お気楽王の日記

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アブダラと空飛ぶ絨毯-ハウルの動く城2-

2008年10月30日 | 
アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉
ダイアナ・ウィン ジョーンズ,Diana Wynne Jones,西村 醇子
徳間書店

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ラシュプート国の絨毯商人アブダラが魔法の絨毯に乗って
知り合ったのがスルタンの姫君。
二人は恋に落ちたが謎の精霊ジンに姫が連れ去られる。
アブダラは全てを投げ捨てて姫君を追いかける旅に出る。
途中、カブール・アクバの盗賊団に襲われ、絨毯を失うが瓶に入った精霊ジンニーを得る。
ジンニーは一日1回だけ何でも望みを叶えてくれる。
隣国ストランジア人の兵士に出会い、母猫と子猫を拾い、共に旅を続ける。
ジンは空中に浮かぶ城に各国の姫をさらい、閉じ込めているらしい。
インガリー国の王室付き魔法使いハウルが行方不明だったので
もう一人の魔法使い、サリマンを訪ねる。


あとがきに、「ハウルと仲間達のその後の様子がきになっていました。
でもどう考えてもハウルが絨毯の持ち主にふさわしいとは思えませんでした。
そこで主人公はアブダラになったのです。
この本の中にはハウルと火の悪魔のカルシファーもちゃんと登場しています。
でもみなさんにはすぐに見つからないように隠してあります。
どうかみなさんが無事にハウルたちを見つけられますように!」
と作者ジョーンズからメッセージがあります。

物語の前半はよくありがちな欧州人が考えた中東の夢物語なんだけど
後半からはいろいろなことがいろいろ結びついて
何十人もいる出演者達がそれぞれ大活躍をします。
出演者の性格を熟知していれば誰が誰なのかわかるかもしれないけど
私は全部はあてられなかったです。
千一夜物語的でもあり、ハウルの動く城の続きであったりします。

相変わらずソフィーやハウルの言葉遣いが乱暴で
私の中ではこのキャラクターがスタンダードになってしまった。