不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

La cappella di Gozzoli

2004-10-20 12:38:46 | 日記・エッセイ・コラム
immagine1.jpg
ベノッツォ・ゴッツォリといえば、
代表作の一つとして必ず
このメディチ・リッカルディ宮殿の
礼拝堂の「東方三博士の礼拝の旅」が挙げられます。

先日、ホーン美術館で
期せずにゴッツォリの作品に出会ったり
(というかそれまで
私が気付いていなかっただけか…)
サン・ジミニャーノの教会の主祭壇の装飾を見たりして
なんだ、ゴッツォリって
作品それなりにあるのじゃないか
と思ったりしているところです。
勉強不足です。

メディチ・リッカルディ宮殿の作品には
メディチ家歴代の面々が描かれているので有名。
中心となる白馬の貴公子が
当時12歳になったばかりの
ロレンツォ・イル・マニーフィコだと伝えられています。
こうして若いロレンツォを中心に据えることで
後のメディチ家の繁栄を願う気持ちを
込めているのだといわれます。
この貴公子とは似てもにつかない容貌で
その同じシ-ンの左端のほうにも
ロレンツォらしき人物が描かれています。
彼って本当に鼻が潰れていたのでしょうね…。

immagine14.jpg
メディチ家の紋章。
(というかコジモ・イル・ヴェッキオが好んで使ったシンボル)
SEMPREと刻まれています。
「永久に栄光を」願っているわけですねぇ。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これは確か「東方の3賢者」? ((゜謎゜))
2004-10-20 13:10:57
これは確か「東方の3賢者」?
>謎探偵 (albero4)
2004-10-25 13:39:36
>謎探偵
そうそう。
「東方三博士の礼拝の旅」。
ベノッツォ・ゴッツォリの作品って
あまり数多くないけど、
ここでは満喫できるよね。

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