![tonno_chianti01](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0f/97/f5e23859dd524f86a1fcec8d7fef6495_s.jpg)
さて、ぱっとみて、何に見えますか?
「シーチキンのタマネギ和え」。
私もそうだと信じていたんですけど。
先日、友人とつるんで出かけた
キアンティの小さな街Panzanoでお目にかかったもの。
この一皿を出してくれたのは
トスカーナでは相当有名なお肉やさん。
このお肉やについては次のエントリに書く予定ですが
とにかく芸術・文学に傾倒した肉屋で
その日は若い日本人彫刻家の個展を、
なんと、肉屋で開催中だったのです。
オープニングの料理として出されていたのが上記の一皿。
どう見てもツナなのです。
サーブしてくれたおじさんに尋ねてみたんですよ、私も。
曰く。
「たまになぁ、海からさ、
川を上ってくるのがいるんだよ、マグロ。
でな、その辺の湖で、
ごくごくたまぁに釣れるんだよなぁ。」
湖なんてないじゃん、その周辺にと思い
ちょっと突っ込みを入れたい気分にもなったのですが
まぁね、イタリア人は
池や水溜りくらいのモノでも湖と称すので
その辺は考慮にいれるにしても…。
マグロは川を上らないでしょう。サケじゃあるまいし…。
でもおじさんの目を見ていると
マジでいっているとしか思えないし
それに、目の前にあるのは見るからにツナだし
口にした友人は「ツナだよ、これ」といっているし。
うーん、ツナなのか。
そんなわけはないのです。
トスカーナの山の中、
キアンティでマグロが釣れるわけがない!
それにここは肉屋だ。目を覚ませ!
実はね、ブタさんなのでした。
実際にキアンティのツナ
(Tonno di Chianti)と呼ばれるもので
トスカーナ州でもこれを扱える肉屋さんは
数限られているのだそうで
さすがに超有名な肉屋だけあります、
こんなものまで扱っているとは。感服。
あまりに驚いたのと気恥ずかしいのとで
詳しい製法を尋ねずじまいだったのですが
どうもハムの一種らしいのですけどね。
私もそう聞いてから一口試しに食べてみました。
普段お肉を食べない私ですが、
ハムの一種と訊けばまだ食べられる。
見た目はツナだし!
言われてみればブタさんかもしれないけれど
言われなければツナだと思って食べつづけると思う。
そういうお味でした。美味しかったですよ。
ちょっと赤身のところはブタさんっぽく
白身のところはまさにツナです。
きっと高級食材だったんだろうなぁ。
豚なんだ、食べてみたいです。
ちなみに、これ見て今日のお昼はシーチキンパスタにしようと決めました。
そーだよね、高級食材だよね。あのお肉屋さんだもん。・・・もっとがっついて、食べてくればよかった。ww
「これ、絶対に肉類だよね」
と思うことがある。
海の豚とかいて・・・イルカ
イルカとマグロ・・・・
う~~~~ん(悩)
それにしても、『芸術的お肉屋さん』がいるなんて
さすが、イタリアは奥が深いな(?)
おいしそ~、食べてみたい!
偶然?ですが、本日のお昼は久しぶりにパンにプラスして『ツナサラダ』を食べました。(う~んリッチな気分)しかしビックリ。ドレッシングが別売りでした。これって一般常識ですか?明日はお給料日なので、サラダスパ(ツナ入り)にしよっと♪♪♪
と、我が手をじっと見るやなぎーです。
やっぱりツナだよね。見た目は。
シーチキン!
日本人はシーチキン好きだものねぇ。
>あきちゃん
フフフ。私だっておじさんの話信じたもの。
似非でもやっぱり
スローフーダーの知識はすごいな
と思ったよ(爆)。
惑わされない…のね。
もっとがっつくべきだったか、やはり…。
肉より、料理より、
「あいつ」のほうが気になったよね。
>Dora姉さん
マグロも市場では肉に見えますか。
あ、この肉屋、きっと知っているよ、姉さんも。
狂人だけど、良い人だった…。
>kiyominaさん
そうね組み合わせとしては
タマネギだったらツナのほうが。
でもこのブタすっきりしていて
味わいは本当にツナだったのよ!
なかなか食べられないらしい…。
>やなぎーさん
食べてもツナだと信じたかった。
私も豚肉苦手だけど、さらっと食べましたよ。
>ハヤトさん
美味しかったよ。騙されたよ。
ブタさんでもこんなにサッパリ?
とか思っちゃったよ。
でも、
あるラーメン屋の
こってりチャーシューもスキよ。
>謎探偵
食べにおいでぇぇ。
(いや、うちにはないけど…)
あれから、シーチキンパスタがはやってしまって、毎昼のように食べてます。
またこちらの写真を見て、つくづくツナだよねぇ、と思っているしだいで。
では。