ベノッツォ・ゴッツォリといえば、
代表作の一つとして必ず
このメディチ・リッカルディ宮殿の
礼拝堂の「東方三博士の礼拝の旅」が挙げられます。
先日、ホーン美術館で
期せずにゴッツォリの作品に出会ったり
(というかそれまで
私が気付いていなかっただけか…)
サン・ジミニャーノの教会の主祭壇の装飾を見たりして
なんだ、ゴッツォリって
作品それなりにあるのじゃないか
と思ったりしているところです。
勉強不足です。
メディチ・リッカルディ宮殿の作品には
メディチ家歴代の面々が描かれているので有名。
中心となる白馬の貴公子が
当時12歳になったばかりの
ロレンツォ・イル・マニーフィコだと伝えられています。
こうして若いロレンツォを中心に据えることで
後のメディチ家の繁栄を願う気持ちを
込めているのだといわれます。
この貴公子とは似てもにつかない容貌で
その同じシ-ンの左端のほうにも
ロレンツォらしき人物が描かれています。
彼って本当に鼻が潰れていたのでしょうね…。
メディチ家の紋章。
(というかコジモ・イル・ヴェッキオが好んで使ったシンボル)
SEMPREと刻まれています。
「永久に栄光を」願っているわけですねぇ。
そうそう。
「東方三博士の礼拝の旅」。
ベノッツォ・ゴッツォリの作品って
あまり数多くないけど、
ここでは満喫できるよね。