
それと、しみじみ思ったのは、フェミはネットのなかではやはり少し不案内ではないかしら?ということ。
それを解消できるようにすることは、とにかく前進になるなと思っています。


学会に行くと、ついつい、ご迷惑も考えず、いろんな人に声をかけてしまう。
今回一番挨拶してくださったの、ホリエさんです。


それから『女性学年報』ブースのお隣だった野中さん、アジア女性情報センターさん、ありがとうございました!


* * * * *

日本女性学会 2009年30周年記念大会

お茶の水女子大学

テーマ:今ジェンダーの視点で問い直す貧困と労働

第1日 6月27日(土)
13:00~ 個人発表①、個人発表②、パネル分科会1「同性間パートナーシップに関する諸問題」
14:50~ 個人発表③、個人発表④、パネル分科会2「日本のコンテクストにおけるクィア」、ワークショップ1「ウェブでつなぐフェミニズムとアクティビズム」
17:00~ 総会
18:30~ 懇親会


第2日 6月28日(日) 
9:30~ 特別企画分科会「今ジェンダーの視点で問い直す貧困と労働」「フェミニズムから考える環境危機」
 ワークショップ2「『ジェンダーフリー』『バックラッシュ』を再考する」、ワークショップ3「ポルノ被害と子どもの人権」
13:00~ シンポジウム「今ジェンダーの視点で問い直す貧困と労働」





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大阪府立大学 女性学研究センター 第14期女性学連続講演会・連続セミナー

2009年06月13日 | Weblog
府立大学の講演会に、美女を誘って行ってきました。

今期の授業では、「男(子)」を取り上げるので勉強勉強~。
(澁谷さんの本も早く出ないかな~)
講演会はかなり楽しく、もちろん講演会はライブだと思っているので質問もできて、満足満足。
(帰りに三番街のサバティーニでケーキを三つも食べました。満足しすぎた…)




家に帰ってからも、妙な魅力に引きずられたまま、何かにつけ、仁義を切りまくっています。
(でも「お控えなすって」ってどういう意味?って切り返されるの、もう!ムード台無し!)



* * * * *

テーマ  「ジェンダーを装う」

6月13日、20日、7月4日、11日、18日の各土曜日
※6月27日(土)は行ないません。ご注意下さい。
講演会:13時30分~15時30分、セミナー:16時00分~17時30分

中百舌鳥キャンパス 総合教育研究棟(B3棟)1階
講演会:116中講義室
セミナー:106会議室

講演会

第1回  酒井隆史 「「男」とはなんだったのか?―やくざ映画にみる <男> の変容」
第2回  中村桃子 「ことばで装うジェンダー」
第3回  東優子 「非典型的な「性」をめぐる性科学の言説」
第4回  新實五穂 「異性装研究―近代フランスにおける服飾の社会表象」
第5回  三橋順子 「トランスジェンダー(性別越境)観の変容―近世から近代へ」

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「WAN(ウィメンズアクションネットワーク)設立のつどい-今始まる!ウェブがつなぐ女たち」

2009年05月31日 | Weblog
「WAN(ウィメンズアクションネットワーク)設立のつどい-今始まる!ウェブがつなぐ女たち」に行ってきました。

その日はいくつか予定が入っていて、途中までしかいられなかったのですが、真由美さんに声をかけてもらって、会場にいることを楽しませてもらっちゃいました。
会場の、イベント特有のバタバタ感や、上野先生の(やっぱり刺激的な)お話など、わずかな時間をウキウキで満喫。


でも一番びっくりして一番テンションが上がったのは、久しぶりにお目にかかった荻野先生のビューティー度がまたアップしてる…!


ということでした。

先生、インタビューに追われていて少ししかご挨拶できなかったけど、やっぱりおきれいだったなぁ~。
どうしたらあんな風になれるんだろう??
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シンポジウム 友禅図案(絵摺り)に描かれた「韓国併合」

2009年05月30日 | Weblog
立命館大学のシンポジウムに乾淑子先生がいらっしゃるというので、久々に京都まで出かけました。

今回は、友禅染の「絵摺り」に図案化された「韓国併合」が見られたという発見の報告でした。
その柄の意味などわからないところも多々あって、会場の先生方全員で考えたり推測したり、そしてまた、意味の深さにずしんときたり…。

発見された木立先生の、考古学的なアプローチと独特のお話の仕方にキューンとして帰ってきました。
(もちろん会場でも先生に質問してみた)

行きは迷ってタクシーで来たのですが、帰りはめぐにバス停まで送ってもらい、無事に帰ってきました。めぐありがとう~!


ちなみにその後、乾先生からお誘いを受け、神戸ファッション美術館もご一緒しました!
キャー!
ほとんど展示を見ないで先生ばっかり見てました。
先生、いろいろお教えくださって本当にありがとうございました!
いつか関西で、大々的に着物の展示ができたらいいと思っています。
関西のお客さまは展示をがっちり受けとめることが絶対にできると思ってます。
(F美時代、しみじみそう思いました)

(F美の百々先生もご案内ありがとうございました~。)



* * * * *


シンポジウム 友禅図案(絵摺り)に描かれた「韓国併合」

立命館大学国際平和ミュージアムでの企画展示「友禅図案(絵摺り)に描かれた『韓国併合』」開催に伴い、「韓国併合」を描いた友禅図案をどのように読み解くのかを3人の講師をお招きして様々な角度からお話しいただきます。

■日時: 2009年5月30日
■場所: アカデメイア立命21 (2階・ミュージアム会議室)

主催:
立命館大学コリア研究センター
文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタルヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)
立命館大学人文学会

共催:
立命館大学国際平和ミュージアム

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小山静子『戦後教育のジェンダー秩序』勁草書房

2009年05月25日 | Weblog
小山静子先生からご著書を送っていただきました。
出版社さんから、直接です。

勁草書房のマークの入った本用の封筒(?)に大感激☆
彼に「すごいね~」と言われたので、存分に自慢しました!
(揃って本屋さんファン)
近代女性史分科会でずっとお世話になっていたことをいまさらに贅沢だったと思います。

そしてあとがきを読んでまた「ジ~ン☆」。
友子先生の追悼ミサのときにもこんな話を書いたように思いますが、先生方のつながり(研究のことも、友人としてのことも)はとてもステキで、わたしたちはきっと全く同じようにはできないだろうと思うくらい。
本当にうらやましいほどなのです。

でもそんな風にうらやましく思える先生方のそばにいられたこともステキだわ!

ところで、わたしは女子大にいて、つながりの濃さというか強さというかは当たり前と思っていたふしがあったのですが、それがどれだけ貴重かということを気づかせてくれたのは澁谷知美さんでした。

そう言えば、女子大のときでさえ、先生方も女性どうしのつながりの重要さについて児童文学の先生がおっしゃっていたかも。

よし!

頑張って分科会行って、静子先生にサインいただこう!






ちなみにご本の表紙が白いので、画像は『暮しの手帖』風にしてみました。





* * * * *

(※勁草書房さんのHPから)


戦後日本の教育制度のなかに、いかなるジェンダー構造が存在したのか。史料を紐解き、戦後教育史をジェンダーの視点から読みかえる試み。

戦後、制度化された男女共学と女子高等教育をめぐって、どのような議論が行われ、その構図がいかに変化していったのか。史料を丹念に紐解き、男女に等しく開かれた教育制度と内実におけるジェンダーによる教育の相違、という二重構造の存在を浮き彫りにする。それにより、教育に内在するジェンダー秩序のありようを解明していく。

[関連書] 同著者 『良妻賢母という規範』
          『家庭の生成と女性の国民化』 (ともに小社刊)


目次
はじめに

第一章 男女共学の実施
  一 女子教育政策としての男女共学
  二 ジェンダー観の継承
  三 新制高等学校の発足

第二章 男女共学の見直し論議
  一 男女共学の状況
  二 風紀問題という視点
  三 女子の特性教育という視点

第三章 短期大学の女子教育機関化
  一 短期大学の誕生
  二 二つの短期大学
  三 中堅職業人の養成
  四 女子教育機関としての純化

第四章 女子学生批判が意味したもの
  一 四年制大学に通う女性たち
  二 女子大学無用論
  三 女子学生亡国論

第五章 「家庭づくり」をめぐる政策
  一 家族への関心
  二 「家庭づくり」

おわりに
参考文献
事項索引
人名索引



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第106回 桜楓会総会

2009年05月23日 | Weblog
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お知らせ

2009年05月12日 | Weblog
全ブス連、怠りなく日々活動中です。

先日、テンプレートを変更したら、アクセス数が伸びてびっくりしたのでまとまりないちょっぴり報告です。

今年はスギ花粉が終わってから、別のアレルギーみたいなみたいなものにかかってしまい、ようやくそれがおさまったところです。

ハナミズをたらしながらの活動は…

・『女性学年報』30号、論文が届き、いよいよ本格的作動です。
 今年もおもしろい論文があって、楽しい~♪♪

・いくつかの展覧会に行きました。
 これはまた別報告します。

・あまりにも何にもしてないので、読書会を予定。
 (まだこんな学生気分で…)
 このところ、ベッタリ遊んでもらっている美女と計画中。
 うふふ、楽しみ。

思い返せば、去年の今頃はファッション美術館で働いてました…。

お部屋の片づけをしていて、去年まだH&Mが上陸する前に買ったTシャツ(コルセットTシャツ)が出てきて、いろんなことを急に思い出しました。
ファッション美術館にも行かなくちゃ。
今度のマダム・グレはすごく見ごたえがあると聞いたし。

いきなりですが、小山的F美に行く時のお勧めランチ覚書!

・ベイシェラトン1F ガーデン ガーデンランチ
 お魚ウィークの時は絶対にここに!というぐらいお勧め。
 お友達と一緒のときは、デザートブッフェをつけると相当楽しいです。
 (ひとりでも相当楽しかったです)

・ベイシェラトン3F 翠亨園
 アラカルトの麺類やご飯をいただいていました。
 びっくりするくらいおいしいのにどれも1500円内。
 そしてここは紳士なマネージャーさんの対応にいつもうっとりでした。
 また行きたいな…。
 (GW行けばよかった…)

・ファッションマート1F イル・アルティスタ
 ここは好きなだけパンをいただけるのが好き!
 青海苔の揚げパンとイチジクのパンがお勧めです。
 詳しくはこちら!
 http://apalog.com/fashionmuseum/archive/346

ぜひみなさんファッション美術館に行ってみてください!
そしておいしいランチも食べてみてくださいな。
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『女性学年報』30号 論文投稿エントリー締め切り間近!!

2009年03月25日 | Weblog
『女性学年報』30号の論文投稿申し込みの締め切り間近となっています。
(2009年3月31日締め切り)

エントリー迷われている方、どうぞ31日までにご連絡くださ~い。


さて、日本女性学研究会のニューズレターでもここでも告知しておりますが、お問い合わせの多い投稿方法について、再度くわしくご紹介します。


投稿申し込みは、2段階になっています。
3月末の「投稿申し込み」締切日までに、下記のアドレスにメールでエントリーをしてください(①)。
その時に、お名前と、タイトルが決まっていましたらタイトルをお伝え下さい。

(また、日本女性学研究会への入会が必要になります。
ご入会手続きも合わせてよろしくお願いいたします。)

次に、4月末の「投稿原稿締切日」までに、添付ファイルにて、下記アドレスへ原稿をお送りください(②)。
その際の形式・書式は自由です(注や参考文献のつけ方などの『女性学年報』スタイルに変更していただくのは、掲載が決まってからになります)。
ただ、論文本文にもタイトルと名前を入れて下さい。
これだけはよろしくお願いいたします。

それ以外は、投稿者のみなさんの一番書きやすい様式で書いてくださって結構です。
そのあとのコメントの作業も、基本的に投稿者さんの様式を採用して進めています。

投稿後の進め方は、『女性学年報』29号の「『女性学年報』のできるまで」(p.143)と、「女性学年報Q&A」(p.144~48)をお読みください。
今年も、もうすでに数名の方からエントリーをいただいています。


ではでは、編集委員一同、力作をお待ちしております!!



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①投稿申し込み締め切り 2009年3月31日(火)
②投稿原稿締め切り  2009年4月30日(木)

申込先 『女性学年報』30号編集委員会
joseigakunenpo@gmail.com
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