不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Festa della donna

2005-03-08 04:08:50 | 日記・エッセイ・コラム
3月8日は「女性の日」。
昨日ふらっと立ち寄ったバールでは
「明日は大事な日だぞ。
レストランの予約して、花束でも用意しろよ。
忘れると怖いぞ。」と
おじさんたちが冗談を言い合ってました。

この時期にはミモザの黄色い花が街中に溢れて
どこに行っても「女性である」というだけで
ミモザの花をひと房もらったりするのですが
花粉症の私には実はありがた迷惑な話。
ところが、今年は先週の強烈な寒さのせいか
あまりミモザが出回っていない気がするのですけど。
気のせいかな?

この「女性の日」の起源が
とある悲劇に由来することは最近では有名。
1908年3月8日の数日前から
ニューヨークの綿工場で働く女性工員が
その労働条件の改善を求めてストライキに突入。
そこまでは「女性の権利運動」としても意義のあることで
きっとストに参加している女性も
意気揚々としていたことでしょう。
しかし、3月8日、
長引くストライキに憤慨した工場主・ジョンソン氏が
工場のすべての扉を封鎖。
そして不運なことに工場内で火事が起こり
129人の女性工員が建物内に閉じ込められたまま焼死。
この事件を契機に毎年3月8日は
国際的に女性の権利のために闘う日になったわけです。

日本ではあまりメジャーでない日ですが
イタリアでは様々な団体がイベントを企画したりして
女性にとって重要な一日とされています。
フェミニストたちがある程度力をもっているので。
私自身はフェミニズムの活動って
賛同できない部分も多々あるのですけど。
まぁ、それはおいとくとして。

しかし昨今ではこの日の本当の意義とは別に
女性が女性同士で出かけたり、
普段とは違った一日を過ごすという意味合いで
待ち望まれている感じ。
なんとなく「女性が男性らしく振舞ってみる日」に
なりつつある気がしないでもないのですけど…。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>kiyominaさん (albero4)
2005-03-12 00:53:54
>kiyominaさん
そうですか、思い出させましたか(笑)。
日本にいたら忘れちゃうか…。
一応国際的なメモリアルデーなんだけど。
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忘れていたようなので思い出させてあげました。 (kiyomina)
2005-03-09 15:43:21
忘れていたようなので思い出させてあげました。
しかしミモザ売ってないな。

Google日本のHPは女性の日バージョンになってたよ。
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>kiyominaさん (albero4)
2005-03-09 14:06:38
>kiyominaさん
結局、旦那様はお忘れでしたか??
日本でミモザの花って、
あんまり見たことないけど
それは私が知らないだけかな?

>菜葉木策 さん
そうなんです。女性の日。
私はあまり大切にされませんでした(爆)。
起源は悲劇。
その辺は忘れずにいたいですね。
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 こんばんは。 (菜葉木策)
2005-03-08 10:23:36
 こんばんは。
「女性の日」ですか。
日本では、なじみがないですね。
129人もの女性が亡くなったんですね。
黙祷。
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もう絶対忘れてると思うわ。 (kiyomina)
2005-03-08 09:29:29
もう絶対忘れてると思うわ。
うちの旦那。

そそ、女性同士でフェスタして男性ストリッパーよんだりするって聞いた。
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