シリウスの環

時事問題を弄るblogと化してしまいましたw
初めの主旨から大変革・・・。

中台合弁の巨大デパートで紛争 三越も参加 北京

2007-09-04 21:09:21 | ニュース
中台合弁の巨大デパートで紛争 三越も参加 北京(朝日新聞) - goo ニュース
台湾の百貨店「新光三越」と中国の流通大手「北京華聯」が合弁で4月に北京にオープンした百貨店「新光天地」で経営権をめぐる確執が深まり、中国側は先週、台湾側の幹部全員を解雇した。新光三越は日本の三越が45%出資する台湾最大の百貨店チェーン。「中国最大の百貨店」として華々しく開業した直後の騒動に驚きが広がっている。

***以上一部引用***

>民間の「中国投資被害者協会」の高為邦理事長は「外から資本を引き込み、経営が軌道に乗ると偽の罪名を着せて追い出すのは中国ビジネス被害の典型だ」と批判する。

これって以前から言われていた事で,前例も多数あります。
よく経済界は中国市場の魅力を語りますが,中国への投資,技術支援はリスクが高いです。
これは昨今の商品への鉛混入,偽薬,農薬付けの農産物・・・上げるとキリがありません。
海外の安い労働力を見込んで外資が工場を建設しても,モラルの低さから品質が期待通りでなかったり,技術やノウハウだけをパクられるというケースもあります。
もちろん全てがそうだとはいいませんけど・・・。

海外への投資は国内への投資以上に注意をしないと,金や技術,ノウハウだけを取られてお払い箱なんて事になりかねません。
目先のコストだけを考えるだけでなく,投資先の政情や国民性を十分に把握した上で投資を行う必要があるのではないでしょうか。
最近はこれらリスクを考えて中国への投資を東南アジアへ変更する企業も出ているようです。
いくら安価で商品を提供できても基準値以上の危険物質が検出され全品回収なんて事になったら,1銭の利益にもなりませんからね。

中国だけではありませんが、経営者や投資家は十分リスクを検討した上で投資を行う必要があると改めて認識させられる記事でした。

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