放送大学公開講演会 生活習慣病の予防（2017.12）

12月10日（日）

放送大学公開講演会を聞いてきました。

演題：生活習慣病の予防

講師：黒沢　洋一氏（鳥取大学医学部教授）




（…今回も、講演会の主旨に関係なく記憶に残ったことです）

たとえば、ＴＶや雑誌を見ているとこんなことに出くわします。
本当だろうか。


喫煙者が肺がんになる罹患率は、たばこを吸わない人に比べて、14倍高い。
（喫煙者のそばで煙を吸う（受動喫煙）も同じこと）

●たばこを吸っている人は吸わない人に比べて3.5～5.3倍、
毎日3合以上飲酒する人は、飲まない人に比べて6.4倍、
食道がんで死亡するリスクが高くなる。

●コーヒーを毎日１杯以上飲む人は、
全く飲まない人に比べて肝臓ガンになる危険性が低い。

●コーヒーを飲む量が多いほど糖尿病に罹る危険が減少する。
（ただし、カフェインが含まれているため、飲み過ぎには注意しましょう）

●虚血性心疾患の発生を低くするには、やや太りぎみが良い。

●朝食・果物・野菜を取ること、スポーツの参加時間が多いこと、
睡眠時間を6～8時間とること、などは、認知症の発症を遅らせる、防ぐにも効果があるようです。



これらのことは、コホート研究（長期大規模集団を用いた研究）の成果だそうです。

これでTV・雑誌の報道に納得。
勝手に言われていることではないのです。

でも、その一部分だけ取り上げて扱っていることが多いように思います。


ご覧いただきありがとうございます。