日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

パリの思い出ー公園

2007年11月25日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
冬のパリはとっても寒いんだっけ?

そう、地球温暖化でもやはりパリの冬は寒いわけで、
そんなパリへ子連れで行くにあたって、
ひとつとってもイターイことがある。

公園へ行く楽しみは、はかなく散ってしまう・・・・のだ・・・。

4年前、娘が小学校1年とき、
とーても予算の限られた貧乏旅行をした。
泊まったのはパリ7区にある、歩くと床がきしむような
2つ星のホテルで、「苦労も案外楽しいモノだ」
(そうとでも言わなくっちゃ!・・・・・)
という旅だった。

建て付けが悪いのか、ホテルの部屋のドアが
鍵を使ってもなかなか開かない。
娘がドアを押し、私が鍵を回す、
それでもダメだと今度は私がドアを押し(つまり建て付けが
悪い部分を無理やり合わせる)
娘が鍵を回す。
それでもダメだと、今度は娘がドアを引きながら器用にも
鍵を回して・・・・。押してもダメなら、引いてみな、と
ばかりの機転をきかせてみせる。
それでも開かないのか、とがっがりする娘に代わり、
今度は母がむやみやたらに鍵をガチャガチャさせる、
もうそこには理性はない。

と、まあ、そんな風に苦労して開いたときの
喜びはいいようもなく・・・。
ホントに疲れた。
期せずもこの共同作業を通して、
親子の絆は深まるばかり、だったけれど。

さらに・・・、
その時、まだ6歳だった娘は
毎晩鼻血を出し、3日目くらいにはとうとう熱を出した。
娘が海外旅行で熱を出すのはその時で3回目だった。
ようは私自身はそんな状況に慣れていて、
うろたえはしないものの、多少の不安を胸に
カード会社(アメックス)に連絡をとった。
状況を説明し、病院の情報を聞こうと思ったのだ。

親切にもアメックスの人は
ホテルのフロントに電話をしてくれ、
部屋まで往診してくれるお医者さんの手配を依頼してくれた。

幸いなことに現れたのは、
英語の通じるお医者さまで、
持っていた電子辞書で引きながら、会話をした。
いや、辞書で引いてそれを読んでもらった。
熱があるのに、
「お風呂に入っていいよ」と言われ、仰天!
さすがにそれはできなかったが。

ちなみに保険で治療代が戻ってくるように、
診断書を書いてもらうのは忘れなかった。

ただ、この話には恐い続きがある。
お医者さまが処方箋を書いて下さったので、
それを持って、薬局に行って薬を購入した。

ところが、買ったもののその薬の説明書を読めない。
フランス語だから、想像すらできない。
つまり、どうやって飲むものかがはっきり分からなかった。
目盛りの付いた容器に白い粉が
4分の1くらいのところまで入っていて、
訳が分からない。
分からないなりに、とにかく飲ませなくては、
と白い粉をそのままなめさせた。

ところが、あとで友人に説明書を読んでもらったところ、
水で溶かして飲ませるものだったのだ。
なるほど、それで容器に目盛りがついていたのかあ。
ああ、容器のわりには粉(薬)の量が少ないわけだあ。
と・・・、自分のおっちょこちょいぶりには
心底青ざめた。

まあ、そんな有り様でも、案の状?(子供の風邪の特徴)、
娘はすぐ回復くれた。
ありがとう、胃が丈夫だったんだね。
その時のパリ旅行では引き続き、
ひたすら公園巡りをした。
公園はタダ、だからね。

経験からいって、子供にお勧めなのは
「アンドレ・シトロエン公園」だろう。
気球に乗れるし、噴水では水着持参ならかなり楽しい。

「ベルシー公園」は近くのショッピングセンター(モール?)に
砂場が設置してあって、子連れにはホントウにありがたかった。

「ビュット・ショーモン公園」は私のお気に入りで、
娘もスプリンクラーの下をくぐったり、とはしゃいでいた。

ただ、それらは夏だから楽しいのであって、
どんなにお気に入りでも、
冬は寒すぎてあまり行く気がしない。

今回は唯一、
ホテルの近くにある「モンソー公園」には、
ぜひ、行ってみようかと思う。
初めて行くのでどんな公園かは分からないが、
入り口に「セルニュスキ美術館」と
「ニッシム・ド・カモンド美術館」があるという。
目の保養がてらの散歩にうってつけだ。

さてこれで、パリで足を運んでない公園は
モンスリ公園だけとなる。
公園のことなら私にきいて!状態だ。
ああ、貧乏旅行だった故の、
「公園めぐり自慢」をしてしまいました。

そうそう、有名なリュクサンブール公園や
ブルゴーニュの森近くの公園にはたしか・・・、
ロバがいて、子供が楽しげだったのを思い出します。

ところで、娘はとことん公園めぐりをした
いかにも貧乏なこの時の旅行が
翌翌年のハワイ旅行より楽しかった!
と言っている。

子供というのは、計り知れない!
貧乏旅行はむしろ楽しい?

コメント
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