不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Fichi secchi con Cioccolato bianco

2010-02-22 19:31:29 | Squisito!

疲れているからなのか、花粉症だからなのか
とても眠くやる気に欠ける日々を過ごしています。

そして
とにかくチョコレートが食べたくて仕方ない日々が
2週間ほど続いています。
先週はかなりピークで
摂取量過多なのではないかと心配したくらいです。

バレンタインデーに多いに出回る
日本の高級チョコレートを食べたいと思いませんが
すごくジャンキーなコンビニチョコレートが食べたいかも。

イタリアでは職人さんが丹精込めて作っている
おいしいチョコレートはがいっぱいあります。
そういうものを買いにいく気力もなかったので
近場のスーパーで済ませてたりしましたが。

2月の初めにサンタ・クローチェ教会広場で開催された
チョコレート祭り。
今年はこっそり2回も行ったのですが、
結局流し見しただけ。
去年まではそれぞれのスタンドが個別テントだったので
雨が降るとすごく面倒くさい状況になってましたが、
今年は広場全体を覆う大きなテントの中に
各スタンドが並んでいたので
雨降りでも楽しめてそれは一歩前進だなぁと感心しましたが
年々出展するお店の質が落ちているのは否めません。

今年もなんか似たようなお店が多くて
それで買う気が失せたのはありますが。
中に数件めっちゃおいしいチョコレート屋さんもあるので、
そういうのを探し出す楽しみはありますけどね。

で、最後に帰り道にお腹空くから買っておこうと思って
購入したのは
「ドライイチジクのホワイトチョコレートがけ」。

芸がないこのチョコレート
量り売りで100グラム、5つ入って4,50ユーロでした。

日本でこういうタイトルのチョコレートだったら
いろいろ工夫がされているわけです。
食べやすい大きさにサイズが揃えてあるとか
チョコレートコーティングにも
一味きかせてますみたいな工夫とかね。

イタリアの、こういう素朴なチョコレートは
実は素朴じゃなくて粗雑です。
手間隙かかってない!!

ドライイチジクですが
ヘタ取ろうよ!!!
その一手間で絶対食べやすくなるのに。
ヘタついたままです。
なのでそのまま食べると硬いものが口の中に残ります(笑)。
暗い帰り道でつかんで食べたら
ヘタまで食べちゃってなんか嫌な気分になりました。

そしてホワイトチョコレートも
イチジクとハーモニーがなってないので
噛り付くとホワイトチョコレートだけぽろぽろしちゃって
気づくとホワイトチョコとドライイチジク
別々に食べていることになったりします。

まったく。
どうしたもんかなぁ。
素材はおいしいので、あと一手間二手間で
格段に見栄えもよくなるし、食感も向上すると思うのに、
そんなところに努力はしないのがイタリアなのかなぁ。

あ、もちろん
ちゃんと努力してすばらしい商品になっているものは
ちゃんとした職人さんのいるチョコレート屋さんで買えます。

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↑ ヘタつきドライイチジクとホワイトチョコレート


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