不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Ruralia 2006 in Parco di Pratolino

2006-05-28 23:16:00 | アート・文化

イタリアはおしゃれな芸術の国
と思っている人も多いでしょうけれど
実はまだまだかなりの割合で農業国。

フィレンツェの街中は観光業が花盛りですが
ちょっと郊外に出るとそこには大自然。
そして農業が営まれているわけです。

そんな農業のことをもっとよく知ろう!
という趣旨の元(たぶん)で開催される
Ruraliaという催し物。
フィレンツェの北に広がる
かつてのメディチ家の所有地だった
プラトリーノのデミドフ公園が会場。
フィレンツェ中央駅から25番のバスに乗って約30分。
これだけ離れるだけで、
街の喧騒がうそのような緑の世界。

そこで観たもの。
動物王国!

Pecora
眠っているとしか思えない穏やかさで
むしゃむしゃする羊の群れ。

Chianina01
立派な角を自慢しているふうな牛。

Chianina02
とぼけた顔で一日中ボーっとしている牛。

Chianina03
ちょっとドナドナ感の否めないキアーナ牛。

Chianina04
仔牛をかばいながらも
ひたすらむしゃむしゃする母牛。

Asino
子供の執拗さに根負けしそうなロバの子。


そして極めつけの可愛さ。

Cinta_senese
眠るチンタ・セネーゼの子豚。
9匹生まれた子豚のうち
6匹がオオカミの犠牲になったという
張り紙が付いていて
フィレンツェ近郊にオオカミがいることにも
かなりの衝撃を受けた私。
まぁいてもおかしくはないけど。

Cinta_senese_allatta
必死でチチを探してのむ子豚の愛くるしいこと!

胸の部分の薄いピンク色の帯。
これが名前の由来となっているチンタ・セネーゼ。
大きくなったら
やっぱり食べられちゃうんだよねぇ…。

こうして愛くるしいばかりの家畜の数々を見た後に
狩の技なんかも見せられて
なんとも複雑な思いにかられる催し物。

Aceri
エキシビションとしての狩の技の数々は
結構見入ってしまうほど面白かったです。

まぁ、農業とか人類の営みとか
あまり深く考えず
天気のいい日曜日、
家族で遊びに来たという雰囲気が満ち溢れる公園内。

巨大なアッペンニーノも
思わず微笑みそうな家族のピクニック風景。

Demidoff

関係なく凧揚げしてみたり。

Aquilone

のどかな日曜日。
一人でふらふら出かけていっている私が
ちょっと寂しかったり。
気ままな一人暮らしを満喫中。

広い公園内、アップダウンを歩き回って
一日中日にあたっていたせいもあって
クタクタの日曜日。

logo_albero4 banner_01


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
根負けしそうなロバの子がかわいい~ (cipciap)
2006-05-29 07:48:39
根負けしそうなロバの子がかわいい~
>cipciapさん (albero4)
2006-05-29 15:55:29
>cipciapさん
でしょでしょ。
「もう勘弁してくださいよぉ」って
いいそうな顔だったんだよ。
逃げ込んじゃってさ荷車の下まで。
可愛い。

コメントを投稿