不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

FANCL BROWN RICE MEALS

2019-10-16 23:57:00 | 日記
黒柳さんのご指名を受け吉川さんが
2人きりの朗読劇に挑むラヴ・レターズのために東京へ。

ちょっと早めに東京に向かい
銀座で銀行に行ったり、
来年の手帳を物色したり、
銀座NAGANOで長野の特産品を買って
地味に被災地支援したり
鳩居堂でクリスマスカードをいくつか買ったり。

ランチは先月末にオープンして気になっていたので、
FANCL BROWN RICE MEALSへ。




ファンケル旗艦店「ファンケル銀座スクエア」の地下一階にできた
玄米メニューを中心にした創作イタリアン。




ファンケルの自社商品である発芽玄米を使ったメニュー。



パスタやパンも玄米粉を使っていて
すべてのメニューがグルテンフリー。

限定20食の秋田県産三梨牛のローストビーフがオススメなんだろうけれど、
お肉食べられないので
パスタかリゾットかオープンサンドか。
食べられないものを消去していったら
迷うこともなくリゾットしか残らない。
トマトも嫌いだけど。

ランチプレートには
サラダとスープとつきだしの小鉢がついてくる。
豆乳を使ったソイホイップをサラダにかけていただく。





発芽玄米を味わうにはリゾットで良かったかも。






きっちりアルデンテで、
シメジとヒラタケの食感があって
バジリコがよく効いて
トマトがトマトらしくて。
トマトリゾットにも先のソイホイップをかけていただくと
トマトの酸味がまろやかになって
ぐっと美味しくなる。
おすすめ。

ランチプレートとは別に
ティラミスとダージリンを頼んでみた。



ううん?
まずくはない。
でもちょっと違う。
スポンジもきっと玄米粉で焼いているから、もちもちしてた。
マスカルポーネクリームが思っているよりもパサパサしてたからかな。
なんかしっくりこなかった。

店内には滝が流れていて、
照明もおしゃれ。
カウンター席もテーブル席もこじんまりしてて居心地いい空間。




そんなに混んでいるわけでもないので
軽く健康的にランチしたいときにはおすすめ。

次回はビル上階の製品体験フロアや
医療測定フロアにも遊びに行ってみよう。





ラヴ・レターズ

2019-10-16 23:10:00 | 日記
EXシアター六本木で
黒柳さんと吉川さんの
2人の朗読劇「ラヴ・レターズ」。



ライブともドラマとも違う。
また新しい「吉川晃司」を堪能。
ご指名くださった黒柳さんに感謝。

さすがにあの光の中で台本読むのはつらいのか
吉川さんが珍しくメガネ姿だったのも
なんかこう静かな時間の流れの演出みたいで個人的には良かった。

休憩挟んで前後半でちゃんと年齢設定を考慮したお色直しも。
黒柳さんは前半フリフリの可愛い衣装
後半は少し色味を抑えたドレス。
吉川さんはラフなヘアに
安定の黒シャツ&パンツ。
後半はそこにジャケットをプラスして
役柄に合う落ち着きを出した感じ。

一つの壮大な愛の物語を
手紙を通して描く作品。
声だけで演じるのは難しいだろうけれど
おふたりともきちんと役を演じ切っていて
不思議なくらい一つ一つのシーンがイメージできる。

実は開演直前は睡魔に襲われて
静かな舞台で眠りに落ちるかもと思っていたのだけれど、
とんでもない。
開演した瞬間から
ぐんぐん引き込まれて
2人の繰り広げる世界から目を離せなくなった。

吉川さんはけっこう
黒柳さんもちょびちょび
セリフを噛んだりしていたけれど
それもいい味になっていたし、
ときおりやさしい笑いをさそうお茶目さもあり。

いろんな2人の組み合わせで演じられているラヴ・レターズだけれど
吉川さんのお相手が黒柳さんでよかったな。





カーテンコールは
吉川さんが戸惑うくらい
黒柳さんが何度も拍手に応えてくれて
手を振り、投げキッスを贈る黒柳さんがとても可愛くて、
そんな黒柳さんを
壊れそうな大切なものを守るように
手を取り支える吉川さんがとてもやさしくて。
とってもすてきな朗読劇でした。





このお話の最後は
ある意味想像したとおりの結末。
それはそれですっきり。

一方、夏の間じゅう持ち歩いて
何度も戻っては確認しながら読み進めてきたこちら。


Avrò cura di te
Massimo Gramellini
Chiara Gamberale

自分の裏切りが原因で離婚危機の彼女が
終わりゆく愛に苦悩する日々の中で、
ふとしたきっかけで自分の守護天使と
手紙のやり取りを始めるお話。

Tutto è perfetto e giusto.
自分の弱さも相手の苦しみも
すべてには意味があり
すべてがシグナルだと伝え続ける守護天使との対話を通して
彼女が本当の意味での
「自由」な生き方に気づいて
新しい一歩を踏み出して
人生の歯車が回りだす。

ラヴ・レターズと違って
最後の最後に伏線が繋がって
予想外の展開で終わり。

たまたま同じ時期に
この二つの作品に出逢えたのは奇跡だったな。