波紋広がる首相の選挙制度見直し発言、閣内に“温度差”も

波紋広がる首相の選挙制度見直し発言、閣内に“温度差”も(読売新聞) - goo ニュース
首相は１９日の参院予算委員会で、「 完璧 ( かんぺき ) な選挙制度は世界中ないので、色々問題が出てきたのであれば、国会や選挙制度の在り方が幅広く議論されてしかるべきだ」と述べ、選挙制度の見直しに改めて意欲を示した。

　同日の自民党役員会では小泉元首相が提唱した一院制導入に関しては、「憲法改正（を必要とする）事項で、すぐに出来るわけではない」と否定したが、「さまざまな行政改革を推進しているが、国会も改革すべきだ」と強調。持論の消費税率引き上げに国民の理解を得るためにも、国会議員の定数や歳費の削減が必要だとの考えをにじませた。
これを受け、細田幹事長は役員会後の記者会見で、選挙制度調査会や党改革実行本部などで議論を始めると明言したが、「次の衆院選で定数を減らしたら大混乱する」と指摘した。河村官房長官も１９日の記者会見で、次期衆院選での自民党の政権公約への盛り込みを否定するなど、首相との温度差が露呈している。

＊＊＊一部引用＊＊＊

国会議員の定数や歳費の削減の前に政治家や官僚のコスト意識の改革が最優先でしょうね。
更に予算を年度内に消化しないと次年度の予算が削られるという馬鹿げた予算の計上方法など・・・改革を必要としている分野は数知れません。

いつも思うのですが、国会に関する法規を国会議員が定めることに問題があると思います。
今回の件を見ても、定数削減や選挙制度の改革を首相がぶち上げても党内を始めとした国会議員に潰されそうです。
選挙に勝つことを至上命題にしている国会議員が、自らの政治生命を絶つような事をするとは到底思えません。
以前、国会議員の年金制度が優遇されすぎているとして問題になったことがありましたが、アレって何らかの是正はされたでしょうか？
私の記憶ではなかったような・・・。

それにしても、自民党総裁選で自民党員自らが選出した総裁の意向を批判・無視するのはどうなんでしょうね。
何のための総裁選だったのか疑問を感じます。

選挙の顔として選んだのは自明の理ですけどね・・・。