不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

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2011-12-21 18:07:43 | Tweet Log



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2011-12-20 18:07:43 | Tweet Log



I Tesori Del Principe

2011-12-20 13:30:00 | アート・文化

エリザベス女王の芸術品コレクションは
WINDSOR家の個人所有ではないため
世界でもっとも大きな芸術品のコレクションを
個人で所有するのは
Liechtenstein(リヒテンシュタイン)の
Hans Adam II公。
Forbesの「世界の富裕君主」のランキングでも
7位に位置づけられる彼の資産は
35億ドルを越えるといわれます。

Hans Adam IIの正式名称は
Johannes Adam Ferdinand Alois Josef
Maria Marko d'Aviano Pius von ubd zu Liechtenstein。
一族の歴史は12世紀にまで遡り、
ヨーロッパでも最も古い王家の一つ。
神聖ローマ帝国時代に
オーストリアと現在のチェコ周辺を治め
1806年に神聖ローマ帝国が崩壊すると
リヒテンシュタインを
独立国家として支配するようになります。
オーストリアとスイスの間にある小さな国家で
先祖から受け継いできた芸術遺産は、
彼の時代に700点を追加購入して
その数は1500点を越え、世界最大規模に成長。
1900年代、ナチズムそして共産主義の台頭で
一族は様々な局面を切り抜けてきましたが、
その間に失った芸術品も相当な数に上るといわれます。
Hans Adam IIの父に当たる先代は
一族の抱える莫大な借金を支払うために
レオナルド・ダ・ヴィンチの
「Ritratto di Ginevra de’ Benci
(ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像)」を
1967年にワシントンのナショナルギャラリーに売却し
手放しています。
経済を学んだHans Adam IIが王国の財政建て直しに貢献し
彼自身が700点を追加購入してコレクションを拡大しています。
そのうち、オークションで落札したBadminton Cabinetは
1700年代のフィレンツェの貴石モザイクで飾られた
キャビネットで
調度品としては世界最高落札額といわれる3700万ドル。
先代が手放した作品も徐々に買い戻していますが、
さすがにレオナルドはまだ買い戻せないようで、
ワシントンに残ったまま。

彼のコレクションの10%は
ウィーンにある
リヒテンシュタイン美術館に展示されていますが、
約80%は展示されずに保管庫に眠っており、
残り10%足らずの作品は
Vaduzの一族の邸宅の装飾として
日常的に使われているそうです。
滅多に外部にできることのないコレクションの数々が
ヴァッレ・ダオスタの特別展で展示されています。
なかなか足を運ぶ機会のない土地なのですが、
この展覧会のために行ってみたいなと思うくらい
魅力的な展示です。

展示作品の中にはBrueghel、Van Dick、Cranach、
Rembrant、Giambologna、Canalettoなどの
傑作も含まれています。


I Tesori del Principe
会場:Forte di Bard (Valle d'Aosta)
会期:2011年12月9日から2012年5月31日まで
開館時間:火曜日-金曜日 10:00-18:00
       土曜日・日曜日 10:00-19:00
休館日:月曜日
入場料:9ユーロ


NijinoSato a Syuzenji

2011-12-19 23:37:24 | 旅行記

実家から車で15分くらいの山の上にある
花のテーマパーク「虹の郷」。
両親が花好きなので昔からよく足を運んではいるけど、
久々に訪れました。

帰国翌日から伊勢志摩に行ってしまったので
手薬煉引いて待っていた両親とともに。
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園内はこんなバスやトロッコ電車(?)が走っているので
移動もらくらく。
でももちろん我々は歩くのです(笑)。

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歩いていけば、途中で富士山の見えるスポットもあるしね。
今回の滞在中は
かなり美しい富士山を毎日のように拝ませてもらいました。

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蛇口がね、気になったの。
小鳥の形している蛇口。
水が出るか試したのはもちろんわが母です。
ちゃんと機能しています(笑)。

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微妙に紅葉が始まっていた山の中。
まだちょっと早かったけど、
これくらいのグリーンの混じったグラデーションも好き。

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昔はこういう景色になんとも思わなかったけれど
年を重ねて
この良さがなんとなくわかるような気がしてきました。
端の欄干にかけられた菊の黄色味がアクセント。

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菊華展をやっていたのです。
昨年は沼津の御用邸の菊花展が見たくて
やっぱり両親誘って行ったんだったなぁ。
昔は菊の花なんてと思っていたんだけどね。
人間変われば変わるものです。

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天気のよい日で菊の花も美しく日を受けてました。

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修善寺にある独鈷の湯を菊の花で再現。

昔から地元を愛する気持ちは変わらないけど、
もっとちゃんと色々勉強して
いっぱい発信していけるようになれればいいなと
今回の滞在中に何度も思ったよ。
伊豆にはいいところがたくさんあるのだから。

そういえば志摩の横山展望台で出会った
関西のご夫婦には
どこから来たのかと尋ねられ
伊豆からといったら
「伊豆のほうがいっぱい良い場所あるのに」といわれたっけ。
それぞれに美しいものを残しているのですよね。
日本はまだまだ美しい。

虹の郷のフォトアルバムはこちら


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2011-12-17 18:07:44 | Tweet Log